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第四十一章 ハードな一日の終わり

コリャンはゆっくり休めたわけだ!あまり格好いいやり方じゃないが、今のスケジュールじゃ選り好みしてられない。それに明日がもう戦闘前の最終日だってことを考えれば、テクガンの連中のところにホップ農場を総力で建設して、そこに移動することを真剣に考えないとな。


まあ、俺が留守にしてたことについては分かる。何も言わずに出て行って、心配かけて、そういうことだ。とはいえ、それがこんな冷たい出迎えをする理由にはならないだろう。だが健康のことって、一体どうして?俺は絶好調なんだが、もしかしてあの時倒れたことを娘たちが話したのか?


俺は何食わぬ顔で近づいて椅子にドサッと座り、深いため息をついた。


「大丈夫だって」


セフィーナが怒ったように鳴いて言い放った。


「全然大丈夫じゃない!キューが何か調べて、あなたはあと二週間しか生きられないって言ったのよ!どうしてそんな大事なこと黙ってられるの!?私たちがどうでもいいと思ってるの?それとも、何も知らずにいた方が楽だとでも?ある日突然ベッドであなたを見つけた方がマシだって……」


「死んでるのを……」アルビが小さく言った後、「きゃっ」と声を上げた。どうやら誰かに尻尾を引っ張られたらしい。


セフィーナは荒い息をつき、黙り込んだ。クリスティーナがソファから飛び上がり、彼女に近づいて後ろから抱きしめた。


沈黙が垂れ込めた。なるほど、そういうことか。俺の残り日数ってのは、何か曖昧な概念じゃなくて、本当に肉体に現れる変化なのか?この世界の神々の「神性」について、ますます疑問が湧いてくるんだが。


俺は黙って指で顎を叩いていたが、やがて大きな声で尋ねた。


「みんなそう思ってるんだな?」


誰も一斉に頷きはしなかったが、この沈黙を見る限り、その通りなんだろう。


「わかった。結局のところ、お前たちは俺について何も知らないわけだ。それもこれも、お前たちが早急な決断を好むせいだけどな、はは。手短に、本題に入ろう。これまでの死すべき者は全員死んだんだよな?」


「ええ」とアンネリが静かに答えた。彼女まで妙に真剣な顔つきになっている。群衆の目の前で勇者に触れたがったあの陽気な娘はどこへ行ったんだ?


「俺の場合、何がどう狂ったのかは知らないし、理由なんてどうでもいい。だが、俺は生かされた。ただし条件付きでな。毎日、未来の一年分の命を差し出さなきゃならない。計算すると、だいたい四十日ちょっとってところだ。つまり俺は生きた死刑囚みたいなもんだ。悪く思うなよ」


ジェシーは不信感をあらわにして首を横に振り、恨みと悲しみの混じった声で言った。


「どうして、なんて不公平なの? なんであなたがこんな目に遭わなきゃいけないの?」


「いや、別に罰だとは思ってないんだ。俺がこの世界の人間じゃないって知ってるだろ? 元の世界では死にかけてた、いや、召喚された時にはもう死んでたんだ。だから、この二度目のチャンスにはすごく感謝してるし……みんなに会えたことにも。こんな可愛い娘たちに恵まれて嬉しい。たとえ最終的に状況が俺に不利になったとしても、みんなが生き続けることを知っていれば、俺は幸せだと思う」


なんか悲観的な妄想に走りすぎたかもしれない。娘たちが俺に駆け寄って抱きついてきて、すすり泣き始めた。


「パパ、やめて、そんなこと言わないで。きっと大丈夫だから!」


「わかった、泣くなって!」


俺は娘たち全員の、というかもう十七歳でほとんど大人になった少女たちの耳を撫でてやった。ジェシーとアンネリには、自分の子供たちにこういうことをしてこなかったのを見られるのは気まずいかもしれない。もちろん、それは言い訳にならない。父親としてどう振る舞うべきかなんて、自分の父親を知らない俺には判断が難しいけど、少なくともこんなんじゃダメだったんだろうな。


セフィーナは唇を噛んで床を見つめたまま黙っていた。ジェシーは時折首を横に振りながら天井を見上げ、アンネリはただ悲しそうに座っていた。半分死にかけた夫なんて、彼女たちが望んでいたものじゃないよな?


「パパ、全部は話してないでしょ」クリスティーナが耳元で囁いた。


お、彼女は何か知ってるのか? どうやらこの土地のシステムについて、かなり理解してるみたいだな。


「ああ、あともう少しある。俺に致命的なダメージが加わると、自分の年数を使って復活するんだ。それに住民の誰かが死んだ場合、一回目は無料で蘇生できるが、二回目以降はまた俺の年数を消費することになる」


「ちょっと待って、ニコ。四十日以上あったのに二週間しか残ってないのって、つまり村を守って誰も死なせまいと戦ってたせい、ってこと?」アンネリが訊いた。


「まあ、そんなところだ。もっと経験があれば、死ぬ回数も減らせたかもしれないけどな」俺は苦笑いした。


また同情されそうな気配を感じて、俺は慌てて続けた。


「で、最後に、なんで俺が消えたかって話だ。実は七日目に神々の試練ってのが行われて、これが強制参加なんだよ。逃げたら死亡。脅しのために少し苦しめられて、ちょうどその状態を娘たちに見られちまった。だから、いつまで待たせるか分からなかったし、予告なしですぐに行ったってわけ。そういうことだ」


それから俺は荒野でのとんでもない冒険を手短に語った。話を終えると、今は一ヶ月分の余裕があるという朗報をみんなに伝えて、口を閉じた。


女の子たちも黙っていた。最初に口を開いたのはセフィーナで、手に持った尻尾をいじりながら話し始めた。


「ごめんなさい、ニコ。あなたはあんなに辛い思いをしてきたのに、私ったら飛びかかっちゃって。今、すごく恥ずかしいわ……でも、あなたも悪いのよ。私たちに話してくれなかったんだから」


「ああ、その通りだな」


ジェシーが微笑んだ。


「でも私は嬉しいわ。思ってたほど悪くないもの。それに、せっかく私たちこんな危険な家族なんだから、毎日を最後の日みたいに過ごすべきよ!喧嘩だの言い争いだのは要らないわ。みんなで仲良くやっていきましょうよ。それでなくても問題は山ほどあるんだから」


「そうね、ニコの村での仕事も最大限減らさないと。本当にみんなで一緒に過ごす時間を増やすために!」とアンネリが付け加えた。


このアイデアが好意的に受け入れられて嬉しかった。俺も一言加えることにした。


「お願いだから、ケルを避けないでくれ。彼女は君たちが思っているほど恐ろしくて異質な存在じゃないんだ」


妻たちは目を合わせて頷いた。これで一件落着といったところだろう。


とはいえ、ゆっくり休めるのは寝てる間だけみたいだな。まあ、座れただけでもマシか。


クリスティーナが対応してくれるというので、俺は彼女とセフィーナ、ジェシーを連れて家族用端末のところへ向かった。娘は口を少し開けて、耳をひょこひょこ動かしながら、目新しいものを興味津々で眺めていた。セフィーナを例に訓練の設定方法を見せてから、クリスティーナのやり方を見守った。完璧だ。これなら彼女とアンネリに任せて、もう一つの拠点に本腰を入れられそうだな。


よし、妻たちをランク3まで訓練するのに6時間か。


クリスティーナに他にやった作業を全部聞いてみたら、さらに驚かされた。全施設のリストを作って、足りないものまで洗い出してくれていた。採掘専門家がいるかどうかまでは確認してなかったが、そこまで求めるのは酷だろう。


「部隊の訓練も設定したのか?」


クリスティーナは両手でスカートをぎゅっと握りしめ、微笑んで言った。


「はい! フェブリモールとイヴェット、デリオの3人です」


「あら、指揮官と射撃手ね。本当に賢い子じゃない!誰に似たのかしらね、はは」


俺は娘の頭を撫でてやった。それに対して満足そうなにゃーという声が聞こえてきた。俺が手を離すと、クリスティーナは俺に駆け寄って抱きついてきた。


「パパ、もう居なくならないで、いい?」少女は静かにそう言って、潤んだ瞳で俺をじっと見つめた。


「努力するよ」


しばらくそうしていたが、俺は娘に休むよう勧めた。今日は彼女が一番神経をすり減らしただろう。自分の行動に対する責任が彼女の肩にのしかかっていたんだからな。


俺の頬にチュッとキスをすると、クリスティーナは走って行った。俺は客用の寝室に降りて、ケルにも訓練を受けるよう頼んだ。だが上に上がる途中で、彼女に聞いてみることにした。


「なあ、キルハイヴの拠点を置くのに、もっといい場所ってあるか?」


少し考えてから、少女は答えた:


「いや、実際のところ、うちの誰かが『ロートク』を設置する前に入念に選んでたなんて覚えてないわ。確か、必要なものは全部勝手に出てくるはずだけど……自信ないな。それで、やっぱりそういう拠点を作るつもり?」


「ああ、その方がいいと思う。最低でも、お前と娘たちを強化するためにな」


ケルが微笑んだ。


「じゃあ、私たちのため? それはいいわね。だってラズももうすぐ成長するし、ドラコニドには拠点が必要なの。じゃないと潜在能力が開花しないから」


「そういうことか? でも、俺には労働者がいないし、そんなに沢山の建物は建てられないと思うんだが。資源採取も問題になるだろうし」


シャザがクスクス笑いながら、俺の背中を叩いた。


「そんなこと心配すんな。巣が働き手を見つけてくれるさ」


それ以上の答えはなかったが、そんなに簡単なら、拠点なんてとっくの昔に作っておくべきだったな……


話題を変えようと思い、俺はケルに、彼女があれほど憎んでいるシャドマーの女と遭遇したときのことを話した。


「殺したの? 殺したのよね、あの恥知らずな化け物を?」歪んだ顔で問い詰め始めるスコーピオン娘は、俺の腕を掴んできた。


「ああ、当然だろ、俺が勝ったんだから、忘れたのか?」


「ふう」


「なあ、お前たちはあいつらの超常能力にどう対処してるんだ? 見た感じ、戦闘ではかなり厄介そうなんだが」


ケルは手を振った。


「いや、そうでもないわ。ドラコニドには隠密系能力をブロックするフィールドみたいなものがあるけど、例えば私一人だったらもうそう簡単にはいかないわね」


なるほど、あの残念フェミニストをここに呼び出せる可能性があることを考えると、将来役立つ情報だな。


ケルがもう俺に襲いかからないことに少し驚きながら、彼女を訓練に送り出した。


「休め、ニコ。どんなに強い奴でも休息は必要だ」ケルが静かに俺の手に触れながら言った。俺は微笑んで昇格を開始した。


その後、俺はキャンプに駆け込んで次の昇格対象にランク3を設定した。射手のリアレフ、技術者のレジナルド。次はブレンを選ぼうと思ったが、突然狐娘が飛びついてきた。


「死すべき者、お願いです、私にランク3をいただけませんか!?」娘は意を決したように図々しく叫び、ふさふさした尻尾を振った。


「サユリ、何をそんなに急いでるんだ?」


「ただ、最終的な戦闘モデルに入って、もっと役に立ちたいんです。正直なところ、脇役でくすぶるのにはうんざりしました」


まあ、彼女が最後に加わったことを考えると、きついだろうな。ゲフール村から来た兵士たちもいるが、彼らは自分たちの集団でまとまってるだけだと思う。娘が望むなら、俺が自分で選んだ奴らより効果的かもしれないな。試してみる価値はある。


彼女も送り出してから、俺はセンターに入り、隣の村から来た訓練を受けていない最後の一人を引っ張り出して、リバーサイトの訓練に送った。


ファリンの手を借りずに倉庫から石材を二つほど取り出し、どの端末に錬金術を使おうかと考え始めた。効果が基地全体に及ぶなら、中央端末がいいんじゃないか?


予想は当たり、発動後、俺は木材200を金200と交換した。


さて、コンパニオンの石をどの指輪に嵌め込むか考えなきゃな。結婚指輪でもいけるかな? まあ、何も起こらないだろうし、どうせいつも着けてるし。


作業台に戻り、石をセフィーナの指輪と合成した。指輪に台座付きの宝石が現れた。押してみるか。


家の中にいるのに、軽い風が吹いた。背後から陽気な女の子の声が聞こえた。


「やっほー! ニコニコ、あたしここだよ!」


振り返ったが、誰もいなかった。


「もうここにいるよ、ひひっ!」


俺は再び振り返ったが、ほんの一瞬だけで、すぐに元の姿勢に戻った。


「あらあら、捕まえた! このおバカさん!」


俺の目の前で、空中に少女が浮かんでいた。可愛らしいが、どこか幼い顔立ち、虹彩も瞳孔もない大きな薄紫色の瞳、膝まで届く長い黒髪を二つのツインテールに結んでいる。少女はビキニを着ているようだった。少なくとも、ブラジャーはそう見える。下半身は赤い布の帯が何本も巻きつけられていて、大きな金色の輪っかで飾られていた。それと白いニーソックス――というか靴下? ――に金色のラインが入っていて、足首には金色のブレスレットで留められている。履物は――たぶんアイヴィだろう――履いていなかった。どうせ空中に浮いているんだし。


仕上げに、手首に固定された幅広の布が少女の背中へと伸びていて、首や髪、長く尖った耳、腕には金の装飾品がじゃらじゃらと付いていた。


「どう、もう十分見た? 私、気に入った?」少女が図々しく訊いてきた。


「どうでもいいだろ、お前はアシスタントであって、花嫁じゃないんだから」


「うふふ、油断しちゃダメよ!」少女は楽しそうにそう言うと、俺の体をすり抜けて飛んでいった。


「ああ、もう。幽霊の嫁さんとか勘弁してくれ。いい加減ふざけるのやめろよ、じゃないと指輪切るぞ」


「うー、なんて不機嫌なんだ、ニコニコ! べーっ!」少女は舌を出してからかってきた。


俺は石材を押した。今日はもう幽霊娘の相手をする気分じゃない。


こんなくだらないもののために「コレクター」は必死になっていたのか? 俺が何か見落としているか、アイヴィとはもっと詰めて話さないと使い物にならないかのどっちかだな。


さて、ようやく寝ようと思って少しずつ服を脱ぎ始めた。ポケットの中で、しおれかけた苔のかけらに触れた。


そうだった。掴んだのは掴んだが、思い出すのを忘れていた。ん、確か本もあったはずだ。


待て、あれはどこだ? 確かにちゃんと隠したはずなのに、落ちるわけがない。全部のポケットを探ってから、俺は捜索をやめた。まあ、中身は覚えているからいいか。


もう一度服を着直して、俺はまた外に出て、街の中心で薬草師を見つけた。


彼は目を見開いて俺の発見物を見つめ、大切そうにそのかけらを受け取った。


「これって……これってアルゲルムか充電苔じゃないか! こんなの首都にしかないと思ってたのに!」


「いや、見ての通りだ」


どうやら、かなりレアなものらしい。


「育てられるか?」


「はい、頑張ってみます! そういえば、探してくれと頼まれてた薬草です」


おお、確かに結構集めてきたな。俺は指で突きながら、メッセージが出るまで確認した。


「『薬草知識』、進捗5/5。習得完了! 支援兵舎が建設可能になりました」


薬草師に礼を言って、俺は兵舎まで歩いて建設を発注した。木材と石材が300、道具が30。これでようやく本当に寝られるな。


◇◇◇


「現在の残存寿命――31+(68)。能力発動用ボーナス年数:13(8)(係数0.2)」


「倉庫。状態:


木材――25単位――採取中、収支+400(20単位/時×2);


石材――90単位――採取中、収支+200(40単位/時)(-200石工の工房);


加工石材――450単位――生産中、収支+200(20単位/時);


道具――485単位;


鉄――620単位――採取中、収支+200(20単位/時×3)(-200製錬所)(-200製錬所);


石炭――50単位――採取中、収支+0(20単位/時)(-100製錬所)(-100製錬所);


鋼――220単位――生産中、収支+200(20単位/時);


高品質鋼――85単位――生産中、収支+100(10単位/時);


クリスタリット――1235単位――採取中、収支+15(1.5単位/時);


アッペライト――200単位――採取中、収支+100(20単位/時)(-100製錬所);


クリスタライト――150単位――採取中、収支+100(10単位/時);


金――400単位――採取中、収支+50。


アルヴァー派閥とのシナジー(100/100)。


テクガン派閥とのシナジー(60/100)。


キルハイヴ派閥とのシナジー(40/100)。


フレムテック派閥とのシナジー(15/100)。


死すべき者の現在の兵科モデル:ヘビータクティカルナイト(回復中)、スナイパーアーチャー(回復中)。


現在建設中:支援兵舎。


軍隊:


ランク3:3体。シールダー、エリートマークスマン×2。


ランク2:12体。ロングボウ射手、戦士×4、闘士×2、エンジニア、スナイパー、セフィーナ、ジェシー、ケル。


ランク1:3体。闘士×3、キュー。


ランク0:5体。闘士×4。


訓練中:6。


待機中:0」

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