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エリは言った。
「ねえ、メモを見せてもらってもいい?」
ユウタは言った。
「うん、いいよ」
エリは言った。
「メモを一緒に見てもらってもいい?」
「うん」
二人は一緒にユウタのメモを見る。
動かしたら
綺麗さを
気付いた後に
桃が言う
エリは言った。
「桃が言う。桃がなにを言ったの?」
ユウタは言った。
「うるさいなって言った」
エリは言った。
「桃がうるさいなって言ったの?誰かに言ったの?」
「うるさい人に言ったわけじゃない。うるさくてうるさいなって呟いた」
「桃はなにがうるさかったの?」
「なんだろう。桃の実がなにかうるさかった」
「桃の実は木になってる?」
「桃は木にはなってない。桃がどこかにいてうるさかった」
「桃はなにがうるさかったの?」
「他の果物が関係あるかなー」
「他の果物が関係ある?」
「他の果物は関係無いかなー」
「他の果物は関係無い?」
「クッション関係無いと思うし」
「桃は自分の家にいるの?」
「桃のキャラが自分の家に居るか。どうだろう」
「桃がうるさいもの」
「大根おろし関係無いし」
「桃が大根をおろしてる音がうるさいって言ったらなにか嫌だな」
「桃はそんなこと言わない」
「桃はそんなこと言わなくて、なにがうるさいの?」
「なんだろう、メロン…」
「メロンがなにか関係ある?」
「メロン関係無いかな」
「なにか他の果物が関係ある?」
「桃は自分の家に居て、カラスの鳴き声がうるさい」
「桃がうるさいのカラスの鳴き声なんだ?カラスはカラスのキャラじゃなくて普通のカラス?」
「普通のカラス。何日も家の近くでカラスが大きな声で鳴いてる、それで桃はうるさいなって呟いた」
「何日もカラスに大きな声で鳴かれると恐くない?」
「桃のキャラが家から歩いてコンビニに行ってる時にも大きな声で鳴かれる」
「家の近くに居るカラスと同じカラス?」
「家の近くに居るカラスと違うカラス」
「桃のキャラは近所のカラス達に嫌われてるの?」
「どうだろう。でも桃のキャラは最近お酒を飲む量が多くて、お酒を飲む量を減らしたらカラスは家の近くで鳴かなくなった」
「カラスは桃のキャラがお酒を飲み過ぎなのを心配して鳴いてたの?飲みすぎなのなんで分かるの?」
「カラスがお酒を飲みすぎなの分かってるのかは分からない。でも桃はお酒を飲み過ぎてないのにカラスが大きな声で鳴くのが続いたら健康診断に行こうと思う」
「カラスに何日も鳴かれたら健康診断に行った方がいいの?」
「そんなこと知らないよ。適当に話つくってるだけだよ」
「適当に言ってるだけかー」
二人は一緒にユウタのメモを見る。
提灯の下のスライム
一つだけ触る
勝手にざわっ
どんな手かを
キムチ食いたい
ぐんぐんミニ
雪 ゆるい
散ると
ぐい止めて
いつやるの
並んでるクレヨン
どっちにしたか
○○歴ドキッ
エリは言った。
「○○歴ドキッ。なに歴ドキッなの?」
ユウタは言った。
「これは分からない」
エリは言った。
「なに歴か考えて」
「これは本当に分からないから次に行こう」
「次に行くの?」
「うん」
二人は一緒にユウタのメモを見る。
集まって来る
やはりしめてる
馬の腰
もう○○無し
主 葉っぱ
改めて
ベルトのバックル
俺は入る
オレンジが入る
音による
軍艦巻きの横に居る
モーニング ブーツ
まねき猫がシンプルに
○○なことを言う
ぐぼんと
ごらんか
僕は微妙だと思ってる
○○が多いの
合計点
カギ あっためて
染み込む
○○しとけば良かった
きっちりと
山ほど
17
かたまって○○する
今日と同じように
全体
ラストの玉が
止まってするの
間接まんじゅう
袖を引っ張るのに
ジュース飲んでる牡蠣
竹炭
みかん
そこで使うの
女性からの
元気に
カニ急ぐ
連打が
濡れてるパパ
一人の物を
砂ほっとく
うったのに
全く見ない
貰っとく声
いつも少しずつ
そこで聞くと
鳴り止まない
1. 8に
○○が○○を変える時
クマのぬいぐるみの足
黄色い物
天才がいる時期のジャンル
あると思うのに
小説家のザリガニ
エリは言った。
「小説家のザリガニ。小説家のザリガニはどんな小説を書くの?」
ユウタは言った。
「ザリガニのキャラが書く小説。なんだろう」
エリは言った。
「ザリガニのキャラどんな小説書くの?」
「ザリガニが書く小説」
「なにが出て来るの?」
「ザリガニは川に住んでるね。このザリガニのキャラは川に住んでないけど」
「川に住んでるもの小説に出す?」
「どうだろう。小説。もちもち」
「もちもち?もちもちの食感とかのもちもち?」
「もちもち…、もちもちは置いといて」
「もちもち置いといてどうする?」
「テトリスは関係無いし」
「テトリスは関係無い」
「ザリガニなにか飲みながら小説書いてる」
「ザリガニなに飲んでるの?」
「ホットコーヒーじゃないしな」
「コーヒーに近いもの飲んでる?」
「どうかなー」
「ジュース飲んでる?」
「ジュース、ジュースどうだろう」
「水は?」
「水…」
「ザリガニなに飲んでるの?それより小説の内容考えて欲しいんだけど」
「水じゃなくて」
「炭酸水でいいじゃん」
「じゃあほうじ茶」
「ザリガニほうじ茶飲みながらどんな小説書いてる?」
「ノック」
「ノックはドアをノックするとかのノック?」
「うん、そのノック」
「誰かがドアをノックするの?」
「うーん、ノックするのかなー」
「誰がドアをノックするの?」
「幽霊がノックするんじゃないしな」
「幽霊かー。幽霊じゃないのか」
「タコのキャラがノックするんじゃないしな」
「タコのキャラはノックしない。人間じゃないキャラがノックするの?」
「どうだろうまだ分からない」
「どんなキャラがノックするんだろう」
「岩塩のキャラが岩塩の手でドアをノックして返事がないけど部屋に入る」
「岩塩のキャラがノックするんだ?岩塩のキャラがノックして入った部屋には誰がいるの?」
「誰かが椅子に座って机に向かってる」
「誰が椅子に座ってるの?」
「誰だろう。ノックして部屋に入った岩塩の方は向いてない」
「岩塩の方を向かずに椅子に座ってるの誰?」
「椅子に座ってる人の手元」
「椅子に座ってる人の手元がなに?」
「人間の女性の手かな」
「大人の女性?」
「大人の女性」
「人間の女性の手元がなに?」
「手元がなんだろう」
「パソコン使ってる?」
「パソコンじゃないかな」
「人間の女性なにしてるの?」
「版画じゃないしな」
「版画は作ってない?」
「版画は作ってない」
「版画じゃなくて他の物を作ってる?」
「他の物作ってるのかなー」
「女性はなにを作ってるの?」
「絵を描いてる」
「なにの絵を描いてるの?」
「中華カレーグラタン皿の絵」
「なにその小説。中華カレーグラタンの時にしか使わない皿の絵?どういう模様?中国とインドと、グラタンってどこの国の料理?」
「小説書いてるのはアメリカザリガニ。日本のアメリカザリガニ」
「その小説なにが書いてあるの?」
「中華カレーグラタン皿の絵がなかなか完成しないことが書いてる小説」
「ユウタ小説書かないの?」
「書かないよ。エリちゃん書いたら」
「なんで?なんで私が書くの?」
「なんでだろう」
「中華カレーグラタン皿なんて存在するの?」
「知らない。今思い付いた」
「ユウタ小説書けば」
「エリちゃんが書けばいいよ」
「馬鹿にしてる?」
「馬鹿にしてないよ」
「そうか」
「うん」
「小説私が書くの?」
「書かなくてもいいけど」
「書かなくてもいいんだ?」
「うん」
「分かった」
とエリは言った。ユウタは言った。
「うん」
「う~ん」
「フフッ」
「なにがおかしいの?」
「う~んが面白かっただけ」
「面白くないよ。こっちはユウタの自殺を心配してるのに」
「多分大丈夫だよ」
「なんで?」
「何年後かに生まれる娘がかわいいから」
「そうか」
「子供が出来なくても大丈夫」
「なんで?」
「エリちゃんとの子供を想像出来るから」
「ユウタ小説書けば」




