↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

104/142

第百三章 天使の実験

白いストッキングと長い手袋だけを身につけたクリオシタは、その振る舞いとは裏腹に、ひどく無垢に見えた。俺が部屋に入るなり、彼女はすっと近づいてきて、じろじろと観察を始めた。


クリオシタは眉をひそめ、その場に膝をついた。


「おお、ニコ、これがメスに対する反応ってやつね? そりゃそうよね、おバカな質問ばっかりしてたら、先に進めないもの! うひひひ、どうなるのかしら!」


「見ての通りだ。だから、その可愛い体のままでいてくれって頼んだんだ。最高だよ」


思いがけない言葉だったのか、彼女はびくっと身を震わせた。立ち上がってじっと俺を見つめ、それから俺の服を脱がしにかかった。


俺もすっかり裸になると、クリオシタは俺の肌を撫で始めた。一センチ刻みで調べているみたいだった。腕一本だけで一分以上かけたあと、彼女はため息をつき、目を閉じて、三人に分かれた。


三人は手をつないで目を閉じ、その間にぼんやりとした光が生まれる。自分自身にうなずいたクリオシタは、にっこり笑って片目だけ開け、俺にウィンクすると、後ろに回って背中を撫で始めた。


二人目は、顔から笑みを消さないまま俺に飛びつき、ぎゅっとしがみついてきた。翼をぱたぱたさせて体勢を保とうとしながら、じっと俺を見つめ、唇を求めてくる。俺はすぐに、その荒っぽくて慌ただしいキスに応えた。


どうやらガウディが俺の気を引いている間に、リビが近づいてきたらしい。満足げにくすくす笑いながら、俺にじゃれついてくる。


「おお、ニコ、唾液の交換は私的にはすごく気持ちいいわよ。ガウディのやり方が壊滅的に下手なのは別としてね」


「そんなこと言えるのは、まだ自分の番が来てないからよ」


後ろからクリオシタがつぶやき、俺の背中を撫で続ける。俺にぶら下がっているガウディは、その皮肉が明らかに気に入らなかったらしく、さらに強くしがみつき、翼をばたばた震わせて俺に風を浴びせてきた。


......


しばらくして、俺は三人と一緒にベッドになだれ込んだ。リビとガウディが左右からぴったり張りつき、クリオシタは俺の上にのしかかってくる。三人の声が入り混じって、部屋中に響き渡った。


「だめ、ニコ、お願い、これは多すぎる!」


クリオシタが悲鳴を上げたが、それでも動き続け、リビと寄りかかり合って、なんとか体を支えていた。


......


やがて、三人は力尽きて、荒い息のまま俺の上に倒れ込んだ。


「これは……魔法みたいだった。実験は成功ね」


エルフの彼女は目を閉じ、小さくつぶやきながら、ひとつに溶け合っていった。


※第103章の完全版(R-18版)は、ノクターンノベルズにて公開中です。

続きが気になる方は、プロフィールのR-18版リンクからどうぞ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。