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さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 6 (2026.1~)   作者: 四季


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数えてみようかな

詩のような作品です。

いち に さん って


数えてみようかな


楽しいこと

嬉しいこと

これからきっとたくさんあるから


雨降りの日も

嵐が来そうでも

幸せだったことを忘れてしまわないように

ひとつひとつの思い出を

大切に刻み付けていきたい


曇り空の下では見えない景色も


記憶の中には残っているはず


いち に さん って


数えてみようかな


楽しかったこと

嬉しかったこと

これまでにもたくさんあったから


ふとした瞬間に

日射しは遮られ

何も見えなくなってしまったら

救い求めることすら難しくて

どうしようもない

そんな心になったら

もうどこへも行けない

もう何にもなれない

そんな風に思ってしまうものだけれど


それでもね

確かにあったことを忘れたくないよ

事実は事実で

それぞれが大切な思い出だから

悲しみの海を泳いでいても

笑顔でいた日を消し去りたくない

絶望の水を呑む夜も

笑顔でいられたこと忘れたくない


塗り潰さないで……


いち に さん って


数えてみようかな


楽しいこと

嬉しいこと

これからきっとたくさんあるから


はじまりの日を思い出してみよう


あの時の足取り

あの時の心を


はじまりは日射しと共に


いち に さん って


数えてみようかな


そうすることが難しい時も

なかなか上手く笑えない時も


確かなことは忘れたくない


いち に さん って


数えてみようかな


楽しいこと

嬉しいこと

これからきっとたくさんあるから……


数えてみようかな!

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