表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
83/96

81.兄が見ている世界 —料理対決22—

まきの家族全員が食べ終わった後、


兄が、

『みきちゃん、宿題出してたの見せて』

と言った。


みきがビクッとした後、自信のない顔をして、

『難易度が上がって、間違えてるかもだけど、一応やりました。』

と兄へ手渡した。


兄がページをめくり、みきが分からないなりに解いた問題を見る。


兄は笑顔になり、

『よーく頑張りました。偉い偉い。』

と、みきの頭を撫でながら褒めた。


みきは、

『えへへー。そーでしょー。』

と言い、


『私、ちゃんと努力出来る子だから、姉ちゃんじゃなくて私に乗り換えてもいいよー。』

と言った。


まきは、

『みき! 怒るよ!』

と言うが、


兄は、

『みきちゃんもしっかり努力出来る子だけど、まきちゃんもしっかり努力出来る頑張り屋さんだよ。』


と言い、

『みきちゃん、間違えてるところ、全部一緒にやり直そうね。』

と、みきへ笑い掛けた。


まきは安心した顔になった。


だが兄は、

『まきちゃんも、早く準備して。続きするよ。』

と声を掛けた。


夕方になり、まきもみきもぐったりしている。


兄が、

『この勉強会も、あと金曜までで終わりだね。

しっかり出来てきてるから、この調子で頑張っていこう。』

と言うと、


まきとみきは寂しそうな顔をした。


兄は続けて、

『そろそろ時間だし、今日は帰るね。

また明日、勉強頑張ろうね。』

と言って帰宅の準備を始めた。


まきもみきも、何か言いたそうだが、何と言えばいいのか分からない顔をして、帰っていく兄を見送った。


兄はというと、全て準備は整ったと言わんばかりに満足そうな顔をして帰宅した。


その後、月曜から金曜まで、兄はまき・みき姉妹へ勉強を教え続けた。


そして最終日。


兄は、

『二人ともしっかり努力して偉かったよ。』

と褒めた。


みきは、まきを膝でこずくが、まきは何も言わない。


みきは軽くため息をついて、

『テスト結果の報告をしたいので、連絡先を教えて下さい。』

と言った。


兄は、

『良いけど、俺、全然スマホ見ないよ。』

と言った。


みきは、

『報告したいだけなので、気にしなくて大丈夫です。』

と言い、兄の連絡先を聞いた。


兄は、

『まきちゃん、明日、学校の家庭科室でね。』

と言った。


まきは、

『はい。』

と笑顔で明るく返事をした。


そして兄は帰宅し、次の日に備えた。

ご意見 ご感想 宜しくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ