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Ch.28 アブナイ姫様リターンズ その三
結城 克己はバルコニーにある椅子に座ってボーっとしていた。
「姫・・・なんで俺を椅子にするんですか?」
結城 克己は膝の上に乗ったマデリンを見る。
「良いではないか。お主はもう妾の大臣なのだから」
マデリンは結城 克己を見る。
「はぁ・・・」
結城 克己はため息をついた。
「お主、あの集落娘のことが好きなのか?」
「好きか嫌いかで言ったら好きだよ」
結城 克己はマデリンを見る。
「奴のどこが好きなんだ?」
「性格いいじゃん。あぁいう子って男友達も多いんだよ」
「友達として・・・好きということか?」
マデリンは結城 克己を見る。
「え?そりゃそうだろ」
結城 克己は即答する。
「では、お主。どんな女が好みだ?」
マデリンは結城 克己に訊ねる。
「言わない。言ってどうなるっていうんだよ」
「良いから言え!」
「・・・まぁ、お姉さんかな」
結城 克己はマデリンを見る。
「トリーナが好きなんだな!?」
「どうしてそうなるんだよ・・・」
結城 克己は呆れたように言葉を漏らす。
「あのな?俺に好きな人はいない。人を愛して添い遂げようなんて考えもない」
結城 克己は考えを伝える。
「トリーナと婚約する気はない・・・と?」
「ない」
結城 克己は、はっきりと答えた。




