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巨人の大陸センティル

巨人の大陸センティルへと続く、新たな謎がイングたちの前に姿を現す。

イングは、その場に散らばっている大量の剣を見ながら言った。


「どうして、こんなにたくさんの剣を作っているんだ?」


クロックスはイングを見て、静かに答えた。


「お前には関係ない。」


フーダはイングを見て言った。


「二日後に戻ってくるんだ。少し散歩でもしよう。」


しかし、イングはその場から動かなかった。

彼はクロックスと、周囲に置かれた大量の剣を見つめ続けていた。


イングは言った。


「理由が分かるまで、俺は動かない。」


フーダは言った。


「村の男が言っていただろ? マガロンがサガル全土を攻撃するつもりだって。」


クロックスは二人を見て答えた。


「ああ。だが、俺の言うことを信じる者は誰もいない。」


そして、イングから渡された手袋を見ると、言った。


「これから手袋の加工を始める。お前たちは時間に間に合うように飛行船に乗れ。」


イングは言った。


「二日後に戻ってくる。」


クロックスは答えた。


「その頃には終わっている。」


その後、イングとフーダは山を下り、村へ向かった。


長い登山で空腹を感じていたイングは、まっすぐ近くのレストランへ向かった。


店に入ると、テーブルの前に座った。


フーダが言った。


「何を注文する?」


イングは答えた。


「俺が食べられるものを全部。」


イングは食事を始めた。


鶏肉を二十羽と半分、さらにピザを五枚食べた。


フーダは驚いた顔でイングを見つめていたが、イングは何事もなかったかのように食べ続けた。


食べ終わると、イングは立ち上がり、フーダと一緒にレストランを出た。


すると突然、店員が二人を呼び止めた。


「待て! 代金は金貨800枚だ!」


イングはフーダを見た。


フーダもイングを見た。


そしてイングは言った。


「逃げろ!」


二人はレストランから走って逃げ、再び山へ戻った。


クロックスのいる場所に戻ると、イングは言った。


「ここに隠れよう。」


クロックスは不思議そうに二人を見たが、理由は聞かず、再び作業に戻った。


イングはクロックスの近くに座り、そこに置かれている剣を見始めた。


しばらくすると、イングは尋ねた。


「お前はどこに住んでいるんだ?」


クロックスは答えた。


「巨人の大陸だ。」


イングは言った。


「その大陸の名前は?」


クロックスは答えた。


「センティル。」


イングは興味深そうにクロックスを見た。


そして言った。


「どうして200歳なんだ? バロから聞いたんだ。お前は200歳だって。」


クロックスは答えた。


「巨人は500年以上生きることもある。」


イングの目が少し大きくなった。


そして言った。


「じゃあ、お前は古い世代のことを知っているのか?」


クロックスは答えた。


「ああ。」


イングは言った。


「教えてくれ。古い世代はどんな時代だったんだ?」


クロックスは一瞬イングを見つめ、それから言った。


「いや、本当にやめておけ。」


イングは言った。


「どうして?」


クロックスは答えず、作業を続けた。


イングはクロックスの言葉について考え続けた。


そして言った。


「そんなに長く生きているなら、過去についてたくさん知っているはずだ。」


クロックスは答えた。


「多くのことを知っている。」


イングは言った。


「だったら、どうして教えてくれない?」


クロックスは答えた。


「明かしてはいけないこともある。」


イングはしばらく黙った。


それから剣を見ながら言った。


「それは、お前が作っているこの剣と関係があるのか?」


クロックスは一瞬、作業を止めた。


そして言った。


「かもしれないな。」


イングには、その意味が分からなかった。


しばらくして、クロックスは言った。


「俺たちは原始的だと言われている。それには理由がある。政治国家が隠している理由がな。明かしてはいけない理由だ。」


イングは興味深そうにクロックスを見た。


「どういう意味だ?」


クロックスは答えた。


「その時が来れば分かる。」


イングは黙った。


フーダも黙って二人の会話を聞いていた。


クロックスは手袋の加工を続け、イングは彼の言葉について考え続けた。


センティルの大陸。

巨人たち。

古い世代。

そして、政治国家が隠している理由。


それらすべては、まだイングが知らない秘密だった。


その頃、クロックスの手にはイングの手袋があった。

彼はそれをアダマンタイトで加工していた。


イングとフーダが手袋を受け取りに戻るまで、あと二日。


そして、ナコラ軍の試験まで、残された時間はわずか十二日だった。

センティルと古い世代の秘密を残し、物語は次なる舞台へと進んでいく。

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