表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 6 (2026.1~)   作者: 四季


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

288/393

背の高い婚約者に婚約破棄されましたが、結果的にはラッキーでした! ~彼の結末は自業自得としか言えません~

「君との婚約は破棄とするヨ」


 婚約者である彼インベテールは背が高い。

 それゆえ女性からの人気は高い。

 背が高く人気も高い、なんて言ったら、ある種のギャグのようで少し寒いかもしれないけれど……だがそれは完全なる事実である。


「理由を説明するヨ。まず、君があまりお酒を飲まない人であること。そして、奉仕の精神を持って接してくれないこと。それから、僕が他の女性と一緒に過ごしていると表情が僅かに硬くなること。さらに、髪色が僕の理想のものよりほんの少しだけ黒でなく茶色に近いこと。……多分探せば他にもたくさんあるけど、取り敢えず、こんな感じカナ」


 インベテールは私を愛さなかった。


「じゃ、そういうことだからネ。ばいばい。さようなら、永久に」



 ◆



 婚約破棄を告げてきた数週間後、インベテールはこの世を去った。


 その日彼は親しくしていた女性と会っていたらしい。

 しかし途中で喧嘩になって。

 揉み合いになった際に転倒し百段ある階段から転がり落ちて落命してしまったそうだ。


 だがその原因を作ったのは彼の方だそう。


 インベテールが女性を侮辱するようなジョークを連発し、それによって怒った女性が攻撃的な態度に出たために、激しい喧嘩に発展しまった――ということだったようだ。


 ならば、正直、自業自得というものだろう。


 何もしていないのに攻撃され命を落としたなら可哀想だけれど、自らが原因を作ったのであれば、完全なる被害者とは言えないし何ならむしろ逆で加害者に近いくらいだ。



 ◆



 あの婚約破棄の後、病院の受付の仕事を始めた私は、職場で知り合った青年と結婚した。

 彼は人格者だ。それゆえ夫婦となれて良かったと純粋に思えている。彼と出会えて良かった、と、今は毎日のように思っている。そして、彼となら幸せに暮らしていけるだろうと、そう信じることができている。



◆終わり◆

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ