5話 互いのスキル
「‥まぁいいわ、重要なのはレベルを上げずにスキルを手に入れたってところなのだから。それに学校の実習とかで経験値はもらえるんだからレベルも上がるかもしれないしね。」
僕のレベルを聞いた後、たっぷり5秒ほど考え込んでから彼女はそう言った。
てっきり見限られるかと思ったんだがな‥‥
「それで?僕に何をさせたいんだ?スキルもそっちの方が多いし何の得もないだろう?」
「べ、別にいいじゃない。レベルが上がらないって家族にも先生にも怖くて話せないし君はレベルが上がってないのがほぼ確信できてたから話して見ようって思ったの!君もずっと孤独だったんじゃないの?」
「いや、別に家族みんな知ってるし。てかそこまで家族にレベルって気にされるか?」
「気にされるに決まってるでしょ!!レベルがいつまでも上がらないなんて勘当ものよ!
‥私は4歳くらいの時に聴力強化を手に入れたの。4歳でまだレベルの上がらない私をどうするかで話し合っていた両親の話の中身を聞くためにね」
4歳でレベル1って普通の部類じゃね?5歳のときまだレベル1ってこも何人かいたし‥まぁそこはなんか家庭の事情というものがあるのだろう。
「そういえばさ、ミリーの残り2つのスキルって何なの?」
「えーとね、脚力強化と軽量化だよ。それで君のは?」
「あぁ、僕のは身体強化だ」
スキルは本来レベルが上がる毎に1つずつ手にはいるものだそれを僕とミリーはレベルが上がっていない身でありながらそれぞれスキルをもっている。スキルは名前から効果をほとんど推測が出来る。この中でもありがちなのが跳躍力強化だ。
このスキルはジャンプをするときや走る時などに足のバネが強化されるものだ。
一方、ミリーの脚力強化は跳躍力に、加え、蹴りなども強化されたり足自体がとても硬く強くなる効果も兼ね備えているのだ。
でもまぁ、僕の身体強化の方が単体としてはいいだろう、なんせカバー出来る範囲がとてつもなく広いからだ。足、腕はもちろん目、耳、鼻更には臓器も強化されているっぽい。
そんなわけで僕が身体強化に含まれない軽量化なるスキルにとても興味が沸いたとしても仕方がないことだろう。
「身体強化?初めて聞くスキルね
どのくらい強化されるの?」
「詳しくは分からないけど多分他の強化スキルと同じくらいじゃないかな?
それよりもさ!軽量化ってどんなスキルなの?教えて!」
「君、 それが一番食い付きいいわね‥‥まぁいいけど」
聞いたところによると軽量化とは自分又は触れているものを元より一時的に軽く出来るスキルだそうだ、ただ自分以外にかける時は相手が拒否するとかからない、またスキルのことを知らなくてもかからないつまり敵には使えないということだった。
「私は移動の時とかによく使うわ、脚力強化と合わせるとかなり跳べるのよね」
「まぁ、そうなるよね。ところで実習って何時からなのかな?結構、長くいるきがするんだけど‥」
「ん?あー、君っていつまでも呼ぶのは失礼かな?ハルク‥よし!ハルくん!と呼ぼう」
「いや、そこは別にいいけどそれよりも実習の方は‥」
「それは‥うん‥考えてなかった」
なん‥だと、こいつ忘れていただと!まぁ、何時からか聞いてなかった俺も悪いんだが
「‥‥うん!ハルくん!今から向かおう、軽量化使えばきっとまだ間に合う!」
もしかしたら僕は大変な子に目をつけられたかもしれない‥‥




