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歌謡曲雑感  作者: 前田智
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ランキング番組とは?

記憶違いやド忘れはいつもの事、と思っているとその内足払いをくらいます。気をつけましょう。普段の行いや生活習慣がモノを言います。軽い運動や気晴らしの散歩もいいものですよ。でも、無理をしない範囲で。

私がレコードを買ってもらった、ほぼ50年前当時、歌に興味をもって見はじめた頃に主にテレビでやっていたのは年一のいわゆる「紅白」と、やはり某国営放送の「のど自慢大会」と「欽ちゃんの家族そろって歌合戦」、すべてその時点で老舗と言われる番組でした。本当にモノを知らない子供でしたね。今にして思えば「シャボン玉ホリデー」とかもっと色々あったはずなんですが、意識して見たことなかったですから。あれ、でも天地真理とか新御三家とか中三トリオとか、どうやって知ったんだっけな?記憶がない。あ、でも「スター誕生」見てた記憶はあるな。アイドルの卵の入札するやつ(競り市と言うのは後から知ったけど、それでいいのか?)だったっけ。・・・そこは置いておいて、意識して歌番組を見はじめた頃、やっていたのが「ベスト30歌謡曲」で、この話を書くためにググってやっと記憶が戻ってきたのですが、縦長のパネルが確かバックライトに照らされて光り、曲名と歌手名がアナウンスされていく形式の番組だったはずです。違ってても訂正も出来ませんが、ともかくこの番組で郷ひろみ「地上の恋人」とか八神純子「みずいろの雨」とか知ったはずです。他にも小柳ルミ子「雨」(中島みゆき作詞作曲で、アルバム「おかえりなさい」に本人バージョンが収録されています。)とか、色々と聞きました。ザ・ベストテン以前はそんなものでした。ラジオも聞かなかったし。ちなみにこの番組で、「君よ荒野へ」という歌がランキングされていたことは憶えていて、ずっと、にしきのあきらさんの歌だと思っていたのですが、別の機会にやっぱりググってみたら、当該曲は森進一さんの歌でした。あれれ、凄いかっこいい題名だったので、当時バリバリのアイドルだったスター錦野の歌だと思ってしまってたんですが、森さんの歌で間違いないようです。何て失礼な。

 こほん、で、それと入れ替わるように(放送局は違いますが)「ザ・ベストテン」が始まって、途中からそちらを見はじめて、それからしばらくして始まったのが「ビッグベストテン」、フジ系の番組だったはずです。この番組はとにかく「ザ・ベストテン」を意識しまくっていました。事あるごとに「ザ・ベストテン」ではああだった、こうだった、と連呼していまして、子供ながらこれではなあ、と思ったものでしたが、憶えているのは司会者、の事ではなく、バラクーダ「日本全国酒飲み音頭」がランクインしたこと。まあカラオケではいまだに歌われることはありますが、当時ですらイロモノですよ。面白い歌なんですが。他には「チャカポコチャ」とか「血液ガッタガタ」なんて歌も歌ってらっしゃいました。この番組はすぐに消えてしまったのですが、ほどなくして、日テレ系の「ザ・トップテン」が、今でこそ番組「厨ボウですよ」等で巨匠等と言われた堺正章さんが司会をされてまして、当時グループサウンズとは何かも知らなかった私は、井上順さんもショーケンもかまやつひろしが何者だったかも知りませんでした(ギャートルズの歌くらいと、あ、「我が良き友よ」は知ってたな。)(後には「ゴロワーズの煙草」も知りました。何の事やら。)。いや、マジでお笑いのできる俳優さんだとばかり。「時間ですよ」は見てた気がしますので。まあともかく、「ザ・ベストテン」押しの私としては、またまがい物が始まったか、と思ったものでしたが、さすがは巨匠と言うべきか、割と長く続いて、第一回の第十位だったかで雅夢「悲しくて」がランクインしてたのを見て、まあこれもありか、と思っていました。でも確か、ニューミュージック三大ぶ男として山下達郎と五十嵐浩晃ともう一人というような紹介をしたのはこの番組だったような・・・別番組だったかな?はてさて。

 でも、その内久米宏さん(先日お亡くなりになりました。ご冥福をお祈りします。)のフリー転出に伴い「ザ・ベストテン」も様々な趣向で継続を図ったけれども、結局終了して黒柳さんのみが「徹子の部屋」で長寿番組を主宰なさるのみとなられました。いえ、別の番組も含め皆さんが亡くなられたわけではありませんが、昔の光今何処、と言う感じは否めません。もう現代では、そもそも私も歌などほとんど聞きませんし、聞きたい曲も流れやしない、特に聞かなくていい環境ではあります。でもそれも寂しいというのが本音ではあります。



今はほとんど昔から聴いているものを未練がましく聴いているだけです。新しいものがわからないからといって否定ばかりするのもダメですね。自戒します。

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