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第百三十八章 失ったものと得たもの

「反対側から攻撃! 接近中、エンジェル・ウィング10機」とアイリーンが告げた。


「くそ」とフェブリモールはヘルメットの下で誰にも聞こえないように小さく呟いた。それまで無傷だった壁が、素早く動き回るメカの放つプラズマ斉射で震えた。バリスタとマンゴネルが発砲したが、ウィングは機敏すぎて攻撃のほとんどを回避していた。だがクリスタライト製の槍が何本か正確に命中し、弱いシールドが明滅した。


ケイトはエンディスを乗せ、砲撃で揺れる塔へと素早く駆けた。一瞬垂直の壁に張り付くと、エルフの女に掴まった。引き金を引き、エルフの女は一機のウィングからパイロットを撃ち落とした。残ったウィングはすぐさまマシンガンの砲火をバイクに集中させた。


壁を滑り降りたケイトは向きを変え、メカの武器が届かない壁の裏側を疾走し、第二の塔に辿り着いた。そこでケイトとエンディスは同じ技を繰り返し、もう一人のパイロットを撃ち落とした。


「ネメシス4機、ウィング6機、エンジェル2機、タナトス2機」とアイリーンが生気のない声で報告した。「ポータルゾーンから接近中。それにジェットパック歩兵。ドローン母艦、通常歩兵。そして防衛ロボット」と少女は指揮官に列挙していった。


遠くから低い唸り声が聞こえてきた。


紫色のエルフの女が死んだ後、残ったエルフたちは遠くへ飛び去り、ヴィンセントとハミルトンを二人きりにした。


白髪にアイパッチをつけたフレムテックの男が、ドローンの援護を受けながら建物の廃墟に飛び込み、素早く背中からフィールド・テレポーターを引きずり下ろした。地面に装置を設置し、起動コマンドを入力しようとした瞬間、突然の突風が吹き、フィールドを抜けて小さなエネルギー弾が彼に命中した。


「うわあ、なんて鍛え上げられた体。羨ましいくらいの男ね」翼を持つエルフの女が舞い降りながら甘い声で囁いた。短いドレスの裾を少し持ち上げて太腿を露わにし、この先の楽しい展開を約束するように微笑む。


ゴクリと唾を飲み込んだハミルトンは、自分でも理解できないまま近づき、エルフの女に手を伸ばした。だが次の瞬間、彼女が突然二つの分身に分かれて喉に刃を突き立てると、ガラガラと喘ぎ声を上げた。女は高らかに笑っている。


「ガウディ、やっぱり乱暴ね」リビは首を振って言った。「あんたがいなくても、私が絞め殺せたのに」


「クリオシタの望むままにやってるだけよ。楽しみなさい、相棒!」


ため息をついて、リビは転送装置に近づいて壊した。


◇◇◇


そこら中に設置されたグバーの防壁を破壊しようと、ヴィンセントは特注のアクセラレーター付きロータリー・マシンガンで絶え間なく弾幕を浴びせ続けた。弾丸の一部は吸収されたが、何発かは防御を貫通している。もっと近づいて、ヴィンセントはオートマトンの腕で壁を掴んで曲げようとした時、すぐ近くを滑るように過ぎた影に気づいた。


急いでロボットの影に隠れながら、ヴィンセントはオートマトンの視覚と同期するゴーグルを起動した。警戒しながら周囲を見回し、マシンガンの銃口を左右に向ける。そして雨の中を近づいてくる影に気づいた。


敵を見つけたフレムテック兵が発砲したが、ウルカストは魔法の盾で身を守りながら接近し、クローンを刃で真っ二つに切り裂いた。制御を失ったロボットは自動モードに切り替わり、マニピュレーターを振り回して兵士を捕らえようとした。高く跳び上がったウルカストはオートマトンによじ登り、マナの刃でその頭部を切り落とし、それでも止まらないのを見て胴体全体も切り刻んだ。


「役立たずの最新型玩具め」ウルカストはフレムテック兵の残骸に唾を吐き捨て、次の標的へと向かった。


フレムテック歩兵と防衛ロボットの残存部隊は、ジェットパック歩兵、セバスティアン、そして希望から来た二人のエルフの女性たちと共に後退し、増援を待った。


やがて雨を通して、飛来するドローンの光が見えてきた。隊列を組み直した歩兵部隊はネメシスを待ち、シールドジェネレーターを搭載したドローンがジグザグ配置につくと、破壊されたロートクの壁へと近づき始めた。


◇◇◇


ウィングスは4人のパイロットを失いながらも目的を果たした。壁に穴を開け、砲塔の次なる砲撃をかわしてメカはロートク内部に飛び込んだ。機銃を回転させ、ケイトとエンディスを蜂の巣にすると、素早く滑るように内部へと進んでいった。


ゴリアテの像に駆け寄ると、アンネリは起動ボタンを押して急いで離れた。石から削り出されたような八メートルの巨人が、突然身じろいだ。紋様が炎を帯び、台座から飛び降りたゴリアテは、力強い跳躍でメックとの距離を一気に詰めた。この存在が駆け抜けた石畳が白熱し、雨粒は石に届く前に空中で蒸発してしまうようだった。


手刀を鋭く叩き込み、ゴリアテは最も近いウィングを真っ二つに切り裂いた。そして両方の断片を掴み、金属を熱して筒状に捻り曲げると、自分に砲火を浴びせる他の機体へ投げつけた。さらに二機のウィングを貫通してロートクの表面に縫い止めると、ゴリアテは足払いで次のメックの脚を切断し、開いた五指で操縦席を殴りつけた。そしてキューを引きずり出すと、一瞬で燃やし尽くし、灰の山だけを残した。


残った二機のウィングは急いで安全な距離まで後退し、壁の破れ目から脱出しようとしたが、ゴリアテは助走をつけて高く跳躍し、ウィングの真上に着地すると、虫を潰すように踏み潰した。


壁に上ったゴリアテは、中庭にいるアルヴァー派閥の歩兵を焼かないよう、壁の上を走った。加速したゴリアテは助走をつけて、フレムテック派閥の歩兵の群れに飛び込み、地面に血の染みを残した。近くにいたネメシスたちが至近距離から光の槍を発射し、ゴリアテの体に焼け焦げを残した。その応えとして、巨人は両腕を横に伸ばして回転し、二機のメカを溶けた無数の破片に叩き斬った。近くにいた歩兵は枯れ枝のように燃え上がり、防衛ロボットたちは溶けて地面に倒れ込んだ。


突然動きを止めたゴリアテは、体を起こした。その紋様は消え、背中への射撃など気にも留めず、ゆっくりと引き返し始めた。


「クリスタルが少なすぎるってことか?」アンネリが呟いた。壁の向こうで再び砲撃が響き、彼女は小さく悲鳴を上げると急いでセンターへ向かい、ホールの一つに駆け込むと壁に身を寄せた。


「このクソ野郎、大人しく娘を渡しやがれ」アーギが毒々しく吐き捨てた。手には装填済みのクナイを握っている。ファリン、エヴァ、そして戦えない者たちが皆ここに集まり、避難場所を求めていた。長老は断固として首を横に振り、ニコの娘を抱きしめた。


「駄目だ、エヴァは渡さない! お前たちは死すべき者の配下だろう、どうしてこんな時に!」ファリンは狐娘たちを説得しようとしたが、アーギはただ冷笑を浮かべた。


「ニコはここにいない。お前らはただの取るに足らないゴミだ」


静寂の中、滑稽な帽子を被ったドワーフが前に進み出た。


「やってみろ、狐面が」デフールが静かに、しかし毅然と言い放ち、小さなダガーを取り出した。


「残念ね。まあ、別に――いいけど」アーギが肩をすくめて言った。


手を一振りすると、ファリンとデフールは壁に叩きつけられた。エヴァは震えながら、割れた長老の頭から血が流れ出るのを口を開けたまま見つめていた。デフールは立ち上がろうとしたが、再び壁に打ちつけられ、呻き声を上げて動かなくなった。


「行くぞ。ほら、ルビー、早く!」


赤い狐娘が慌ててエヴァに近づいたが、エヴァは険しい表情で後ずさった。


「どこにも行かない!」少女はきっぱりと言い放ったが、ルビーは聞く耳を持たず再び近づいた。突然、数メートル吹っ飛ばされた狐娘は、派手に壁に激突した。エヴァは苦痛に身をよじらせ、頭を抱え込んだ。


「嫌! い――や――!」少女は目を閉じて泣き叫んだが、アーギがエヴァを掴んだ。気絶したルビーをテレキネシスで抱え上げると、狐娘は屋敷内のテレポートへと急いだ。


◇◇◇


ファリンとデフールに駆け寄ったアンネリは、二人が死んでいるのを確認した。悪態をつくと、隣の広間へ走り、クリスティーナの遺体に泣き崩れるフロルガの姿を目にした。ヒルダは唇を噛み締めながら、傍らに座って母を慰めようとしていた。


「何があったの?」


「もう――もう誰も蘇生できないの」狼娘はかすれた声で言った。「私……みんなを裏切っちゃった」


少し考えてから、アンネリは外へ飛び出し、素早く周囲を見回すと中央ターミナルへと急いだ。情報を呼び出して兵力を素早く確認する。額を叩くと、彼女はフェブリモールの元へ走り出した。


「お願い、教えて。戦士の子たち、まだ生きてるって言って! 誰か一人でもいいから」


「あ、ああ」エルフは少し驚いたように答えた。「遺体の処理をしてるよ」


頷いた少女は革鎧の連中を探し回り、ついに見つけた。


「ちょっと、誰でもいいからこっちに来て!」


狐の少年、カタシを腕を掴んで、アンネリは彼を引きずるようにサポート部隊の兵舎へ走った。


ほとんど蹴り込むようにして少年を中へ押し込むと、アンネリは選択した。


「癒し手見習い、癒し手、薬草師マスター」


変身が完了すると、アンネリは薬草師マスターの胸倉を掴んだ。


「回復ポーションをどれだけ作れる!? ほら、言ってみろ!」


「必要なだけ作れますけど、どのみち一日に一本しか飲めませんよ……」カタシは、その勢いに圧倒されて、おずおずと答えた。


「それでいい。さっさと作れ!」


フラスコを受け取ったアンネリは、センターへと駆け戻り、その中身をフロルガの喉に流し込まんばかりの勢いで与えた。


耳をぴくりと動かし、狼娘ははっと目を覚ました。体の内側から光を放ち、クリスティーナに触れる。大きく息を吸い込むと、猫娘は起き上がり、周囲を理解できないという表情で見回したが、すぐに思い出したようで、にゃあと鳴いて外へ飛び出していった。


「それでもやっぱり節約しなきゃだめだからね?」アンネリはフロルガに念を押してから、ホールを出た。


◇◇◇


重メックが前進してきた。ゴリアテの攻撃で被害を受けた前列が体勢を立て直している間に。


タナトス級が射撃位置に到着し、肩部砲をぶっ放した。基地内部を狙い撃ち、さらにいくつもの建物を破壊していく。


残ったネメシスたちと歩兵、ドローン母艦が前進を始めた、その時、森の方角から轟音が響いてきた。


◇◇◇


「一体また何なんだ、くそったれ!」フェブリモールがぶつぶつ呟きながらアイリーンに駆け寄った。「あっちに何が見える?」


「複数の目標、10、いや、もう20……40! スキャン中です、少々お待ちを、これは……」


◇◇◇


希望の少女たちとセバスティアン、そして数十人のジェットパック歩兵が前方へ飛び立った。


壁の近くで空中に留まったフレムテックの連中は遮蔽物に向けて射撃を開始し、その間にセバスティアンが光の槍をチャージし、「黒い」エルフの娘がプラズマ弾で壁の迷路を砲撃していた。


不意に装甲が潰れ骨が砕ける嫌な音とともに、数人のジェットパック歩兵が消えた。残った者たちは四方八方に乱射を始めたが、すぐに翼を持つ生物に捕まってしまった。ドラゴンたちは素早く猛烈に襲いかかり、ほとんどの兵士に狙いを定める暇を与えず、分厚い鱗が小口径弾を防いでいた。


セバスティアンが機関銃を回転させて数匹のドラゴンを撃ち落とした、その時、突然彼のそばに半裸のドラコニドの女が現れた。


「残念だけど、ここにもあたしのソウルメイトはいないみたいね。容赦する理由もないわ」グリシはため息交じりに言うと、剣を一閃させてセバスティアンの首を刎ね飛ばした。


◇◇◇


盾持ちの援護を受けた歩兵部隊が前進し、物陰に身を隠して上空へ射撃を開始した。ジェットパック歩兵を支援しようとしていたんだ。ドローン母艦たちは無人機の群れを放って援護に回ったが、ドラゴンの一部が酸と炎による攻撃に切り替え、集中砲火で急速に過負荷を起こしたシールドジェネレーターの防御性能を無効化していった。


ネメシスが近づいて防御陣形を取り、ロータリー機関銃で空へ向けて砲火を開いた。だがその瞬間、森からもくもくと煙が立ち上った。


多連装ロケット砲の一斉射撃がネメシスと歩兵の陣地を覆い尽くし、シールドがバチバチと音を立てて次々に機能停止していった。さらに上空から榴弾砲の砲撃が降り注いできた。甲高い音を立てて着弾した砲弾が歩兵を引き裂き、装甲の薄いドローン母艦を歪んだ金属の塊へと変えていく。ネメシスが森へ向き直ろうとした瞬間、木々をなぎ倒しながら二十両の戦車が姿を現した。


「さあ行くぞ、野郎ども、ファイブ・セカンド・ファイブだ、ほら」ハッチから身を乗り出したジョニーが、ビール缶を振りながら陽気に叫んだ。「イーハーッ、昔みたいだぜ!」


五両の戦車が同時に砲撃を受けていないメカへ発砲し、ネメシスのシールドが明滅して数秒後に停止した。次の五両がメカの機体を砲弾で蜂の巣にし、炎を上げてメカが地面に倒れ込んだ。その間に残りの二つのグループが二機目のネメシスを片付けた。


エンジン音を唸らせ、エンジェルたちは両手の腕輪を回転させながら戦車に向かって飛んだ。着地した瞬間、両方の機体が突然地面に沈み込んだ。エンジンが悲鳴を上げるように作動し、重いメックを罠から引き抜こうとしたが、どれも無駄だった。


地響きとともに、鱗に覆われたワームの巨体が地中から姿を現し、メックの四肢に絡みついた。その巨大な体の一部は地中に隠れたまま、難なく機体を締め上げていく。頭部の両側に四つずつ、計八つの目が憎悪に満ちた赤い光を放っていた。棘だらけの背中、牙の並ぶ口の両脇から突き出た二本の角、そして伸びた鼻先に生えた一本の大きな角を持つ怪物だ。


中央の角がクリスタライトの輝きを放ちながら勢いよくメックの中心部に突き刺さり、内部で次々と爆発を引き起こした。ワームの締め付ける体がマニピュレーターを曲げ、ブレスレットを圧迫し、回転しながらへし折っていく。油圧システムが唸りを上げて怪物の筋肉質な体に抵抗しようとしたが、結局、金属音と破砕音とともに、ワームは両方のエンジェルから腕を引きちぎり、再び地中へと消えていった。


◇◇◇


ドラゴンから逃れようと急いで、希望と残ったジェットパック歩兵たちは地面に近いところを飛ぼうとしたが、ここでも何度も空飛ぶ生物に襲われた。


城壁の反対側に着地したエルフの女たちは、警戒しながら周囲を見回した。


「恥知らずのクソども。死になさい。私の父の祝福された大地を、お前たちの汚らわしい存在で穢すな」


天使の翼を持つ同じ顔の二人の少女を見て、エルフの女はまずクローンかと思ったが、すぐに見知らぬ者の一人が霧に変わり、素早く黒い方の体内に消えた。赤い方が肩部マシンガンで発砲したが、ホノは剣を抜き、それを盾に変えて自分を包む不可侵の障壁を作り出した。


「私は彼の意志の道具、彼の刃の切っ先。不信心者の銃弾など私を傷つけることなどできない!」ホノは叫びながら前へと飛び出した。エルフの女に接近すると、巧みにその脇をすり抜け、盾を剣に切り替えて「赤」の女を貫いた。「戦いの中で死ねたことを感謝するんだな」


黒エルフの女は頭を抱えて苦悶の声を上げた。やがて鼻と口から血が流れ出し、叫び声は意味のない水音に変わり、エルフの女が地面に倒れると同時にピンク色の霧が身体から離れていった。


「うーん、ママにどうやるのがいいか聞かないとな……」アマンディは罪悪感を滲ませた様子で死体を見ながら言った。


残ったジェットパック歩兵たちは背中合わせになり、ドラゴンの速度に慣れようと必死だった。そこへエネルギーの翼を持ち、紫の光に包まれた少女が現れた。


「ランク2のくせに何か企んでるつもり? へえ」


ラズの角の間で放電が走り、紫の波が一度に五人の兵士を殺した。残ったのは地面に崩れ落ちた空っぽの鎧だけだった。グリシが横から襲いかかり、ラズが次のチャージを溜めている間に残りを切り刻んだ。再び波を放ち、リカは生き残りに止めを刺した。


◇◇◇


「ふざけんな、畜生が!」アレックスは指輪を投げ捨てそうになりながら怒りを込めて吠えた。「お前ら、落ちこぼれの派閥一つ相手にできねえのかよ! 試験管の底で合成体の染みにしといた方がマシだったな、脳なしどもが! 攻撃を続けろ! 首都を襲撃しろ、何としても第一派閥のアーカイブが必要なんだ。死すべき者なんかどうでもいい!」


◇◇◇


宮殿の廊下をゆっくりと歩きながら、ザラは割れた頬骨を押さえ、使用人たちの言葉に耳を貸さなかった。外に出ると、空から壁のように降り注ぐ雨粒をちらりと見上げ、少しだけ足を速めた。予想通り、ゲートの周辺には軍勢がいた。建造物自体が金色の光を放ち、絶え間なくフレムテックへの新たなポータルを次々と生み出していた。


「申し訳ございません、陛下。しかし王が、ゲートに近づくことを禁じられております」戦闘や警備というより見栄えのために配置された光の戦士の一人が、丁寧に告げた。


「私でも、ですか?」


「あ、あの、申し訳ありませんが……特にあなた様には、と」番兵は気が進まない様子で答えた。


首を振って、ザラは指輪を回した。「王は私たちを裏切った。でも、まだ通したくないなら――あなたたちの勝手よ」ザラは憎悪を込めてそう言うと、巨大な半透明の大鎌を振りかぶり、光の戦士から氷の彫像と化したものへ叩きつけた。


◇◇◇


問題なく光の柱まで辿り着いた俺は、従者のポータル開通を起動した。今回は十五分か。どうやら全員近くにいるみたいだな。そのことは、五分後に最初の敵が近づいてきたときに確信に変わった。


近くに着地したデウスレギオのカーディナルは、すぐさま暴食の悪魔を召喚した。隣にいる見覚えのあるロボット娘が、嬉しそうに言った。


「あら、コーリャ、久しぶりじゃない?」


「今は機嫌が悪いんだ」俺はそう言うと、フレッシャー、イシラ、ローランド、エリザベス、フェラグ、女王、そしてその子供たち四匹を召喚した。


◇◇◇


「現在の残存寿命――47+(234)。能力発動用ボーナス年数:117(117)(係数0.5)」

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