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二人は一緒にメモを見る  作者: 今泉龍二
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 エリは言った。

「ねえ、メモを見せてもらってもいい?」

ユウタは言った。

「うん、いいよ」

エリは言った。

「メモを一緒に見てもらってもいい?」

「うん」

二人は一緒にユウタのメモを見る。


アップルパイのキャラ

どこでも行けたら

紫色のピラミッド

キャベツの中から出て来そう

走ってない車のハンドル

舞台 みかん

○○を握ってる

急ぎで

桜が葉桜

聞きます

普通の石から

やっていいよ

言ってみる

その話を聞くと

ろくでなしハンバーグ

○○がどうにかなる

おばあちゃんの肩

カニが違う○○

そこまで奥の

○○したいラジオ

エノキが○○狩り

向こうの(ほう)

おかしなとこが無い

言わずと知れた

周りの人にあげる

二人がすることに

街の上の(ほう)

また塔

すぐ○○するので

雲 富士

今出て来ない

酸っぱいの

一生で終わる

○○を指差す

イタリアで○○た通り

様子見しないで

元に戻して

パキンパキン

今しがた

ドイツ 建物に入って

それが終わったら

仕事関係の知り合い

先にぽっ

やった当たったら

友達お餅

カップラーメンのキャベツ

許せる 舟の上

○○てたら

背中を押されて

戻る時に

オオカミにくわえられて運ばれてる

パパ歌って

遠くの声を聞く

参考にして

大きな鯉が

高く跳ね

イヤホンに当たる

息を吸ってお腹を膨らませる

ダンスしてる時の耳

丸いコッペパン

絶対に綺麗に

大きさの違う緑の三つの輪

これまで一回も無い

今まで出来たの

そうだったら

休みの日


 エリは言った。

「休みの日。休みの日がなに?」

ユウタは言った。

「休みの日。範囲が広いな、休みの日なんだろう」

エリは言った。

「休みの日なにかする?」

「休みの日になにかするか」

「休みの日になにする?」

「社会人かな~」

「社会人が休みの日になにするの?」

「社会人なのかなー」

「どうする社会人にする?」

(ふた)関係無いと思うしな」

「休みの日に社会人が蓋をどうするの?」

「蓋は関係無いかな」

「蓋は関係無い。それで休みの日になにするの?」

「フライパンの写真をよく撮る人」

「休みの日にフライパンの写真をよく撮るの?」

「フライパンの写真を撮るのは仕事で撮る。その人が休みの日になにするんだろう」

「フライパンの写真をよく撮る人の仕事はなに?」

「それは分からない、とりあえずフライパンの写真をよく撮る」

「フライパンの写真をよく撮る人が休みの日になにするの?」

「ギターは関係無いし」

「ギターは関係無い。なにか楽器を演奏する?」

「ギターじゃ無くてなんだろう」

「楽器を演奏するの?」

「イヤホン」

「イヤホンがなに?イヤホンが趣味なの?」

「イヤホンどうなんだろう」

「イヤホンで考える?」

「考えない」

「イヤホン違うかー。フライパンの写真をよく撮る人が休みの日になにをするのか」

「砂浜」

「砂浜でなにかするの?」

「砂浜なんだろう」

「砂浜でなに?」

「フライパンの写真をよく撮る人が休みの日に砂浜でユニコーン連れてる」

「ユニコーン連れてるのか、それでなに?」

「フライパンの写真をよく撮る人がユニコーンと話してる」

「ユニコーンが話を聞いてるんだ?」

「ユニコーンは言葉を完全に理解してる」

「二人はなんの話してるの?」

「ブランチの話」

「ユニコーンのブランチ?ユニコーンがブランチ食べるの?」

「二人がテレビ番組で一緒に見たブランチの話してる」

「テレビ番組一緒に見てるの?」

「それが出来る部屋がある」

「ユニコーンと一緒にテレビ見れる部屋?」

「話しててブランチで食べるならなにがいいって人がユニコーンに聞く」

「ユニコーンは喋れるの?」

「ユニコーンはテンドンって片仮名で角で砂浜に字を書く」

「野菜だけの天丼食べたいの?」

「いや、海老(えび)の天ぷらが入ってるんじゃないの」

「ユニコーンって草食じゃないの?」

「まあ架空の生き物だからそこはいいよ。でもユニコーンは角で字を書くのがあまり好きじゃない。基本的に(うなず)くか首を横に振るかで人と会話する」

「砂浜に来るのも好きじゃないの?」

「ユニコーン海を見るのは好き」

 二人は一緒にユウタのメモを見る。


そういう仕事

グミの

強い所に

そっちの(ほう)が○○だから

○○の(ほう)しないで○○をする

なにが好きなのか

次々と

それでは無理

届いたらしい

○○良さそう

一引っ掛かり

どどどっと

もぐもぐ雲

驚く○○で

驚く方法で

子供の○○見てるの

パン 水

○○から奪った

辛子グミ

見てる(ほう)はそれほど楽しくない 

ここ疲れる

そろそろ○○で

とにかくしっかり

その話をしてると

てんぽよく

桜声(さくらごえ)

ここぞという時に

翼に聞く

クッキーの上に置きたい

ギャップ レバー

穴あきボール

ここから大雑把が

コートに

夢の中の鮎

属性

絶対に間違わないように

ふわふわ渡され

ミス無し

秋吉台(あきよしだい)

まだ待つ

アルゼンチンです

飛行機乗ってる時に分かった

取っておいた

時間気にしないで

感じたら

底までいったら

作ってる時の休憩

ナマコがしてる

駆け足でボールのキャラ

ついでなの

人形がつなぐ

○○に持って行って

画面 腕

毎日拭く

鏡を置く

ここまで伸ばせない

同じ言葉を続ける

道なり

ずっとせっかち

適当に○○しっぱなし

それが終わったら

通すの

引っ張れば

そのまま待ってる

○○を横目に

そこまで届かない

置いとく

土を入れる

漁師の腕

水色とメダカ

書きかえる

レンズの上側

その前に〇〇の先に


 エリは言った。

「その前に〇〇の先に。なにこれ?」

ユウタは言った。

「その前に〇〇の先に。なんだろうこれ。〇〇の先に」

エリは言った。

「なんの先かまず考える?」

「なんの先か」

「なんの先?」

「その前に〇〇の先に」

「なんの先にする?」

「短冊じゃないと思うし」

「短冊じゃなくてなんの先?」

「束」

「なんの束?」

「束違うかなー」

「なんの束か考えない?」

「なんの束か考えない」

「なんの先だろう」

「紙の(しおり)の束」

「束じゃん。本に挟む栞?」

「うん」

「紙の栞の束の先になに?」

「紙の栞の束の先で行こうか」

「紙の栞の束の先で行ってみたら」

「紙の栞の束の先に絵の具じゃないしな」

「紙の栞の束で絵を()くの?どんな絵?」

「絵の具じゃない。絵は描かない」

「どんな絵を描くか一応考えてみて」

「シンプルな家具」

「なにか物足りないな、他になにかない?」

「ない。紙の栞の束の先になにか」

「絵はもう終わりか。紙の栞の束の先になに?」

「ピンクの粉」

「なんの粉?」

「なんの粉かは分からないけど、ピンクの粉。ピンクの粉を紙の栞の束の先に付けて、その先をはじいてスライムにピンクの粉を振る」

「スライムはおもちゃのスライム?」

「モンスターの小っちゃいスライムかな」

「それで?」

「小っちゃいスライムが移動するの見てるだけ」

「楽しい?」

「楽しいかなー」

「今度はその前に〇〇の先にのその前に。なんの前に紙の栞の束の先にピンクの粉付けてスライムに振ったの?」

「暖房つける前に」

「暖房つける前に紙の栞の束の先にピンクの粉付けてスライムに振ったの?」

「うん」

「暖房つけてからやったら?」


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