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第一章 死すべき者

俺は振り返り、恐怖に顔を引きつらせながら、迫撃砲弾が整列した兵士たちの真ん中に降り注ぐのを見た。爆発が轟き、それに続いて苦悶の叫び声が上がる。剣士たちは全員、蜘蛛の子を散らすように逃げ惑った。


バギーは距離を取って後退し、再び斉射を浴びせてきた。その間にポータルから兵士たちがなだれ込んでくる。驚いたことに、そこにもエルフやドワーフ、獣人たちがいた。だが彼らは迷彩服を着込み、自動小銃で武装していて、すぐさまそれを使い始めた。俺は機械的に盾で身を守ろうとしたが、そんなものが役に立たないことくらいわかっていた。何発かの銃弾が盾の木材を貫通し、俺の胸に食い込んできた。焼けつくような痛み。


「致命傷。治癒、寿命-5年」


銃弾が体から転がり落ち、俺はまた完全に元通りになった。だが、寿命ってのは何だ? マジで言ってんのか?


俺は前に飛び出した。治癒できるなら、主導権を握らなきゃいけない。防御なんてもう意味がない。それに、銃弾から逃げられるわけでもないしな。


一番近いエルフは優に二十メートルは離れていた。腰布一丁で突っ込んでくる男を目の当たりにして、長耳野郎は驚いた顔で固まり、そしてアサルトライフルから俺に向けて一斉射撃をぶちかましてきた。


「致命傷。治癒、寿命-5年」


「機動性不足。発動、アルヴァー派閥――加速のエンチャント。寿命-10年」


おい、俺のまだ生きてない年数を勝手に使うなよ! でも脚に満ちるこの力の感覚はありがたいけどな。俺は一瞬でエルフとの距離を詰め、剣を振るってとんがり耳の首を刈り取った。


仲間がやられたのを見て、残った連中が一斉に俺へ銃口を向けてきた。俺は左右に激しく動き回ったが、弾幕の密度が高すぎる。ああ、はいはい「寿命-5年」ね、わかったわかった。


「生存性不足。発動、エクスマッハ派閥――サイボーグ化。寿命-30年」


ちょっと待て、そこまでやるか! だが体が変わっていくのがわかる。あちこちに金属パーツが浮かび上がり、鋼鉄の外装に包まれた配線が、今や機械仕掛けとなった両腕から、より重厚になった胴体へと走っている。


弾丸の一部は弾かれ、一部は肉に食い込んだが、皮膚の下の装甲板に阻まれて止まった。俺は最寄りの自動小銃持ちどもに突っ込み、頭を鷲掴みにした。金属の指が容易く絞まり、熟れすぎた果実みたいに頭蓋がぐしゃりと潰れた。


パニックを起こした残りの射手どもが、力なく撃ちながら後退し始めた。バギーが位置を変え、俺に照準を合わせてくる。俺は前へ走り、縫うように動きながら、近くで爆発が起きるのをただ感じるだけだった。車両へたどり着くと、最初の一台の窓ガラスをぶち破り、運ちゃんを引きずり出して力任せに地面へ叩きつけた。射手のところへ飛び乗ると、金属の拳を叩き込んで最後の飛行へと送り出してやった。迫撃砲を掴んで二台目の車を狙おうとしたが、メッセージが表示された。


「テクガン派閥の武器を使用するにはデータが不足しています」


最初のバギーの末路を見た二台目の運ちゃんは「撃って逃げる」戦術を選び、平原を走り回りながら迫撃砲を撃ち込んでくる。


「攻撃能力不足。発動、アルヴァー派閥――元素魔法。寿命-50年」


また勝手に寿命を削られて歯ぎしりしながら、俺はうざったい車に火球を投げつけた。その瞬間、直感的にどうやって魔法を使うのか分かったんだ。


ポータルから三台の装甲兵員輸送車が飛び出してきて、大勢の兵士を乗せていた。すぐに何発かのロケット弾が俺に向かって飛んできて、装甲車自体も重機関銃で一斉射撃を始めた。


「防御能力不足。発動、シャドマー派閥――念動障壁。寿命-50年」


弾丸は俺に届く前に地面に落ち始め、ロケット弾はただの花火みたいに爆発しただけだった。


続く砲火の中、俺は何発も火球を投げつけて、兵士の群れを焼き払った。一台の装甲が真っ赤に焼けて、ゴキブリみたいに乗員が飛び出してくる。


「シールド維持、寿命-30年」


ふざけんな、いい加減にしろ!


ポータルからさらに装甲車が飛び出し、その後ろからガチャガチャと音を立てて戦車が二台転がり出てきた。砲撃が二発同時に炸裂――シールドが耐えきれなかった。「寿命-5年」


俺は装甲車両に向かって火球を投げつけたが、どうやら表面を覆う装甲板が熱から守っているらしい。雷撃――まったく効果なし。試しに兵士の集団にチェインライトニングを放つと、彼らは崩れ落ちて灰の山になった。


「シールド支援+魔法支援、寿命-100年」


これはもう詐欺みたいなもんじゃないか。それとも併用するとそんなに負担が重いのか?


「戦術オプション不足。発動、キルハイヴ派閥――変異。寿命-70年」


金属の腕の一本が変化し、ぬめぬめと蠢く触手やら虫の足やらが生えた気色悪いシロモノに変わった。「掌」が開いて牙だらけの口が露わになる。肩が膨らんで塊を前方へ押し出すと、その口が猛スピードでかなりの量のドロドロした液体の塊を吐き出した。バイオマスが戦車にべちゃりと張り付き、とんでもない速さで装甲を溶かし始めたもんだから、乗員たちはパニックになって逃げ出した。俺は余計なことを考えさせないよう雷撃を叩き込んでやった。


変異した腕は酸を生成するのに時間がかかるらしく、もう一台の戦車はとりあえず放置するしかなかった。


「シールド支援+魔法支援+派閥間変換支援、寿命-250年」


ああ、何か切れないのか? なんで全部当たり前みたいに押し付けてくんだよ、クソが?


俺は前に飛び出した。ロケットランチャー持ったドワーフの首を刎ね、自動小銃持ったエルフ女のみぞおちに一撃を叩き込み、装甲車に火球を投げつけ、機関銃手の集団を雷で焼き払い、うまく投げた岩塊でスナイパーの首を吹っ飛ばし、二台目の戦車に酸を吐きかけ、グレネードランチャー持ちの腕をもぎ取り、ショットガン持った猫耳少年を凍らせた。


「シールド支援+魔法支援+派閥間変換支援、寿命-250年」


荒い息をつきながら、俺は一人で来たんじゃなかったことを思い出した。振り返ると、百人いた連中が、良くて十人程度しか残っていない。あいつら、本当に無力じゃないか……


俺が様子を見ている間に、ポータルからトレーラー付きのトラクターが二台出てきて、その荷台ではもう走りながらヘリコプターのローターを回し始めていた。一機は離陸時に酸の一撃で落とせたが、もう一機はすでに空中に上がっていて、火球をうまく回避しやがった。雷――命中! エンジンが咳き込んで煙を吹いたが、パイロットはロータリー機銃を起動させ、俺を掃射してから、剣士たちの方へ射線をずらした。


次の年数カウントが最後になるだろうな、多分。


俺は出迎えてくれた百人隊の生き残りに向かって駆け出した。


「支援手段不足。発動、フレムテック派閥――ドローン式シールドジェネレーター。寿命-70年」


小さな翼を持つ機械が虚空から実体化し、淡い青色に光り輝きながら、生き残った者たちをほとんど目に見えない障壁で覆った。機銃の弾丸は到達する前に潰れ、標的に届かなかった。へえ、サイキックシールドとは何が違うんだ? あっちは自分にしかかけられないのか?


回転しながら、ヘリコプターは地面に激突し、ローターで地面にかなり深い溝を掘った。それから炎に包まれ、最後には爆発した。


どうやら、もう誰も残っていないようだ。ポータルが瞬いて消えた。


「種族分析完了。初期手動入力時のエラーを検出……


エラー検出、該当行:平均寿命:1000……


新しい値を設定――70……完了


肉体変更のロールバック……完了


ご不便をおかけして申し訳ございません……


お詫びとして、引き続きアルヴァー派閥を守る機会を提供いたします。利用料金は一日につき寿命一年……


ありがとうございました!」


俺は地面に倒れていて、また普通の自分の体に戻っているのを感じた。煙と焼けた肉と排泄物と血の悪臭が、どうしても鼻から離れてくれない。


慎重な足音が聞こえる。小さな声:


「死すべき者が生き延びた?」


「そんなはずないだろ。」


「いや、ほら、息してるぞ。」


誰かが俺を指で慎重に突いてきた。


「おい、いい加減にしろ!」不満げに声を上げると、周囲から驚きの声が一斉に上がった。


怯えた兵士たちは慌てて膝をついたが、俺がただ横たわって何もしないのを見て、再び立ち上がった。


「長老のところへ運ぼう」

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