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歌謡曲雑感  作者: 前田智
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子供たちを責めないで

昔のコミックソングはたまに思い出す、と言うか、いまだに口にしたりするので注意が必要です。共通認識とは限らないのですよ。ましてや今、「いうじゃな~い」は言いません。残念。

 中学校の時分、嘉門達夫の「ゆけゆけ、川口浩」と同時期に、子供たち、ひいては多くのアニメファンにはデスラー総統として著名だった俳優の伊武雅刀さんが、「子供たちを責めないで」なるレコードをお出しになりました。その頃、スネークマンショウなるプロジェクトに携わっておられたことは知ってましたし、アルバム『急いで口で吸え』や『死ぬのは嫌だ、怖い、戦争反対』なるものが一部で流行っていたことは知っていたのですが、基本、まあイロモノだと静観していたのですが、ある日夜のヒットスタジオに、いかにも真面目そうなおじさん(中学生の熊目線)が出演して、カメラの前で散々大暴れしてぶちかましていったのです。いやあ衝撃的でしたよ。今や真面目な?刑事もので、橋爪功さんの配下で様々な難事件を解決している癖つよの役者さんとして認識されていると思いますが、当時歌手も、スポットで声優もやってらっしゃったんですよ。40ん年前ですから、まあ懐かしいものです。当時前年に引っ越しした友人の転校先の中学校の学祭に、遊びに行く正に前日でして、行きがけにいつものレコード屋でカセットテープを購入し、当時兄からお下がりでふんだくったウオークマンで聞きながら電車で出かけて、そのまま当地のその日出会った友人の転校先の中学校の生徒にプレゼントしてくるという経緯をたどった、割と思い出深い歌ではあります。実質聞いていたのは半日くらい。やぁ、何を浮かれていたのやら。そんな社交的な動物でもあるまいに。渡した相手の顔も名前も覚えちゃいませんよ。その後手紙くらいは出してたけれど、最近疎遠だし、前に一度、警察官になったその友人が東日本大震災後の行方不明者捜索任務に就いているニュースをテレビで見たぐらいですね。あの震災は、時に色々なものを流してしまうモノでありました。記憶だけはしつこく今も離さないのが質の悪いクマの性質です。うん、何と執念深い。

 さて、それと関連がある訳ではないのですが、嘉門達夫「ゆけゆけ、川口浩」も同じ頃の歌です。よくよくググってみたら、1984年の歌ではありませんか。あれ、1年勘違いしてる!中3の時だと思ったのに(4月以降に発売されています)。中学でダブってないからそうなんでしょう。そういえば、レコード買った記憶は無いな。じゃあ、レンタルか?当時の私としては実に意外だ。あれ、でもこれもテープだったかな。シングル系だと他にはとろりんと細川たかし(「正調おそ松音頭」)くらいしか例が無いぞ・・・って、演歌買ってるやん。ジョージ山本とエモやんしか買ってないと思ってたのに。ほんに物覚えの良くないわたしだこと。・・・もとい。この歌の味噌はB面の「あったらコワイセレナーデ」でして、今でも思い出すたび背筋が凍ります。そもそも、「てぃらり~ん、〇なから牛乳」の人ですよ。まるちーずはいぬだし。私のような小市民は何も言えません。色々触れちゃいそうなのであれですが、やはり、「よなかになるとだいどころをはいまわるたわし」が白眉ですね。あと、「つぶつぶいりまむしどりんく」かな。この手のネタは谷村新司さんの本と嘉門達夫さんの影響ですね。谷村さんの「天才秀才バカ」に掲載されていたネタなら、映画のエキストラを(経費削減のため)最後に爆弾で吹っ飛ばすやつとかそういうろくでもないのが多かったなあと。他にも主にエロネタだな。でも。月刊明星の投稿なら、極めつけは「聖書を破って教会に送ると抽選で罰が当たる」と言うヤツですね。オリジナルかどうかは不明ですが、もの凄く衝撃を受けました。自分の倫理観が(自分にゃ関係ない事柄なのに)目隠しになってることを思い知らされたとでも言うのか。自分の狭い了見だけで物は見ない方がいいという例として。でも抑えるべき倫理は当然あることも認識して・・・なんて、熊には人間の都合りょうしきなんて関係ないクマ。でもやり過ぎれば撃たれるクマ。世知辛い世の中クマ。

ついつい熊丸出しの文章になってしまったクマ。物事はよく考えないといけないものです。お金が手に入るから良いのではありません。上手い事使われてポイッかもしれませんよ。

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