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二日目-10




僕らはその後解散し、各自自宅にと帰った。

自分の家へ戻った瞬間、何とも言えない虚しさと寂しさに包まれる。

やっぱりじゃんけん勝負、勝てていたら…と思えた。

みんながみんな自宅に帰る必要はないし全員で寝ればいいのだろうけど、唯とか年頃の女の子も居る手前そんな事も迂闊に言えなかった。

それに五人は歳が離れすぎているし、仕方のない事かもしれない。


シャワーを浴びた後、部屋に戻ってベッドに寝転がる。

何故だかお湯を浴びた気がしなかった。

静まり返った家。

一人になった僕は今日の事を思い出してしまった。


「そういえば先輩に報告しなきゃならないこと…たくさんあったのに出来なかったな」


とりあえずは明日あのノートに書き留めておけばいいか。

忘れないようにしないとな…とはいえ、あんな出来事忘れるなんて出来っこないだろうけど。


理屈ではありえない奇怪な出来事の連続。

何が原因でなったとか、想像だけではもうこじ付けすら出来ない事ばかり。

一人だけ取り残されたと思っていたら、結構な人がまだ残っていた。

あの人たちが一緒に居てくれるから、僕はまだこうやって正常を保てているんだと思う。

こんな状況で一人ぼっちだったらと考えるだけで悪寒が走る。

明日の予定は特に話もしなかったけれど、やっぱり少しずつでも調べ始めて行かなきゃならないだろう。

このままが続くなんて…やっぱり駄目だ。

こんな…仮初めの安心感で満足なんてしていちゃ…。

父さん母さん…美佳、絶対無事で…いるよね?


僕は家族の身を案じながら、二日目の夜を過ごしていった。

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