第五十二章 ドラゴン対サソリ
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第五十二章 ドラゴン対サソリ
ああ、別にそそられたってわけじゃない。ただ、今日一日でかなり消耗していた。それも体よりは、むしろ心のほうが。だとしたら、こういう刺激こそ、今の俺にはちょうどいいんじゃないか? それに、約束しちまったしな。
俺はシャザのほうに向き直り、抱き寄せて唇を重ねた。とんでもない威力の爆発にすら耐えたその頑丈な体が、今は俺の腕の中で小刻みに震えている。続きを待ちわびて。
さらさらと微かな衣擦れの音がして、ケルの体から、大事なところを覆っていた服がすべて消え失せた。俺は嬉々としてその胸に触れる。小さいけれど、ひどく甘い声が漏れた。サソリの尻尾がぷるぷると震えだし、俺は、こいつが盛り上がった勢いでそれをぶっ刺してこないことを祈るしかなかった。
キスを続けながら、張りのある胸をじっくりと揉みほぐしていく。すると不意に、ズボンの上から硬いものが触れてきた。んー、そうだった。こいつの手はかなり硬いんだ。俺のために腕の甲殻はほとんど外してくれたとはいえ……。本人もそれは分かっているらしく、彼女は布越しに、そっと俺のモノを撫で始めた。
俺はキスを切り上げ、硬くなった乳首に歯を立てた。「ひゃっ」と声を上げて、ケルは黒髪を振り乱しながら後ろへ仰け反る。こういうのでますます昂ぶっていくのが見て取れたので、俺はそのまま甘噛みを続けた。
胸を弄びながら、彼女のそこに指を二本沈めて激しく動かすと、また甘い嬌声があたりに響き渡った。フレムテックの娘たちのことを少しは気にするべきなのかもしれないが、もうどうでもよかった。
……
やがて、俺たちはすっかり火の消えた焚き火のところへ戻った。ちょうどフレムテックの娘たちが慌ててトラックの側面の窓から飛び退くところで、思わず吹き出してしまった。
「あんた、ほんとに信じられないくらいすごかった。何が来ても驚かないつもりだったけど、まさかあんなの……」
ケルはうっとりと目を細め、思い出に浸っている。
「信じられないくらいすごい嫁さんがついてるからな」
嬉しそうなケルは俺にぴったりと身を寄せ、尻尾をくるりと巻きつけてきた。




