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さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 6 (2026.1~)   作者: 四季


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197/212

婚約破棄されましたが、趣味を仕事にして成功しました!~今は充実した日々の中にあります~

「おはよう」

「あ、おはようございます」


 その日もなんてことのない平凡な日――のはずだった、なのに。


「君との婚約だけど、破棄することにしたから」


 急にそんなことを告げられて。


「え……」

「君と生涯を共にする気はない」

「またどうして」

「そのままの意味だよ。君とは生きてはいかない。僕はもっと魅力的な女性と結婚したいんだ」


 婚約者である彼アイラウンは冷ややかな声で言ってくる。


「じゃあね、さようなら」


 こうして私たちの関係は切れてしまったのだった。



 ◆



 婚約破棄後、元々趣味だったアクセサリー作りで成功した私は、手作りアクセサリーの有名店を営む女性として有名人になった。


「こんにちはぁ。頼んでいたもの、出来ましたかぁ? 急に来てしまってすみませぇん」

「いえいえ、大丈夫ですよ」

「ごめんなさいねぇ」

「注文の品、完成しています」

「本当ですかぁ!? やったぁー! そういうことなら、もしかしてもしかして、今日持って帰ることも!?」

「できます」

「わぁーっい! 嬉しいですぅ。やったやったぁやったたたたぁ!」


 店主としての日々は忙しくも充実感に満ちたもの。

 だから私はこれからもこの道を歩んでゆくつもりでいる。


「失礼しますわね」

「いらっしゃいませ、ご予約ありがとうございました」

「少し……緊張しますけれど、その……どのようにすれば良いものかしら? いまいち分かっておらず申し訳ございません」

「楽にしていただいて大丈夫ですよ」

「ありがとうございます……! お気遣いが嬉しいですわ、感謝いたします」


 自分の人生は自分で切り拓く。


 それだけの覚悟が今はある。


 もう迷うことはしない。


「ではこちらの紙を埋めていただいても?」

「はい……!」

「ありがとうございます、では、お願いします」


 ちなみにアイラウンはというと。結婚相手探しに難航する日々の中で、気晴らしに散歩していたところ、不運にも馬車にぶつかられるという事故に巻き込まれてしまったそうで。それによって命を落とすこととなる。彼はあっさりとこの世を去ることとなってしまったようだ。



◆終わり◆

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