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歌謡曲雑感  作者: 前田智
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五木ひろしだよ

五木ひろしさんと言えば、作詞山口洋子、作曲平尾昌晃のコンビがやはり凄いと思います。特に平尾さんの曲はとにかく好みです。もとロカビリーの歌手で大ヒットも放っていたと知ったのはかなりのちの事。だから「カナダからの手紙」はほとんどわかりません。あれもご本人作で、もちろんいい歌なんだけど、聞く者に予備知識がないとどうしようもない例ではあります。いや~他にも時代劇のサントラとか当然通常の歌謡曲とか、今ではもう大好きです。

 歌謡曲を扱っておいて、大事な方を忘れておりました。私がまだ物心もつかない頃(その頃の写真はあったのですが、焼けちゃいました。あ、カラー写真ですよ、記憶では。)に再デビューされた、押しも押されぬ演歌界の大スターです。ザ・ベストテンでは「おまえとふたり」「倖せさがして」「二人の夜明け」と続けざまにヒットを飛ばして常連になっておられましたが、私は当時なら、その次の「港・ひとり唄」が大好きでして、火事で焼けたプレーヤーを、20数年後思わぬ形で入手して、即、近所のオフ系店舗で購入したのがこれでした。出た当時は買ってなかったのですが、その後飲み屋のカラオケなどではよく歌ってましたから、その過程で良さが改めてわかったともうしますか、まあ、年齢相応とでも申しますか、とにかく歌っていて気持ちいい歌です。でも五木さんの持ち歌はいずれも結構難しいのです。特にレコ大とった「夜空」なんかは力が入っているためか、抑揚、節回し、マイクパフォーマンス(何それ?)いずれをとっても難しい歌です。他だとご本人作曲の「契り」なんかも面倒くさいです。だけど、最初に五木さんの歌で心に残ったのは、「夜空」の後、「おまえとふたり」より前の「どこへ帰る」でした。「ど~こ~へ~帰る~」のコーラスのリフレインから始まる歌ですが、多分小学校低学年の頃の歌。恐らく「全員集合」出た時にでも聞いたのだと思いますが、特にコーラス部分を、真似ていたのだと思います。もう私の当時を知るものもいないので、正確にこうだ、とも言えないのですが、2~3年前に始めたオフ系店舗巡りの際見つけて聴いて、はっとしたものです。「蝉時雨」辺りからは通常記憶内にあるんだけど、それ以前の曲は曖昧な部分が多いのです。もちろん「夜空」の記憶は無いですよ。「よこはま・たそがれ」は同時に五木ロボが目に浮かぶのでたぶん別物でしょう。後の記憶の刷り込みです。でも、「惜春」は丸美屋?のとり釜飯のCMに使われていた記憶があります。その前は・・・どうだろう。恐らく聞いていた筈ですが自信をもっては言えないですね。中学時代の早々にベストアルバム買ってるから変に知っている気持ちでいるのかもしれません。その関係で、「人生かくれんぼ」は今でも好きな曲ではあります。

 そんな経緯もあってか、「細雪」とか「長良川艶歌」は新しい歌、というイメージがあります。新しくは無いんですけどね、前世紀の歌だし。というか、もう自分の頭の中にある歌って、そもそも前世紀じゃん。何気取ってるんだか。五木さんと言えば、ご自分でも結構な数の曲を作っていらっしゃいますが、前述の「蝉時雨」をはじめ。様々な方の歌を歌っていらっしゃいます。いや、当時からわかっていたわけでもないのですが、この「蝉時雨」、当時はちょっと変わった曲だとは思っていましたが、作曲、宇崎竜童さんなんですね、作詞は「神田川」の喜多條忠さんだし。そういえば、「港ひとり唄」も喜多條さんだ。後はショーグンの「男達のメロディー」もそうで、驚いた記憶があります。皆さん、芸風の幅が広いですね。

五木さんはもう何年も一線で活躍されてるので、私ごときに何か言える余地はありません。でも帝王かと言われると、サブちゃんへの遠慮もあって、そして私らのイメージ的にもジュリーに行ってしまうのです。でも、どちらも良いのですよ。だって、秀樹も上げてないぐらいだから。ジャニ系では手も足も出ません。好きかと言われても困りますし。マッチくらいかな、ほんの少しでも引っ掛かるのは。(あくまで私見ですってば。)

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