表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 6 (2026.1~)   作者: 四季


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

229/232

手作りしたクッキーをのんびり食べていただけだったのですが……。~人生とは何が起こるやら分からないものですね~

 その日、手作りしたクッキーを自宅でのんびり食べていたのだが、突然やって来た婚約者ルイールはそれを見て「うわっ、何その乙女アピール。キツっ」と失礼な発言をしてきた。


「おいおい、それって、手作りアピール?」

「いえ……ただ食べていただけですけど」

「うっわー。いるよな、そういう女の子アピールしてくるやつ。そういうのキッツいわ」


 何やら勘違いされてしまったようで。


「あー、無理。じゃ、婚約は破棄な。今決めたからこの決定は絶対」


 関係の終わりを宣言されてしまう。


「突然過ぎません……?」

「仕方ないだろ今決めたんだから。急なのは当たり前だろ。ごちゃごちゃ言うなよな、いちいち」

「婚約破棄という大きな決定をそんなさくっとするのですか?」

「うるせーよ! 好きにさせろよそのくらい! 俺が決めたことは絶対なんだよ!」


 今の彼には話し合おうという心は欠片ほどもないようで。


「なんにしても! もうお前は要らねぇんだよ! じゃあな!」


 彼はそのまま一方的に私を切り捨てたのだった。


 ――そんなルイールは翌日命を落とした。


 行きつけの喫茶店で紅茶を飲んでいたところ、隣の席に座ってきた酔っ払いと思われる男にいちゃもんをつけられ、それに強く言い返したために掴み合いの喧嘩に発展してしまったらしくて。激しく争っていたその中でテーブルの角で頭を打ち意識を消失。その後病院に搬送されるも意識は戻らないままこの世を去ったそうだ。


 その後私はお菓子屋さんを立ち上げ、大成功した。


 美味しいものを作り、美味しいものを食べる。

 それはとても幸せなこと。

 この胸に宿るシンプルな思いを世の中に広めていく活動はとても楽しい。


 あの時、彼には否定されたけれど、そんなことはもうどうでもいい。


 私は私が信じる道を進む。



◆終わり◆

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ