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エリは言った。
「ねえ、メモを見せてもらってもいい?」
ユウタは言った。
「うん、いいよ」
エリは言った。
「メモを一緒に見てもらってもいい?」
「うん」
二人は一緒にユウタのメモを見る。
軽く考えてる
鬼 似
橋渡ってる
いちご大将
それエビ
大人しい
アロエが口から出て来る
小さい声でにんにん
海で鮎のキャラ
切った竹いくつも
蟻ニンニク
○○プラス○○虎
下下
プールの壁
スパイラルノート
カステラに白い
折りたたみモンブラン
エリは言った。
「折りたたみモンブラン。モンブランはケーキのモンブラン?」
ユウタは言った。
「ケーキのモンブランだと思う」
エリは言った。
「モンブランが折りたためるの?」
「折りたたみって言葉とモンブランって言葉が並んでるだけだと思う」
「そうなんだ?」
「うん」
二人は一緒にユウタのメモを見る。
壁に○○意味
蜘蛛の手の中
寝床に入る
消えないの
味噌と
行く蔓
タコと大○○
娘が帰って来た
颯
気球 送風してる
緑色のシール
四角 餡子
劣化した○○
舌に合わせる
そうとう跳ねる
ないそうの
挟んだら
離れたとこで回してる
あっちこっちで
その失敗
昨日開いた
またイタリア
外したみたい
淀みの
受けれない
○○しながら待つ
ぐるぐるココア
鳥 封筒
歩くラジオ
ダンボールにボールが
栗三個
平坦ライス
座ってると
かつて
縦断中
長く
十五
道の中
よくレンガと
ニッパー
カニとカニが
いい日和のトマト
ハムが思ってたのと違う
しばらくトマトを食べてない
エリは言った。
「しばらくトマトを食べてない。しばらくトマトを食べてない人はなにをする?」
ユウタは言った。
「こんなの気にする?」
エリは言った。
「いいから、しばらくトマトを食べてない人はなにをする?」
「しばらくトマトを食べてない人」
「しばらくトマトを食べてない人はなにをするの?」
「磁石は関係無いと思うし」
「磁石とトマト」
「磁石は関係無いと思う」
「磁石じゃなくてなにを出す?」
「移動」
「いどう?」
「移るに動く」
「その移動。しばらくトマトを食べてない人は移動してるの?」
「移動してるのかなー」
「どこからどこに移動してるの?」
「移動。しばらくトマトを食べてない人は大人」
「大人がどこからどこに移動してるの?」
「電車には乗ってない」
「車に乗ってる?」
「どうだろう」
「なにかに乗ってるの?」
「しばらくトマトを食べてない人は歩いてて、高層ビルの前で…」
「高層ビルの前でどうなるの?」
「しばらくトマトを食べてない人の手」
「しばらくトマトを食べてない人の手がなに?」
「しばらくトマトを食べてない人以外にもう一人居る」
「しばらくトマトを食べてない人と居るのどんな人?」
「気象予報士」
「気象予報士?気象予報士は仕事でしばらくトマトを食べてない人と居るの?」
「仕事だろうかプライベートだろうか。プライベートかな」
「二人は高層ビルの前を歩いてるの?」
「しばらくトマトを食べてない人は歩いてて、高層ビルの前で止まって、正面から来た気象予報士になにか持たされる」
「ここで手が出て来るんだ?それで気象予報士になにを持たされるの?」
「ラグビーボールじゃないしな」
「ラグビーボールじゃなくて、気象予報士になにを持たされるの?」
「しばらくトマトを食べてない人はお菓子の紙の箱を渡されて、中にはお菓子じゃないものが入ってる」
「お菓子の紙の箱の中にはなにが入ってるの?」
「お菓子の紙の箱の中から手の平に出す」
「お菓子の紙の箱の中にはなにが入ってたの?」
「お菓子の紙の箱の中に入ってたの白魚の模型。半透明で細長い小魚」
「それが一匹入ってたの?」
「手の平に出したのは一部。全部で七十匹入ってる」
「気象予報士はなんでしばらくトマトを食べてない人に白魚の模型七十匹を渡したの?」
「二人は知り合いで、悪戯で白魚の模型七十匹を渡したのかな」
「しばらくトマトを食べてない人のリアクションは?」
「多分テレビで見たことあるけど、その魚はどの名前が正解か分からないでいる」
「その後どうするの?」
「素直に、多分見たことある魚だけどどの名前が正解か分からないって言う。あと数多いなって」
二人は一緒にユウタのメモを見る。
ガラス戸
しそこなう
不思議な動き
勝手に犬
薬に使うカプセル
きゅっと
スモーキー
チョコレート
そのまま投げてもいい
○○で説明して
ここで間違わない
7、8
なぜか出来た
オオカミどける
30人
出されて
見えたものに
130
丸 ステージ
午後五時十八分
エリは言った。
「午後五時十八分。午後五時十八分になにするの?」
ユウタは言った。
「午後五時十八分か。なにするんだろう」
エリは言った。
「午後五時十八分」
「なんだろう。どこだろう」
「場所をまず考える?」
「午後五時十八分」
「場所はどこにする?」
「坂」
「場所は坂にする?」
「坂じゃない気がする」
「坂やめるんだ?坂やめてどこにする?」
「芝生は関係無いし」
「芝生は関係無い。土にする?」
「土」
「土にするの?」
「土じゃなくて、家の中で首のストレッチしてる人がいてなんか起きる」
「午後五時十八分に家の中で首のストレッチしててなにが起きるの?」
「一緒になにかが首のストレッチしてる」
「なにかってなに?人間じゃない人が首のストレッチしてるの?」
「誰だろう。一緒に首のストレッチしてるの」
「一緒に首のストレッチしてるの誰?」
「双子」
「双子が二人で首のストレッチしてるっていう事?」
「双子以外の人が自分の家の中で首のストレッチしてて、その人と一緒に双子が首のストレッチしてる」
「全員で三人?」
「うん三人」
「双子はどんな双子?」
「湿度に敏感な一卵性双生児」
「湿度かー。双子以外の人はどんな人?」
「いつも玉ねぎ一玉片手に持ってる人」
「双子はなんでそんな人と午後五時十八分に首のストレッチしてるの?」
「いつも玉ねぎ一玉片手に持ってる人と双子は家族じゃないんだけど仲良し」
「せめて家族であって欲しかった」
「ストレッチしててなにかは起きない。ただ首のストレッチしてるだけ」
「玉ねぎ一玉片手に持って首のストレッチしてるのを、ただ首のストレッチしてるだけとは言わないと思うけど」




