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176.兄が見ている世界 —デート⑨—

まり姉と兄は、車に戻った後、

まり姉が、

『あっくん、今からチャレンジしてみるねー!

あっくん、動画撮っててよー。』


兄はスマホを構えながら笑う。

『はいはい、ただ喉に詰まらせたりしないように注意する事、そして絶対に無理しない事を約束してくれるかな?』


まり姉は、『はーーい!』と呑気な返事をした。


兄がスマホで撮影を開始すると、

まり姉が、『じゃあ、はじめるねーー!』と元気よく宣言すると、両腕を上げ、長い髪をねじって束ね、ゴムで結んだ。


まとめられた髪の下から、まり姉の白くて綺麗なうなじ。引き締まった背中へ続くラインが露わになる。


満面の笑みで、まり姉は、自分の顔より大きなハンバーガーを上からと横から見せ、


『それじゃ行くよーー。』


そう言って、まり姉がスマホを取り出しストップウォッチをスタートさせ、食べ始める。


小さい口を目一杯開いてハンバーガーを頬張り、両頬をリスのようにパンパンに膨らませ、咀嚼して飲み込む。


口や頬、鼻や手にソースが、べったり付いているが気にする事なく次々に頬張っていき、5分後に食べ終わった。


まり姉の細くて華奢な指で、自身の頬や鼻に付いたソースを取りペロッと指を舐めながら、


『流石にこれ以上早く食べるのも無理だよー。』そう笑ってお腹を軽くさする。胸の下、下着の一部が見えるくらいまで服をめくり、お腹を見せる。


下着の繊細な刺繍やレース部分、眩しい白い肌、普段は引き締まったお腹がぽっこりと出て、小さなへそのくぼみが露わになる。


まり姉が、お腹を撫でて、

『あー食べた食べた。

ほらーあっくん、触ってお腹カッチカチだよー。』と言い、兄の左手を掴み、触らせる。


シルクのような滑らかな質感にしっとりと吸い付くような瑞々しさがあり、つきたての餅のように柔らかく温かな感触があった。


兄が、軽くため息をつき、『俺以外に見せないでね。』と言うと


まり姉が、ニィッとした顔で

『当たり前じゃん! あっくんだから、見せて触らせてるんだからね。もっと私を見てよ。』そう言うと、服を元の状態に戻した。


まり姉が、あくびをしてグッと背伸びをする。

『そろそろ、家に戻ろうか!』

背伸びをしたまり姉は、兄の頬へ軽くキスをした。


兄は車のエンジンを始動させ運転を始めた。


運転を始めて5分もしないうちに、まり姉は爆睡した。


しばらく車が走ると、満腹になったまり姉は助手席で船を漕ぎ始めた。

「ふぁ……。」

小さくあくびをしたかと思うと、そのまま兄の方へ体を預けるように眠ってしまう。


車内にはエンジン音とロードノイズ、そして「すう……すう……」という穏やかな寝息だけが響いていた。


一時間ほど走った頃だった。

「キュルルル・ギュルル……」

静かな車内に、まり姉のお腹が小さく鳴る。


まり姉のお尻から「スー、プスー」と音が聞こえたかと思うと、


次の瞬間、

「っ!?」

まり姉の肩がビクッと震えた。


眠そうだった表情が一変し、青ざめた顔で勢いよく目を開く。


反射的に両手でお腹を押さえ、シートの上で体を小さく丸めた。

「あ、あっくん……。」


声が震えている。

「やばい……今すぐトイレ行きたい……!」


さっきまでの余裕はどこへやら。


額にはじんわりと冷や汗が浮かび、必死に耐えるまり姉を見て、「だから食べ過ぎだって言ったじゃん!!」わたしは心の中で叫んだ。

ご意見 ご感想 よろしくお願いします。

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