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さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 6 (2026.1~)   作者: 四季


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二人の絆は確かなものだと信じてきたのですが……こんなことになるなんて、悲しいです。

 幼い頃に知り合って。

 毎日のように遊んで。

 何の穢れもない真っ直ぐな瞳で見つめ合い、話したいことは何でも隠さず話して、楽しいことや気になることには躊躇わず挑戦してみて。


 そうやって生きてきた私たちは、半年ほど前に婚約したのだけれど……終わりは突然やって来た。


 貴方は平然と言ったわね。

 この関係は終わりにしよう、と。


 ……本当は気づいていたの。


 貴方に好きな人ができたこと。

 貴方が見つめていたいのは私ではないこと。


 でも、気づかないふりをして、今日まで歩いてきた。


 たとえ貴方が別の女性を見つめていても。私たちには私たちの絆があるから。大丈夫、この関係は壊れない。そんな風に信じてきた。きっと上手くいく、なんだかんだ関係は続いていくはず。何があっても迷わず、貴方だけを真っ直ぐ見つめて、信じ続けてきた。


 けれど、それでも、終わりは訪れてしまった。


 長い年月をかけて積み上げてきたものは無意味だったの……?


 今はそんな風に思ってしまって少し悲しい。


 けれども、貴方が終わりを望むのならば、私が何を言ったとしてもきっと無意味なのでしょう。


 もうすべて終わったのね。


 楽しかったあの日々は……どう足掻こうとも取り戻せない。



◆終わり◆

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