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第二十六章 未知を解き明かす

アンネリと他愛ない話を少ししてから、俺たちは寝ることにした。今回は外に出る気にもならなかった。何の予定もないし、今日は相当疲れた。まあ、それでも悪くない仕事をしたと思う。そんなことを考えながら、俺は眠りについた。


◇◇◇


六日目。


俺は伸びをして、目をこすりながら朝のメッセージに備えた。


「新しい日の始まり。月額料金(繋がり):費用の選択:寿命1年/市民1名の命」


ステータスに何かエラーがあったことを思い出して、俺は市民を選んでリストを開いた。ああ、いたいた、アグネス・ブーリン。名前を選ぶと、それは消えた。


「市民ステータス:-1(38)」


「月額料金が徴収されました。現在の残存寿命――17+(38)」


素晴らしい、バグのおかげで一年節約できた。それだけでも感謝だ。


「現在の派閥配置表:


1.不明な派閥。


2.不明な派閥。


3.不明な派閥。


4.キルハイヴ派閥。


5.不明な派閥。


6.フレムテック派閥。


7.テクガン派閥。


8.アルヴァー派閥」


ほら、新しい知り合いが明らかになった。なかなか強そうな連中なのに、6位なのか。まあ、ケルの婿も訳の分からない化け物だったし、あいつらにそういうのがたくさんいるなら、上位なのも納得だな。


「本日のボーナス:木材+100、石材+100、道具+20、クリスタリット+1、果物+50」


「注意!テクガン派閥の基礎村落を発見。所有者:アルヴァーの守護者。追加ボーナスを送付」


「本日のボーナス:木材+100、石灰岩+100、道具+20、クリスタリット+1、豆+50」


えーと、今まで黙ってたのか?それとも昨日、戦闘を待ってる間に見逃したのか?


「市民が1名成人に達しました。職業選択が可能です」


ああ、見たところ、石工の息子だな? 他に該当しそうな奴はいない。


もうこれ以上何もなかった。俺はベッドから起き上がり、服を着て階下へ降りた。妻が何人もいるのに、いつも一人で目が覚めるなんて、一体どういう傾向なんだ。


階下はかなり騒がしかった。セフィーナがまた「霊的料理」の練習をしていて、キッチンでポルターガイストのショーを繰り広げていた。アンネリは感嘆しながらその光景を見つめ、手を叩いていた。


「あ、ニコ! おはよう!」女たちが俺に気づいて声を上げた。


まあ、アンネリがお腹を大きく膨らませて、重そうに立ち上がって俺のところに来たことに驚きはしなかった。


「あなた、もうすぐ赤ちゃんが生まれるのよ」アンネリがお腹を撫でながら囁いた。


「素晴らしい知らせだ、ハニー」俺は心から言って、彼女にキスをした。「狼族の連中はもう呼んだか?」


「ええ、もう呼びに行ってきたわ」セフィーナが得意げに、実務的に報告した。


「それじゃ、完璧だ!」


果物と焼いた肉を数切れ食べて朝食を済ませた俺たちは、専門家の到着を待った。


ファリンは満足げに俺の肩を叩き、ブレンは挨拶代わりに軽く頷いただけで、フロルガは悲しそうにため息をついた。


セフィーナはサポート役として残り、俺はまた追い出された。ドアが開くのを待って、笑顔の長老を一瞥してから中に入った。


おお、二人か。


「男の子と女の子だ!最初の跡継ぎ誕生おめでとう、へへ」ファリンが嬉しそうに答えたが、セフィーナの鋭い視線を受けてすぐに黙り込んだ。


幸せそうに輝いているアンネリの隣に座って、赤ん坊たちを見つめた。娘はもう母親に似ているところがある――同じ色の明るい髪が生え始めていて、俺をじっと観察している緑色の大きな瞳。息子の方も瞳は緑色で、髪は俺の色に近い感じだった。明るくて、いや、たぶん銀色に近いかもしれない。


ファリンたちは待たずに、「今日はこういう状況なのはお前たちだけじゃないんでな」という口実でさっさと立ち去った。お礼の言葉も最後まで聞かずにだ。ああ、他の誰かも楽しい夜を過ごしたってことか?


「あのさ、ダーリン。男の子は私が名付けて、女の子はあなたが名付けるっていうのはどう?」アンネリがそう尋ねながら、おねだりするような顔を作った。


「いいぜ」


「じゃあ、坊やはアキルズね!」


「ソフィア」


「市民ステータス:+2(40)」


「ステータス更新中……完了」


「新規登録:アキルズ・ヴィノグラードフ、アルヴァー派閥。


新規登録:ソフィア・ヴィノグラードヴァ、アルヴァー派閥」


眠りについた子供たちをもう一度見てから、俺はアンネリにキスをして、セフィーナに彼女を見ていてくれるよう頼んだ。そして自分は、既に明らかにソワソワしている若い男が待っているセンターへと向かった。温かく挨拶を交わしてから、彼と一緒に端末のところへ行った。ああ、選択肢は少なかった。でもどっちにしろ役に立つはずだから、俺はその若者を石工の親方として訓練を受けさせることにした。じゃないと壁なんて永遠に作れないからな。訓練時間は3時間。


その間に、メッセージが届いた。


「市民ステータス:+2(42)」


そしてもちろん、フェブリモールのところへ向かった。まあ、自分でリストを確認することもできるんだけど、こっちの方が早い。エルフは俺の質問に喜んで、嬉しそうに噂話を教えてくれた。戦闘の後で興奮していたドワーフのカップルが、ついに二人の赤ん坊を作ったらしい。


「おお、でもそれだけじゃないですよ、死すべき者。あなたも昨日はやりましたよね?」フェブリモールが意味ありげにウインクしながら、探るように聞いてきた。


「ああ、男の子と女の子だ。行って、みんなに言いふらしてこい」


「了解です!」指揮官は喜んで叫ぶと、急いでニュースを広めに行った。


キャンプに残った俺は、狼たちが戻ってくるのを待ってから、捕虜の女について尋ねた。


「ああ、キューか。まあ、あいつは割と話が通じる方だな。お前らが言ってた女隊長みたいにイカれちゃいないし。だから、大まかな話なら俺たちがしてやってもいいし、直接聞いてもいいぜ」ブレンが気だるそうに報告した。朝のガキどもの世話でだいぶ疲れているらしい。


礼を言って、俺は牢獄代わりになっている俺たちの家へ向かった。


ドアを開けると、女はベッドに横たわり、あの際どい格好のまま、物思いに耽るように天井を見つめていた。俺に気づくと、キューは軽く微笑んでベッドに腰を下ろした。


「やあ、ニコだよね?」


「おや、誰がもう喋っちまったんだ?」


「あなたの話はよく出てるわ。ここに来るまでの間だけでも、あなたへの賛辞をずいぶん耳にしたもの」


「そうか。それはいいんだが、俺としちゃお前の話を聞きたいんだがな」


女は座り直し、落ち着いた様子で頷いた。


「どうやって私たちのところに来たんですか?」


「私たちは各ロートクに攻撃用ポータルを構築して、何度も試行を重ねた結果、テクガン派閥の反対側にあるポータルゾーンに侵入することができたの。彼らは予想していなかった。自分たちがあなたたちを攻撃していたから。だから私たちは簡単に彼らを壊滅させて、ポータルが閉じる前にあなたたちのところに辿り着けたってわけ」


俺の推測は正しかったわけだ。よかった、余計な驚きは御免だからな。


「ってことは、次も同じ場所を攻撃できるってことか?」


「ええ、おそらくそう決めるでしょうね。アグネスは負けるのが嫌いだから」


ん?


「待てよ、あのヘッドセットをつけた女の子だろ? アグネス・ブーリンって?」


「あら、苗字まで調べたのね。そう、彼女よ」キューは驚いたように微笑んで、興味深そうに俺を見つめた。


「でも、彼女は自爆したんだぞ。見ただろ?」


「ああ、死は終わりじゃないのよ。もうクローンが作られてるはずだから」


なんだって。つまり、あのステータス関連のおかしな現象はバグじゃなかったってことか!それにしても不思議だな。クローンって言っても、要するに別の人間だろ。なんで紐付けが残ってるんだ?


「あなたたちはそんな技術を持っているのか?」


「ええ。大袈裟な言い方をすれば、私たちの恵みであり呪いでもあるのよ」少女は肩をすくめて寂しげに言った。


「アグネスについて言ってたことを考えると、死んだ後に蘇るのが呪いだとは思えないけどな」


「絶え間ないクローニングのせいで遺伝子コードが不安定なの。住民の大半は子孫を残せずに死んだわ。他の派閥から連れてきた住民もほとんど適合しないから、すぐに遺伝子サンプルを採取するしかないのよ。その方が面倒が少ないから」


「なあ、お前の態度を見てると、全員撃ち殺してたくせに、遺伝子のことなんて話にもならなかっただろ」


「あ、ただ優秀な人間だけが必要なのよ。凡人と掛け合わせるのはあまりにも資源の無駄だし、その後何十回も交配を重ねて強力な組み合わせを取り戻さなきゃいけないから」


何かが妙だった。普通の捕虜にはあまり見えない。


「なあ、キュー。どうしてそんなに簡単に全部喋るんだ? 俺たちに偽情報を掴ませるために嘘をついてるんじゃないのか?」


少女は高らかに笑った。


「もし嘘をついてるとして、あんたのその言葉の後で認めると思う? 面白いわね、あんた。でも言っておくわ、もう理由にほとんど辿り着いてる」


「しっかり聞いてるぞ」


「さっきも言ったけど、プロセスはかなり資源を食うのよ。たくさんのロートクがあるとはいえね。攻撃部隊と防御部隊は最優先のクローンに分類される。でも私は……違う」


少女はため息をついて、何かを思い出すように視線を逸らした。


「どうやら、ある種の社会的な不平等ってわけか。でも、一体その優先順位ってのは何で決まってるんだ?」


「ああ、私は子供として作られて、メカの操縦訓練と派閥に関する基礎知識を直接ダウンロードされただけなの。多分、私が死んだと思われてるから、これからはキューの一団から新しい女の子たちを使うんでしょうね。上層部の人たちは大人として再生されて、拠点を離れるたびに記録される意識のリストアポイントをロードされるのよ」


俺の最初の思いつきは――そうか、これだ、ということだった。俺をクローンすれば、死を回避できるんじゃないか。だが、アグネスのことを思い出して考え込んだ。体が違っても、彼女のステータスは維持されていた。俺も同じことになるんじゃないだろうか?


その間に、彼女は話を続けた。


「とにかく、私は自分をエリートだと勘違いしてるあのクソ野郎どもに一泡吹かせたいの。あんたが『ドブレスト』の勇猛な連中の興味を引いたってことは、あんたには何かあるはずよ。私が自分であんたの遺伝子テストを行って、もし私たちの予想が正しくて、あんたが必要な人物なら、私はあんたと交配するわ」


少女は無邪気に微笑みながら、そんな妙な発言をした。


「交配?」


「そう!」キューは熱っぽく答えた。「あなたが私の中に性器を挿入して、射精の後に私の配偶子を受精させるの」


ああ、俺の理解は正しかったってことか。


「なあ、でも結婚式なしじゃ子供は絶対できないぞ、知らなかったのか?」


「え、結婚式?あんな意味不明な儀式、何の意味があるの?ゲノムが互いに適合していれば、システムが自動的に夫婦として認定してくれるわ」


随分と単純な話だな。だが、俺の意志が全く関係ないってのはあまり気に入らない。


「分かった。要するに、お前が協力してくれるのは、俺から血統が改良された子供をもらえると期待してるからか?」


「そう、そういう計画よ」


「で、そのテストってどうやるんだ?お前の白衣の友達は、でかい探針で俺の頭から何か取り出そうとしてたんだが。同じようなテストなら、俺は遠慮しとくぞ」


キューは楽しそうに笑いながら、俺を見た。


「いや、それは別のテストで、アレックスの肉体を置き換えるやつだ。それはあとで話すよ、長い話になる。俺のネメシスに必要なものは全部あるはずだから、そっちは別に怖いことも痛いこともない」


「わかった。ところで、ロボットのことだけど――中にクリスタリットは入ってる?」


「ああ、もちろん。冷却システムに使ってる。もし必要なら構わないぞ、どのみちメカはもう修理できないし」


「よし、とりあえずこれで終わりにしよう。あんたのロボットのところへ行こう」


戦闘があった場所に着くと、キューは器用に機体の中に飛び込み、丸みを帯びた体のラインを煌めかせながらしばらくあちこち探っていたが、やがて小さなコンテナを引っ張り出してきた。


「遺伝子スキャナーは見つけたけど、どうやら少し壊れてるみたい」キューはイライラした様子でコンテナのディスプレイを見つめながら答えた。「まあ、何とかするわ」


コクピットで何かをさらに操作すると、キューは外に飛び降りた。コクピットが横にスライドし、蒸気の雲を吐き出す。エンジンが姿を現し、その近くには透明な容器があって、そこに無数のチューブを通じて青いクリスタルの粒が流れ込んでいるのが見えた。


プロセスが終わると、キューは慎重に容器を固定部から外して俺に手渡した。


女の子をスキャナーと一緒に家に戻してから、俺は倉庫へ向かった。まるまる400クリスタリット!


これがあれば繋がり2にアップグレードできるんじゃないか、もう少し待てば。それとも二つ目の心臓を建造するか。どっちを選ぶべきだ?繋がりはセフィーナの助けになる、それに、どうやらアルヴァー派閥全員を強化するらしい。二つ目の心臓の効果は俺には分からない、せいぜい、ジェシーやエンディスにも強化が効くようになるかもしれない程度だ。


ああ、まあいいか。


屋敷に戻ると、子供たちの世話をしているセフィーナとアンネリに手を振ってから、地下室へ向かった。テレポートして、バンカーの区画に近づく。設置ボタンを押すと、しばらく待った後、屋敷にあるのと同じクリスタルが目の前に現れた。


「死すべき者の生命管理:『死すべき者の心臓』が設置されました」


「繋がりを起動しますか?はい/いいえ」


はい。


「警告!アクティブな繋がりが既に存在します。繋がり2へのアップグレードを実行します」


「繋がりレベル2のボーナス:


現時点での追加寿命:42年。(係数1.2、ボーナスポイントへの再配分)。派閥能力発動用のボーナス年数+8年。


市民強化×3」


「発動、アルヴァー派閥:


-基礎の力のエンチャント→力のエンチャント(1日1回無料使用可能);


-上位の力のエンチャント――寿命-5年;


-加速のエンチャント――(1日1回無料使用可能);


-上位の加速のエンチャント――寿命-5年;


――元素魔法、寿命-25年から寿命-20年へ」


「汎用発動:


治癒、寿命-4年から寿命-3年へ」


「発動、テクガン派閥:


――バギー召喚(1日1回無料使用可能)


――装甲兵員輸送車召喚、寿命-5年


――支援物資投下(弾薬、医薬品)(1日1回無料使用可能)


――地域へのクラスター地雷敷設、寿命-5年


「――砲撃、寿命-20年」


「利用可能なアップグレード:


繋がりレベル3――クリスタリット500単位+アクティブな死すべき者の心臓3つ」


「アルヴァー派閥の固有アップグレード:


1.アルヴァーの自己犠牲――習得済み


2.強制イニシエーション――習得済み


3.軍隊へのパッシブエンチャント(魔術師ギルドが必要)


4.繋がり3が必要」


「テクガンのユニーク強化:


1.強化はまだ発見されていない。


2.強制イニシエーション――シナジー100が必要。


3.ロック中、建物が不足。


4.繋がり3が必要」


「セフィーナの兵科モデル(ゴーストアロー)――変換可能、高品質鋼100、クリスタリット50」


おお、マジかよ。どうやら次のコアを建設する時、タダで繋がり3を手に入れるなんて甘い話は通用しないらしい。両方必要になるってわけだ。


でもまあ、どっちにしろ最高のニュースじゃないか。


家にテレポートで戻り、外に出るとフェブリモールとばったり会った。


「見てください、見てください、死すべき者!」


エルフはかなり太い金属の棒を手に取ると、うなり声を上げながらそれを輪っか状に曲げてみせた。


「頑張った甲斐があったみたいで何よりだ。だが覚えておけ、フェブリモール。大いなる力には、大いなる責任が伴うんだ」


隊長は信じられないほど真剣な顔つきになり、頷いて感慨深げに言った。


「この言葉、忘れません!」


「ああ」静かに笑みを浮かべて、俺はファリンのところへ向かった。金のことを何とかしないとな。


歩いていると、メッセージが点滅した。


「市民ステータス:+1(43)」。


リストを開くと、予想通りのものが目に入った――アグネスが戻ってきたんだ。


◇◇◇


「現在の残存寿命――17+(43)。能力発動用ボーナス年数:8(係数1.2)」。


「倉庫№1。状態:


木材――1025単位――採取中、収支+200(10単位/時×2);


石材――1350単位――採取中、収支+200(20単位/時);


道具――780単位。


鉄――140単位――採取中、収支+100(10単位/時);


鋼――0単位。


高品質鋼――115単位。


クリスタリット――46単位――採掘中、収支+5(0.5単位/時)。


金――0。


アルヴァー派閥とのシナジー(100/100)。


テクガン派閥とのシナジー(35/100)。


キルハイヴ派閥とのシナジー(40/100)。


死すべき者の現在の兵科モデル:タクティカルナイト、マスター・シューター。


現在の建設:なし。


軍隊:


ランク2:15体。シールダー、ロングボウ射手×3、戦士×4、闘士×3、スナイパー、セフィーナ、ジェシー、ケル。


ランク1:0体。


ランク0:0体。


訓練中:0。


待機中:0」

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