メレイカ=ラゼル (研究所分室所属助手)
メレイカ=ラゼルは、
根っからの研究者である。
普段は、主にダストの助手をしているが
自分の研究も行っている。
研究対象は、国。
自分が調査した国の資料を、
1日1回は読むほど…
国というのは面白くてたまらない。
他の国の特徴について、あげてみよう。
隣国のタリア王国は、隣国スカル王国と戦争中である。
どちらも勢力は同じぐらいなので、なかなか決着はついていない状態。
ガライ王国は、エメラルダと同じく、戦争を好まない中立国である。
スカル王国の先に位置しており、龍を司る国と呼ばれている。
龍を見に行ってみたいけど、エメラルダからだと二月はかかるだろう。。
遠い国なので、なかなか情報が入らないのが残念だ。
その分、自国のほうが調べやすいし、興味深いことが多い。
私が調べていることは、研究報告書として発表していない。
なぜなら、この国でおそらく表にだしてはならない
歴史であるからだ。
『 研究対象国;エメラルダ王国 ①
エメラルダ王国は
原始の妖精エリザベートと契約し、
この国の民しか使用できない
魔法を手に入れた。
当時、エメラルダ王国に住んでいた人々しか
魔法が使えないとされている。
今も魔法が使えるのは、
昔から住んでいる人の血族ということだ。
魔法の力をみた他国の人間は
その力を自分の物にしようとした。
つまり、エメラルダの国民をさらって
他国でも魔法が使用できるか試した。
結果、ひどい苦痛を伴うが、
他国でも魔法を使用することができた。
それゆえに、エメラルダ王国は
常に他国から狙われるようになった。
他国にさらわれた人は、苦痛を伴う魔法を
使用するように強要されていた。』
「ひどい話だ…このあとの続きもすごい感動しちゃうんだよねぇ…どれどれ…。」
資料を読みながら、1人研究室でつぶやくと、
ちょうどダストが研究室へ顔をだした。
「また、研究資料を読んでいるのかい?もうすぐクリステル様がくるからお茶の用意をお願いできるか?」
私は頷いて、資料をしまおうしたが、
ポプリを教えてくれたクリステル様に
1つプレゼントをあげようかと思いついた。
「ダスト、今度クリステル様に資料を渡すときに、この資料も一緒に渡してもらえるかな?」
「ああ、わかった。」
そう言って、ダストがまとめた資料に
自分の資料の、写を混ぜておいた。
さて、クリステル様は気づいてくれるかな?




