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第四章 住民たちとの顔合わせ

おいおい、まさか本当にこの「ハート」とかいうもので俺の人生に影響を与えられるのか? もちろん、試してみないと分からないが、ここに何か罠があるとは思えない。問題はクリスタリットだ。三十五日も何もせず手紙からの儲けを待つなんて選択肢はない。その間に全滅させられて拠点を奪われるのがオチだ。だが、鉱山を建設できる可能性があるなら、採掘を試してみる価値はある。


頭の中で静かに「ピッ、ピッ」と音がして、メッセージが現れた。


「村の中心の建設が完了しました!


利用可能な建物リストを更新中……完了。


新しい基本建物:木製の柵、監視塔、訓練所、戦士の兵舎、射手の兵舎、製錬所(研究『金属の知識』が必要、進捗0/3)、射手の工房、果物採集人の小屋」


ふむ、研究まで必要なのか? それをどうやって進めればいいんだ? 金属があればかなり助かるんだが、木の盾と革の鎧じゃ先は知れてる。


窓の下から小さなざわめきが聞こえてきて、みんなに集まるよう頼んだことを思い出した。寝室でようやく鏡を見つけたので、住民全員に話しかける前に自分の外見を確認することにした。


よし、今のところ変わりなしだ。短く刈り込んだ明るい金髪――ほとんど白に近い――を持つ、ごく普通の男。痩せた卵型の顔に、少し出た頬骨。高い額、まばらな睫毛の悲しげな灰色の瞳、かなり濃いめの真っ直ぐな眉毛が、どことなく不機嫌そうな印象を与えている。かなり大きめの真っ直ぐな鼻、真っ直ぐな顎、少し厚めの唇を持つ小さめの口。


この世界の住人が俺に対してどんな第一印象を抱くかは知らないが、地球では俺は本当にどこにでもいる平凡な男だと思われていた。


外見の確認を済ませ、俺は集まった群衆――三十人程度を群衆と呼べるならだが――のところへ向かった。


俺を見ると、全員が黙り込み、好奇心たっぷりの目で俺を眺め始めた。それを気にせず、俺は隣に立った長老に、お互いを紹介し合った方がいいんじゃないかと声をかけた。


「おお、そうじゃった、もちろん! 皆の衆! すでにご存知の通り、こちらが我らが尊き死すべき者、ニコ殿じゃ! どうか彼を全面的に信頼し、わしの要求と同じように彼の要求に従ってくれ」


住民たちは喜んで俺を歓迎してくれた。だが、どうやらこちらからの挨拶は期待されていないらしい。


俺は咳払いをして話し始めた。


「皆さん、こんにちは! この村の発展に協力してください! 俺たちがどれだけうまく働けるかで、俺たちの命が懸かっているんだ!」


「はい!」全員が一斉に答えた。


それにしても、ここの連中は本当に意識が高いな。まあ、命の危険に晒され続けて疲れ果てているのかもしれないが。五日おきに誰かがやって来て自分を壁に叩きつけるんじゃないかと怯える生活って、一体どんなもんなんだろうな。


「残念ながら、先の戦いを生き残った兵士は十人だけのようだな。だが、圧倒的な敵を相手に俺と共に戦ってくれた諸君には感謝する」


できるだけ格好良く聞こえるように、記憶を総動員して言葉を選んだ。もっと普通に話してもいいのかもしれないが、軍人たちとは信頼関係を築いておきたかった。


「光栄です、死すべき者様。我々の命はあなたのものです」鎧を着た男の一人、エルフが口を開いた。どうやらリーダー格らしい。


十人の兵士――男が七人、女が三人――は膝をつき、軽く頭を下げた。


「いや、立ってくれ。君たちとの話は後でゆっくりするから、今は自由にしていていい」


一礼して兵士たちが去ると、俺の前には一般の住民たちだけが残り、彼らは疑問の眼差しを俺に向けていた。


「まず最初に聞きたいんだが、新しい住まいはどうだ?」


「最高です、めちゃくちゃいいです、素晴らしいです! ありがとうございます!」という叫び声が一つの塊になって混ざり合った。


「温かい言葉をありがとう、嬉しいよ。じゃあ本題に入るが、お前たちの中にクリスタリットの専門家はいるか?」


「はい、はい、はい、はい、はい! 私を選んでください、死すべき者様!」


一人の女の子が上げた手を熱心に振りながら、その場で飛び跳ねていた。


ああ、思い出した。あれは俺を抱きしめるのを我慢できなかったあの子じゃないか。


今度はよく見えた。そう、長い巻き毛の金髪で豊かな魅力を持つ美人だ。顔は喜びで輝いていて、少しふっくらした頬の端には眩しい笑顔の笑窪がある。緑の瞳の鋭い視線、可愛らしい上を向いた鼻。


「ああ、頼む、こっちに来てくれ」


悲鳴を上げて、少女は俺に駆け寄ってきた。また抱きつきそうになったが、ギリギリで止まった――とはいえ、距離は近すぎる。そして息継ぎもせずに一気にまくし立てた。


「私の名前はアンネリ。亡き西部高地のクリスタリット鉱山の所有者の娘です。新しい鉱脈を探しにここへ来ました。何かお役に立てることはありますか?」


「ああ、よろしく、アンネリ。で、この近くで鉱脈は見つかったのか?」


「はい! でも条件があります、はい、あります!」


住民たちがざわめき始め、ファリンが苛立たしげに少女に声をかけた。


「アンネリ、何を言ってるんだ?! 条件を通すために俺たちの命を賭けるつもりか? ニコには全面協力するって約束しただろう!」


少女は全員に手を振って退けた。


「知ったことじゃないわ。いざとなったら逃げ帰るだけだし。あなたたちは新しいクリスタリットの専門家を探せばいい。私はただ死すべき者に結婚してくれってお願いするつもりなだけよ!」


一体何なんだ、一日で二人目の女の子を押し付けられるなんて。ここの男どもはどうやら大したことないらしい。


「悪いけど、こんなこと聞いて、アンネリ。でももし君が拒否したせいで俺も含めて住民全員が死ぬことになったら、本当にどうでもいいって思うのか? もうちょっと考えた方がいいんじゃないか?」


少女は不満そうに唇を尖らせた。どうやら彼女の幼さが裏目に出たらしい。


「わかった、ニコ。でもせめてキスくらいは? それで私の提案について考えてくれる?」


「わかった、夕方に屋敷に来い」


「やったー、最高!」


他の住民たちはただ首を振るばかりで、誰かは手のひらで顔を覆った。どうやらこの小娘、よくこういう騒ぎを起こすらしい。


その後、残りの住民たちと顔合わせする番になったが、名前は覚えないことにした。多すぎるんだ。


つまり、ドワーフの木こりが二人、石工が二人(夫婦と七歳くらいの男の子)、狩人が三人(狐の青年とエルフの女性二人)、漁師が二人(人間の夫と猫娘の妻、それに小さな子供が二人、全員耳付き)、ドワーフの鍛冶屋が一人、そして特に専門職のない若者たち――エルフの青年、狐娘の娘、犬娘の娘、みんな十七歳くらいだ。


作業場は小さな円形の区画に建てると説明してから、木こりと狩人と漁師には場所を選んで印をつけてもらうよう頼んだ。石工たちには近くの岩場を調査するよう指示し、兵士三人を助手としてつけた。若者たちには狩人と一緒に森へ果物を探しに行くよう提案した。


正直なところ、休憩中に何が襲ってくるのか俺にはさっぱり分からなかったが、肉に飢えた野獣くらいはいるだろうと予想した。


みんなが散っていくと、長老とセフィーナ、アンネリ、それにドワーフの鍛冶屋だけが残った。


俺は鍛冶屋を呼び寄せた。小柄でがっしりした体つきの男で、膝まで届く赤い髭を生やしている。擦り切れて所々穴の開いた古い服を着て、頭には三角帽子みたいな不格好な帽子を被っている。明らかに酒臭い。


「ワシはデフールと申します、死すべき者様。鍛冶をやっとります。ただ今は仕事がまるでねえ、金属がねえもんで」


「お前、一番よく使う金属について教えてくれるか?」


「おお、そいつぁ簡単でさあ! 鉄、こいつは普通のやつで、道具用ですわ。それから鋼、こいつは剣用でさあ」


「それで終わり? たった二つだけ?」


「ええ、旦那様、こりゃまあそういうもんでして! 鉱石ならいろいろ揃ってますよ、リバーサイトだのグバーだのね、ただ普通の炉じゃ溶かせねえんです。そういう炉は首都にしかありませんで」


「なるほど、情報ありがとう。ということは、お前は鍛冶屋なだけじゃなくて、鉱石にも詳しいんだな?」


デフールは深々と頭を下げ、髭で地面を掃いた。


「当然ですとも、旦那様! ドワーフが自分をドワーフと名乗れるのは、鉱石に通じてこそですからね」


「それなら、石工たちと一緒に行って、岩場に鉱脈がないか調べてもらえないか?」


「最高の出来でやらせていただきます!」


ドワーフを見送った後、俺はアンネリにクリスタリットの源泉がどこにあるのか案内してくれと頼んだ。


彼女は俺の袖を掴んで跳ねるように走り出し、あっという間に小川のそばに立っていた。


「ほら、これよ!」少女は大きな声でそう言うと、誇らしげに川を指差した。


「えっと、川全体?」


「違うわよ、ほら、これ!」


よく見てみた。見た感じは、水は水で、普通に流れている。でも一か所だけ、確かに水の透明度が少し乱れているような気がした。まるでアクリル板越しに見ているみたいに。


「ああ、ありがとう! ここで待ってて」


俺は基地に向かって一直線に走って戻った。一番近い小さなサークルに駆け寄ると、パネルを起動してクリスタリット鉱山を発注した。木材マイナス300、石材500、道具50。結構な出費だ。でも倉庫から響くガタガタという音を聞く限り、備蓄は補充されたみたいだから、まだ建設を続けられそうだ。


どうやら採掘は簡単じゃなさそうだ。円周上に小さな建物の骨組みが形成され、そこから地面に沿って結構太いホースみたいなものが伸びていった。その先端には小さなディスプレイが付いていて、こんな文字が表示されていた。


「クリスタリット源泉に設置せよ」


どんどん伸びていくホースを慎重に引っ張って所定の位置まで運び、水の中に突っ込んだ。


川の源泉があった場所に、細長い円筒形の輪郭が現れ、水の奥深くまで続いている。円筒はホースで基地の建物と繋がっていた。建設完了まで丸12時間!


「ありがとう、アンネリ。また夕方に!」


「うぐすっ!」


多くの者がすでに将来の場所を指定していたので、俺は木こりの小屋を2つ、狩人の小屋を3つ、漁師の小屋を2つ、果物採集人の小屋を1つ発注した。石工たちはまだ戻っていないので、そっちは放置。すべての建物は1時間で完成し、資源は木材480、石材240、道具17を消費した。そうだな、資源が貴重であればあるほど、生産施設も高くつくわけだ。


今日開放された建物はどれも建設にかなり時間がかかることを確認してから、住居から離れた場所を選んで訓練所と兵舎2棟を発注した――木材750、石材1250、道具27。全部で3時間。


それから直径を横切って歩き、時計の文字盤で言えば12時、3時、6時、9時の位置に監視塔を発注した――木材400、石材80。生産小屋の円周上に建てられ、3時間で完成する予定だ。


障壁に関しては、どこを探しても見つからなかった。中央ターミナルに近づいてみると、そこに防御施設の項目があった。柵全体で木材1000、建設時間12時間。


まあ、こんな大量購入の後は倉庫に向かうことにした。どうやら内部の倉庫は空っぽになったらしい。


「倉庫№1。状態:


木材――580単位


石材――820単位


道具――最大


クリスタリット――365単位」


ああ、せめて道具だけはまだ余裕があるな。ところで道具といえば、金属の話だったはずだ。そう考えた途端、指が点滅した。


俺は斧を手に取り、チップで触れた。


「金属の知識、進捗1/3」


他のも全部同じだった。金属という金属を片っ端から触ってみたんだが。


まあ、端末から突き出た金属の柱は研究対象にならないってことか。


兵士の一人から剣を借りて、ようやく目当ての表示が出た。


「金属の知識、進捗2/3」


さて、後はどこで探すか? うーん、戦場に行ってみるか? あそこなら金属製の物がたくさん残ってるはずだ。


建設が終わるまで、それをやっておこう。

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