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第五章 戦争の残響

基地を少しぶらついて、今後の目標について考えた後、俺は結局兵士たちのところに戻った。どうやら引っ越しは済ませたようで、今はお互いに攻撃の練習をしていた。残っているのは7人で、3人はもう警備に出たらしい。エルフが2人、そのうち1人は会ったときに俺と話をした奴だ。人間が2人、狼の男が1人、それに女が2人。人間と狼娘だ。


俺に気づいた戦士たちは一列に並び、エルフが前に出た。


「何かご用でしょうか、死すべき者?」


「戦場に戻る。志願者を2人頼む。残りはここに残って、俺がいない間の安全を見張っててくれ」


「了解!」


志願したのは狼のペアだった。ブレンとフロルガ。2人はとてもよく似ていて、兄妹だと判明した。どちらも少し面長で、顔つきは獰猛。鋭い顔立ち、黄色い獣の目、薄い唇の口元からはかなり突き出た犬歯が覗いていて、映画の吸血鬼みたいだ。だが耳と灰色の毛でふさふさした尻尾が、その攻撃的なイメージに可愛らしさを加えていて、俺の目には全然恐ろしく見えなかった。


兄妹は黙ったままだ。どうやら俺の存在に気後れしているらしい。まあいいか。天気はいいし、2つの太陽もそれほど暑くない。どこかで鳥が歌って、草が風にそよいでいる。全てがなかなか良好だ! 岩だらけの平原に着くまでは。


昨日の戦闘の痕跡はそのまま残っていて、ただ蝿の群れが虐殺現場の光景に加わっただけだった。俺たちは迫撃砲が着弾した後に残された死体の山を通り過ぎた。ふむ、もしかしたらここに戻ってきて、せめて剣だけでも回収する価値はあるかもしれないな? 鎧と盾は明らかに使い物にならなかった。というか、ほとんどの場合、破片しか残っていなかった。


俺は慎重に同行者たちにこの件について尋ねてみた。


ブレンは考え込むように耳の後ろを掻き、おかしく耳を動かしてから大声で話し始めた。


「ああ、死体漁りか? いや、普通に問題ないぞ。宮殿のくそったれな軟弱者どもなら死人の持ち物を漁るのが嫌かもしれねえが、ポータルゾーンじゃ生き延びるチャンスは何でも掴まなきゃならねえんだ! そうだろ?」


「ええ、ええ」妹が気乗りしない様子で答えた。


了解して、俺は最寄りの侵入者の死体に近づき、指で触れて自動小銃を拾い上げた。使用不可能というメッセージが再び表示されたが、新しいものも現れた。


「金属の知識、進捗3/3。習得完了!


建設条件達成:製錬所!


加工可能な金属:鉄、鋼、高品質鋼」


よし、完璧だ。


自動小銃の連射音。胸に走る灼熱の痛み。


「致命傷。治癒、寿命-5年」


仲間たちに手を振り、狼の二人組が遮蔽物の影に隠れるのを待ってから、俺は大声で話しかけた。


「俺は死すべき者だ。お前らに俺を止めることはできない。降伏しろ、そうすれば命だけは助けてやるかもしれない」


俺は緊張しながら耳を澄ませ、ゆっくりと前に歩き出した。他人のパニックのせいでまた5年も失うのは御免だった。静寂の中、足音が聞こえ、装甲兵員輸送車の残骸の向こうから二人の少女が迷彩服を着て、自動小銃を頭上に掲げながら現れた。明るい髪のエルフの少女と、赤毛の人間の少女だ。


「武器を捨てろ。ゆっくりとな」


女たちは怯えた様子だったが、言われた通りにした。


「ブレン、フロルガ、身体検査しろ」


チビどもは嬉しそうに物陰から飛び出してきて、かなり手慣れた様子で女たちを調べ上げた。予備の弾薬とナイフ以外に、面白いものは何も持っていなかった。


「さて、話してもらおうか。生き残ったのはお前たちだけか? それとも他にもいるのか?」


「いいえ、私たちだけです」少女が小さな声で言った。


エルフの方は、怯えすぎているのか黙り込んでいた。


「嘘つくんじゃねえ!」ブレンが牙を剥き出しにして女たちに近づきながら、悪意を込めて吐き捨てた。二人は目を固く閉じて震え出し、「本当です」と繰り返した。


「まあまあ、落ち着きなさいよ、このおチビさん。だって、お嬢さんたちはちゃんと分かってるわよね? 命を助けてくれた相手に嘘なんてつかないわよね?」フロルガが甘く囁くような声で割って入った。


はっ、マジで? 悪い狼と良い狼? 可愛いコンビだな。


「で、なんで夜襲をかけてこなかった? まさか次の襲撃までここに引きこもるつもりだったのか?」


「そのつもりだったんですけど……怖くなって。死すべき者が生き延びたのを見たから」


「なるほどな。じゃあこうしよう。どうせ当分は戻れないし、戻れたとしても保証はない。だったら俺に全面協力しろ。変な真似したら速攻で仲間の所に送ってやるからな」そう言って、俺は雄弁に両手で死体の山を指し示した。


「わ……分かりました!」赤毛が間を置いてから叫んだ。


「なあ、お前の相棒は自分で喋れないのか?」


「し、喋れます。同意します……」エルフの方が絞り出すように言った。


「よし、じゃあ簡単な質問から始めよう。お前らのやる気を見させてもらう。お前らのところでクリスタリットは使われてるのか?」


「ああ」


「どこに?」


「冷却材として、ね」赤毛の言葉には何というか、尊大な響きがあった。どうやら頭の悪いアルヴァー派閥の連中に自分たちの技術を説明するのが面白いらしい。


「具体的にどこだ? エンジンか、家庭用冷蔵庫か、それとも速射武器か?」


驚いたように俺を見て、少女は言った。


「ロータリー機関銃よ」


「じゃあ、行こう」


俺と二人の少女は、ブレンとフロルガの監視のもと、墜落したヘリコプターに近づいた。


「手に入れられるか?」


「多分ね。工具が要る。トレーラーにあるはずだ」


フロルガは一部始終を監視した――トラックまで走っていくところから、戻ってくるまで。


機銃の中身が隠されている蓋をしばらくいじくり回した後、赤毛は金属製のコンテナを取り出した。中には俺が必要としていたクリスタリットが入っている。残り三つの機銃でも同じ作業を繰り返し(トレーラーに載っている腐食したヘリコプターのやつも含めて)、俺は四つのコンテナを手に入れた。


「よし、完璧だ。で、トレーラーは動くのか? 運転できるか?」


赤毛がエルフの娘を見ると、彼女は素直に頷いた。高い運転席に優雅に飛び乗ると、彼女はエンジンをかけた。機械が友好的な唸り声を上げる。


「オーケー、とりあえず切っとけ。じゃあ今度はブレンとフロルガ、俺がこの二人を見張ってる間に、自動小銃やショットガン、その他の武器を集めてくれ」


狼娘たちは他の仕事と同じように、熱心に取りかかった。どっちがたくさん集められるか競争を始めやがった。30分後、いや、もっと早かったかもしれない――トレーラーにはありとあらゆる銃器のおもちゃが山積みになっていた。


仲間たちに礼を言ってから、俺は運転席に乗り込み、捕虜の娘たちも一緒に連れて行った。アルヴァーが虐殺された場所の近くで止まるよう指示すると、娘たちに剣を全部集めさせた。まあ、それだけが目的じゃない。ついでに、弱小派閥を襲うたびに何をしでかしているのか、しっかり目に焼き付けてもらおうってわけだ。


真っ青になった娘たちは1時間ほどで作業を終え、疲れ果てて運転席にどさっと座り込んだ。俺は念のため剣を一振り手に取り、ブレンとフロルガは荷台に陣取った。


数分で拠点まで戻ると、住民たちが大騒ぎしているのが見えた。だから、拠点のプラットフォームまで行かずに手前で止めるよう頼んだ。娘たちを連れて、みんなで一緒に拠点へと戻った。


だが、円形エリアに足を踏み入れた途端、メッセージが次々と表示された。


「建設完了」


「建設完了:木こりの小屋×2、狩人の小屋×3、漁師の小屋×2、果物採集人の小屋×1。


アルヴァー派閥とのシナジー+16%(42/100)」


おお、いいじゃないか。このペースなら、すぐにシナジーもそれなりのレベルになるだろう。


その間に野次馬どもがぞろぞろと見に出てきたが、最初に俺たちのところへやって来たのは兵士たちだった。8人全員、つまり石工たちが戻ってきたってことだ。さらに3人いた。人間とドワーフ、そして、えーと、女ドワーフ? それともドワーフ女性? 見慣れないな。


状況を隊長に説明した――ちなみに名前はフェブリモールと言った――俺は円の近くに向かった。そこでは兵舎が建設中で、家を一軒発注した。木材マイナス50、石材30、工具10。


建設が終わるのを待たずに俺は戻り、新しい家で捕虜の女たちを監視下に置くことを提案し、警備員を2人つけることにした。


「アルヴァー派閥とのシナジー+2%(44/100)」


よし、家が完成したな。


この件を片付けて、俺は倉庫へ向かった。まず最初に、すぐ隣に製錬所を発注した。木材マイナス150、石材350、工具40。3時間。


それから倉庫の中に入り、新しいクリスタリットを古いのに加えてぶちまけた。待ちきれずにターミナルに駆け寄り、ステータスを押した。


「倉庫№1。状態:


木材――380単位


石材――440単位


道具――960単位


鉄――0単位


鋼――0単位


高品質鋼――0単位


クリスタリット――565単位」


ああ、畜生、最高じゃないか!


だが自分の場所に走って戻る前に、俺はやっぱり真新しい建物群まで足を運んだ。木こりたちはもう森の方へ向かっていて、ピカピカの斧を光らせていた。狩人たちの姿はもう見えなかったし、若い連中も同じだ。漁師たちは反対側に陣取っていたから、今のところは様子を見に行くのはやめておいた。


建物自体はかなり画一的な見た目で、薪の加工場所とか獲物を吊るす場所とか、職業ごとの専門的な道具が外に置かれているのを除けばどれも似たようなものだった。三角屋根の小さな平屋建てだ。


石工たちも採石場の場所に印をつけているのが見えた。正確には、ここにあるのは石を粗く加工する場所だけで、採石場そのものは鉱山と同じように別に設置されるはずだ。俺は建物を発注して木材100、石50、道具20を使い、それから太いロープ――ディスプレイ付きの――を持って、遠くに見える岩だらけの地形へと向かった。そこで俺はすぐに、拠点から一番近い石の山のところで待機していた夫婦を見つけた。二人は子供と遊んでいた。なぜか俺には、ガキがどうも数時間前に見たときより大きくなったような気がした。気のせいか?


俺がケーブルを所定の場所まで引っ張ると、石の上に建設中の建物の骨組みが現れた――重い荷物を持ち上げるための滑車システムを備えた大きな構造物だ。


予定していた用事を終えて、俺は屋敷に戻り、さっさと地下室へ降りた。繰り返し表示されているメッセージを見て、俺は「心臓」の設置を確定した。


床から卵型の青いクリスタルが現れた。俺の肩までの高さ、ほぼ180センチもある俺にとってもかなりデカい代物だ。内部では白い光の筋が走り、壁面にぶつかっては音もなく花火のように弾けていた。


「死すべき者の生命管理:『死すべき者の心臓』設置完了」


「繋がりを起動しますか? はい/いいえ」


当然、はいだろう。じゃなきゃ何のためにここまでやったんだ。


「死すべき者の生命管理:繋がり起動中。


繋がりレベル1のボーナス:


追加生存年数:+29(係数1)


市民強化×2


アルヴァー派閥の発動:


――基本の力のエンチャント――1日1回無料で使用可能。


――力のエンチャント――寿命-5年


加速のエンチャント――寿命-5年


元素魔法――寿命-25年


共通発動:


治癒――寿命-4年」


29? 見覚えのある数字だな、これって……ふむ、つまり、ロートクに住んでる住民の数だけ、俺に年数が追加されたってことか? ただしアルヴァー派閥だけで、捕虜の女たちはカウントされてないみたいだ。


でも、たぶん誰かが殺されたら、その分の年数も引かれるんだろう? まったく、狡猾なシステムじゃないか。


それに、変身系のコストも安くなったみたいだが、全体の数字を見る限り、まだ俺が楽になったとは言えないな。


それと、市民の強化って何だ? これも確認しないとな。


新しいメッセージが飛び出してきた。


「アップグレード可能:


繋がりレベル2――500クリスタリット。


アルヴァー固有アップグレード――利用不可(アルヴァー派閥出身の妻が必要)」

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