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二人は一緒にメモを見る  作者: 今泉龍二
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 エリは言った。

「ねえ、メモを見せてもらってもいい?」

ユウタは言った。

「うん、いいよ」

エリは言った。

「メモを一緒に見てもらってもいい?」

「うん」

二人は一緒にユウタのメモを見る。


翌朝六時に

ばればれのと

切り取った

里山ランチ

もうしたのかな

ここまで出たの

黒っぽいの

パリッ四個

何時の空

引っ張り合って

たくさんが眠ってる

ジャムの瓶の上

けっこう急ぐの

やがて始める

みんな遊んでる

結論が出て

雪解け水

がんっととか

鮎 柵

量多い

ぐりぐり待つ

お金が早く

シャチの話

少なくなってくると

外れたままの

ブルーで

こんなにも固まってるの

カニ有り

タタキ取ってやる

多い時の方が

ぐっと

からポテト

もう喜んで

このくらいのペースで

薬を飲んで

ちょっと六匹

それで遊ぶのに

頼むのにな

やる気の犬

それでずっと二人気付かないで

その名前を知ってる

実入り

交代して帰る

レモン外れ

そこで一旦○○して

全く売れない

よもぎの葉

引き戻すのに

引っ張り返す

そういうのに力をいれてるの

しばらく見てると

入れ忘れ

()めるのかな 

加えてるのに

切ると○○

○○を通って行く

茶漬け

ほっと一息に

○○教えたりして

三万人以上

壁に人が

〇〇の杖で

脆いのに

二重に巻く

フルフェイスの眉間のところ

あなたはひっくり返して

ちょっと行って

片寄ってくると

少年が広げるの

いっちょまえにな 

どんだけ先が

ジャン

安心してから

ドリンク

消してあげる

狙いそうだな

ずっとみぞおちの

トランプのカード一枚

〇〇する肉

そんなに混ぜさす?

あと30回

早いもので

そこで○○行くから

その学年

運んでいると

そうして○○するしかない

大型の○○がして

一枚を

封筒がおりてきて

目を開けそうな

今言ったの

もらって

先に十四


エリは言った。

「先に十四。なにこれ?」

ユウタは言った。

「なんだろうこれ。十四」

エリは言った。

「なにかが十四個?」

「十四個なのかなー」

「十四なに?」

「先に十四」

「なにこれ?」

「海じゃないしな」

「海が十四?」

「場所が海じゃない」

「ああ、場所が海じゃないのか。場所を考える?」

「場所なのかなー」

「場所どこ?」

「十四」

「考えるの場所にする?十四にする?」

(あめ)じゃないしな」

「飴が十四。一人で食べるには多いね。十四なに?」

「大根おろしが十四じゃないし」

「薬味の大根おろしが十四個。多めだね」

「壺が十四個」

「壺にするの?壺が十四個あって。先に十四。なにをするの?」

「壺があって、十四、なんだろう」

「壺になにか入ってる?」

「どうだろう。昼飯より先にする」

「先にするのは、お昼ご飯より先にする。お昼ご飯より先になにをするの?」

「なにするんだろう」

「壺が十四個あるよ」

「壺の中に砂は入ってないしな」

「壺の中に砂は入ってない。壺の中に違う物が入ってる?」

「なにか入ってるかなー」

「壺の中になにが入ってる?」

「壺の中じゃなくて、壺の横に壺より小さい小鬼が居て、壺に片手をついてる」

「十四個の壺全部に小鬼が片手をついてるの?」

「十四個全部に片手をついてる。小鬼が十四人」

「小鬼が壺になにかをするの?」

「小鬼がなにかするのか、他の人がするのか」

「誰が壺になにするの?」

「小鬼じゃない人が壺に米入れるわけじゃないし」

「米?」

「米は入れない」

「うん、米じゃないと思う。壺になにか入れる?」

「小鬼が一人ずつ壺についてない方の手で指パッチンしていって十四回目で十四人終わって、十五回目は十四人全員で指パッチンする」

「全員で指パッチンしてそれでどうするの?」

「小鬼が全員で指パッチンしたら、壺から丸い粘土が飛び出て来て壺に戻る」

「壺から丸い粘土が出て来て壺にもどってどうなるの?」

「小鬼が全員で指パッチンするたびに壺から粘土が飛び出て来て形が作られていく」

「粘土はなんの形になるの?」

「八回目に飛び出てきた粘土は小鬼の上に落ちてきて小鬼が粘土をキャッチする」

「八回目で粘土はなんの形になってるの?」

「十四個の粘土は十二支と猫とおいなりさん」

「おいなりさんって神様の方じゃなくていなり寿司の方のおいなりさん?」

「そう寿司の方、おいなりさんが一番出来がいい」

「壺の中でどうやって十二支と猫とおいなりさんを作ったの?」

「魔法じゃないのかな」

「魔法か。ユウタ魔法が使えるならどういう魔法が使いたい?」

「自律神経のバランスを整える魔法」

「すげー限定されてる」

 二人は一緒にユウタのメモを見る。


迎え撃つ

先がぼろぼろの

リストを作る

しっかりと○○して

もうちょっと硬くなったら

グー春

一緒に寝る

三文字

大根チャレンジ

キャベツ 空き缶

宇宙船の先端

色んな場所で気にしてる

独楽(こま)がしてる

工夫してる孫

気付いた我が子に

一から教わって使う

カーテンと紐

蛾の後ろで

旗持って

鳩の下で

コーヒーを一杯飲んで

そこで作ってるのを

クリスマス窓


 エリは言った。

「クリスマス窓。クリスマスの窓がなに?」

ユウタは言った。

「クリスマス窓。クリスマスの窓。なんだろう」

エリは言った。

「クリスマスの窓どうする?」

「食事してる。晩御飯」

「自宅で食べてる?」

「自宅で食べてる、家族三人、子供と両親。クリスマスイブを楽しんでる」

「三人で晩御飯食べてるクリスマスイブの窓がなに?」

「その窓がなんだろう」

「その窓がどうなるの?」

「マンションのベランダの窓。ベランダに誰か居るわけじゃないし」

「犯罪っぽい話やめてよ」

「ベランダの方で音がするなと思ってお母さんがカーテンを開けると、窓の外で水風船が宙に浮いてて、自分の体を窓にぶつけてノックしてる」

「ベランダに変なの居るじゃん。しかも宙に浮いてる。水風船なんの用?」

「水風船がクリスマスイブになんの用事だろう」

「本当になにしに来たの?」

「水風船は「どんなチキン料理食べてますか?」ってお母さんに聞く」

「変な水風船」

「お母さんは引いた顔で「うちは今日チキン料理じゃありません」って答える」

「そりゃあお母さん引くのも分かる」

「水風船はチキン料理じゃないって知ったら残念そうな顔をする」

「水風船の期待なんて知らないよ」

「水風船は同じマンションのクリスマスイブ楽しんでる次の家にどんなチキン料理食べてるか聞きに行く。あまり強くノックすると自分が割れるから気を付けないといけない」

「どんなチキン料理食べてるか聞くのやめたら?」


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