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10話 守れる力


くっ、結構きついな‥


 今僕はミリーと一緒にビックベアと戦闘中だ、だがここまで大型モンスターが強いとは。

 この世界のモンスターは小型、大型の2種類が存在している。

 小型は基本的にそう強くなく学校に通う僕達のような子どもでもパーティーで倒すことができる。


 一方、大型は個体によって様々で、5~10で倒せるものや、20~30、あるいはそれ以上いないと厳しいものまでいて、過去最大のものでは100人以上でようやく撃退に至ったらしい。

 今、僕達の目の前にいるビックベアは体長3メートルほどで大型としては小さめではあるがそれでも学校の先生が4、5人でパーティーを組んで戦わないと倒すのは厳しいだろう。


 「ミリー!下がれ!」


 僕の声を聞き、すかさず後ろに下がるミリーその合間に僕は背後からビックベアに蹴りを入れ、注意を引こうとするが‥


 「なっ、なんでミリーの方に!」


 ビックベアは蹴りを入れた僕を無視しミリーに突進をしていく、その速度は脚力強化を使い下がるミリーよりも少し速い。

 このままじゃ、ミリーが!

 その時、時が止まった‥


 「一体、なにが?おこって‥」


 『天の悪戯により生み出されたものよ力を求めますか?』


 「あなたは、一体‥」


 僕の目の前には神々しい何か(・・)が存在していた。

 それが何であるのか僕には理解出来ない、ただそれには敵わないということは理解出来た。


 『私の正体はまだ明かしません、それで‥力を求めますか?』

 「あぁ、欲しい!今、ミリーを救う力が!」

 『代償は小さくありませんよ?』

 「そ、それでもだ!」

 『良いでしょう、力を授けましょう。ただし、貴方のレベルが上がることはもう無いでしょうね。』


 「レベルが上がらない?」


 それがそう言ってから時間の感覚が戻り始める。

 僕はすぐさま思考強化のスキルをつかい自分のステータスを観る

 

 レベル1

 (次のレベルまで320\99999999)

 スキル 身体強化 3次元機動強化 生命力強化 思考強化 気力活性 気力操作 気力放射

 

 次のレベルまでが1億?

 スキル気力?

 そして経験値強化が消えてる‥‥


 確かにレベルを上げようと思ったら無理そうな感じだけど、この気力系スキルならあいつを倒せる凄まじい力を持っている気がする!


 再び僕はビックベアに向かって駆け出す、身体超強化によって今までの数倍の速さで移動出来るようだ。


 ビックベアとミリーの間に入り込みビックベアに向けて掌を突き出すこの時同時にスキル、気力操作、気力放射を使いビックベアにぶつけるすると、突進していたビックベアがそれだけで後ろに吹き飛ばされる。


 それを足に気力を溜めて飛び出すことで追い付き足を掴んで地面に叩きつける。

 止めに拳をビックベアの体の中心に叩き込む。それでビックベアは息絶えた。


 言っていなかったがこの世界ではモンスターは倒されると素材の一部と魔石と呼ばれるものを残して消える、残る素材の種類や数はランダムで小型は基本的に1体につき1種類のことが多い

大型は2~3種類ぐらい落ちるそうだ。


 「ハルくん‥‥いまの動きは何?」

 「あとで話すよ、まずはユーコと合流しよう」


 それにしても体が怠い、気力を使うとすぐにバテそうだな。

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