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さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 6 (2026.1~)   作者: 四季


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191/212

自室に勝手に入ってこられたうえ、婚約破棄を宣言されてしまいました。~楽しい日々へ進みたい~

 朝、目を覚ますと、室内に婚約者アバンダンジオが立っていた。


「やあ」


 彼は何事もなかったかのようにそんな風に声をかけてくる。


 なぜ勝手に入ってきているの? と疑問に思いつつも、冷静さを保つよう心がけて「あ、アバンダンジオさん。おはようございます」と返した。


「伝えたいことがあって来たんだ」

「そうだったのですね」

「ああ。実は……君との婚約なのだけれど、破棄することにしたんだ」


 穴を大きくしたり小さくしたり、鼻を動かしながら、アバンダンジオはさらりと告げてきた。


「本気なのですか?」

「もちろんだよ」

「何か理由が?」

「理由はあるよ。何か教えてあげよう。婚約破棄を決めた理由は……君と一緒にいることに飽きたから、それだけだよ」


 こうして私たちの関係は呆気なく壊れてしまったのだった。



 ◆



 婚約破棄後、アバンダンジオは、私ではない別の女性と結婚したそう。


 しかしその生活は上手くいかず。

 あっという間に終わりを迎えることとなってしまう。


 というのも、アバンダンジオが女性を想うほど女性はアバンダンジオを想っていなかったようで――結婚後間もなく女性が不倫を繰り返すようになり――それによって離婚となる。


 ただ、彼がその時に負った心の傷は深く重いものだったようで。


 やがて心を病み、その果てで、自ら命を投げ捨てることを選んでしまったそうだ。


 一方私はというと。

 二つ年下の郵便配達を仕事としている青年と結婚した。


 フレッシュさに満ちた彼と過ごす時間は何よりも愛おしいもの。


 太陽のような彼と一緒なら何だってできる気がする。



◆終わり◆

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