結果の決着
激しい戦いとなったチームFとチームCの試合。
果たして、最後に勝利を手にするのはどちらのチームなのか――。
ロノがペナルティエリア内で倒れた。
審判は笛を吹き、ペナルティスポットを指差した。
「PK!」
チームCの選手たちは審判の周りに集まり、判定に抗議した。
しかし、審判は決定を変えなかった。
ロノは立ち上がると、ボールのところへ歩いていった。
イングが尋ねた。
「ロノ、蹴るのか?」
ロノは自信満々に答えた。
「ああ。」
選手たちはペナルティエリアから離れた。
ロノはボールを置き、数歩後ろへ下がった。
そしてゴールを見つめる。
チームCのゴールキーパーも、ゴールの前で身構えていた。
ロノは深く息を吸った。
そして、ボールへ向かって走り出す。
思い切り蹴った!
ボールは勢いよくゴールへ飛んでいく。
ゴールキーパーはボールを止めようと飛び上がった。
しかし、届かなかった。
ボールはゴールネットを揺らした。
「ゴール!」
ロノは喜びながら走り出した。
イングとチームFの選手たちも、ロノのもとへ駆け寄った。
審判がスコアを告げる。
「チームF、1対1、チームC!」
選手たちはそれぞれの位置へ戻った。
そしてしばらくして、前半終了の笛が鳴った。
両チームの選手たちは休憩のためにフィールドを離れた。
その後、再びフィールドへ戻ってきた。
イングは仲間たちを見ながら言った。
「追いついた! 俺たちは勝てる! 俺たちならできる!」
ジェイクは不機嫌そうにイングを見る。
「いい加減しゃべるのをやめろ、バカ。」
イングは驚いた。
「え? 俺はチームの士気を上げようとしてるんだぞ!」
ジェイクは言った。
「試合だけに集中しろ。」
何人かの選手が笑った。
ロノが言う。
「もういい。試合に戻ろう。」
全員がそれぞれの位置についた。
そして、審判が次のプレー開始の笛を吹いた。
試合が再び始まった。
チームCの選手たちは素早く動き、チームFにプレッシャーをかけ始めた。
一方、チームFも勝ち越しのチャンスを探していた。
ボールが選手たちの間を素早く行き交う。
その時――
ボールがウォラーのところへ渡った。
ウォラーはイングを見る。
「イング!」
ウォラーはイングに向かってロングパスを送った。
ボールは高く舞い上がり、イングへ近づいていく。
イングはボールをコントロールしようとした。
足を伸ばす。
しかし――
ボールは足元に収まらなかった。
それどころか、目の前で奇妙に伸びるように動いた。
「何だ!?」
イングはボールをうまくコントロールできなかった。
その瞬間――
イングは決断した。
フィールドの中央から、ボールを思い切り蹴った!
ボールは凄まじい速度でチームCのゴールへ飛んでいく。
ゴールキーパーは驚いた。
「何!?」
ゴールキーパーは後ろへ下がり、全力でジャンプした。
しかし、ボールはすでにゴールキーパーを越えていた。
そして、そのままゴールネットに突き刺さった。
「ゴール!」
チームFの選手たちが叫んだ。
「イィィィング!」
イングは両手を上げながら、仲間たちのもとへ走っていく。
ロノは驚いた表情で言った。
「センターラインから!?」
イングは笑いながら答えた。
「ボールをコントロールできなかったから、蹴った!」
ジェイクはイングを見て言った。
「こんな馬鹿げた方法でゴールを決める奴、初めて見たぞ。」
イングは答えた。
「でも、入っただろ!」
審判がスコアを確認する。
チームF、2対1、チームC。
チームFが初めてリードした。
しかし、チームCは諦めなかった。
選手たちは再び攻撃に入り、激しくプレッシャーをかけ始める。
チームFの選手の一人が叫んだ。
「下がるな!」
チームFはチームCの攻撃を必死に防ごうとした。
しかし、チームCのプレッシャーは続いた。
時間が過ぎていく。
そして、ついにチームCの選手の一人がペナルティエリアまで到達した。
シュート!
ウォラーはボールを止めようとした。
しかし、ボールを捕えることができなかった。
ボールはゴールへ入った。
「ゴール!」
両チームのスコアが再び並んだ。
審判が告げる。
「チームF、2対2、チームC!」
イングは仲間たちを見る。
「大丈夫だ! まだ勝てる!」
試合は続いた。
両チームは何度もゴールを狙った。
しかし、どちらも決勝点を奪うことができない。
時間だけが過ぎていく。
そして――
審判が笛を吹いた。
試合終了。
試合は引き分けに終わった。
選手たちは互いに顔を見合わせる。
すると、審判が告げた。
「この試合はPK戦で決着をつける!」
両チームの選手たちはゴールの前に並んだ。
最初にチームCの選手が前へ出た。
シュート。
ゴール。
次はチームF。
シュート。
ゴール。
PK戦は続いていく。
チームCのキック。
そしてチームFのキック。
シュートが決まるたびに、緊張が高まっていく。
そして最後に――
スコアは、
チームF、4対3、チームC。
チームFの選手たちは両手を上げて喜んだ。
イングも叫んだ。
「勝ったぁぁぁ!」
ロノが仲間たちのもとへ近づく。
「よくやった!」
一方、ジェイクはチームを見ながら言った。
「最初のテストは終わった。」
イングは笑った。
そして、フィールドを見つめる。
彼らはこのテストを、互いのことを何も知らないチームとして始めた。
しかし今は違う。
最後まで力を合わせ、チームとして戦い抜いた。
だが――
この試合は、まだ始まりにすぎなかった。
チームFを待っている次のテストは――
これまでより、はるかに厳しいものになる。
チームFは、激闘の末に勝利をつかんだ。
しかし、彼らの本当の試練は、まだ始まったばかりだった。




