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Ch.2 アブナイ姫様 その二

そんなこんなで馬車はお城に到着した。

結城 克己はぼそぼそと文句を言いながらマデリン姫に引っ張られていく。

貴族服に着替えさせられた結城 克己は王宮に住まう高貴な面々と会って自己紹介をした。

威厳あり気な王は結城 克己を見つめる。

「君、うちの姫がいくつか知ってる?十二歳だよ?十歳以上歳離れてる娘に好意を抱くって・・・ちょっと引くわ~」

王は結城 克己に蔑んだ目線を送る。

(こっちは無理やり連れて来られたんだよッ!!なんでこっちが変態みたいな扱い受けてんだよッ!!)

結城 克己は歯を食いしばると深呼吸をした。

「そうですよね!ダメですよね!十二歳なんて法律的にもアウト!じゃあ、帰ります!」

早口で語って逃げる準備に入った結城 克己の服をマデリンが掴む。

「どこへ行く気だ?」

マデリンは結城 克己を見て微笑む。

「帰るんだよ・・・もう帰らせてくれよ・・・」

結城 克己は怒りを堪えながらそう伝える。

「およよ・・・妾から初めてを奪っておいて・・・酷いではないか」

マデリンはしょぼしょぼと悲しそうに倒れた。

「なっ・・・おっ!!」

結城 克己は呆然とするも王たちの冷ややかな目線を跳ね除けようと声を出す。

「お前、なんてアブナイ発言しやがる!!というか、アウトだ!百パーセントアウトだ!!」

結城 克己はマデリンを見て怒鳴った。

「・・・トリーナ、トリーナはおらんか?」

二人の言い合いを見ていた王は呆れたように誰かを呼ぶ。

「はい、陛下」

その時、鋼鉄製の胸当てをつけたシスターのような女性が上から音もなく降って来た。

「ん」

王はマデリンを指さした。

「姫様」

トリーナの声にマデリンが振り向くとトリーナの拳がマデリンの顔面にボカッと直撃した。

「ヒィ!!」

結城 克己は床に伸びたマデリンを見て悲鳴を漏らす。

「何嘘ついとんじゃこのボケェェェェ!!!!」

トリーナはマデリンの胸ぐらを掴んで怒鳴った。

「堪忍や!堪忍したってや!!」

マデリンはトリーナを見て滝のように冷や汗を垂らす。

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