第百二章 新しい建造物を確認する
戦闘中にアンジュヘルは見ていたが、こんな視点でクリオシタを評価したことはなかった。黙ってそれを見つめながら、分裂する前に三人の娘が俺から離れてくれたことに内心ほっとした。
「それで、本当に私と結婚したいというなら、答えるわ。承諾します!」最初の一人が長い髪を軽く揺らし、温かい笑顔を向けて答えた。
「あたしは飢え死に以外なら何でもオッケー! イェーイ、賛成!」二人目が陽気に叫び、その場で踊るように跳ねた。
最後の一人はずる賢そうに目を細め、近づいてきて手のひらで俺の頬を撫でた。
「あなた、なかなかいいじゃない。期待を裏切らないでね。あなたを中に感じるのが楽しみだわ。承諾します」
「ステータス更新中......完了」
「新しい配偶者が登録されました:クリオシタ・リビ・ガウディ、アンジュヘル派閥」
「アンジュヘル派閥の妻スロット使用数:1/3。天使スロット使用数:1/1。悪魔スロット使用数:0/1。虚無スロット使用数:0/1」
「アンジュヘル派閥とのシナジー+15%(15/100)」
「クリオシタ・リビ・ガウディ、ディッファー数の増加が可能(???)開放には異なる祭壇で2つの恩恵を得る必要あり」
これを全部読んで、俺は理解した。ここには明らかに管理者が必要だ、それもできるだけ早く。
だが、その一方で、そいつに何の保証もない。そして、クリオシタはというと、再び一体化して、じっと俺を見つめていた。まあ、乱交パーティーを始める前に、せめて拠点を巡回しておくべきだろう。ああ、もしウルカストが俺が彼のところに急がない理由を知ったら、どんな顔をするか想像がつくぜ、ハッ。
「まさか、今すぐ俺と寝るつもりじゃないよな?」
唇を一文字に結び、エルフは数秒待ってから答えた。どうやら一つの答えだけを返そうと努力していたようだ。
「いいえ、もちろん。あなたには、やることがたくさんあるでしょうから」
「確かにな、すぐ戻るよ。それに別れは気持ちを強くするもんだ」
気まずく微笑むと、俺は別れを告げてドアを開けた――そして危うくフロルガとエンディスにぶつけるところだった。
「これは......」
顔を赤らめた二人は逃げようとしたが、俺は素早くエンディスのTシャツを掴んで引きずっていった。フロルガは罪悪感を感じたのか、逃げるのを諦めて大人しく俺たちの後についてきた。戻りながら、俺は心の中でこうして良かったと思った。だって二人の妻はずっと待っていたのに、いきなり新しい女に飛びついたら......もちろん、文句も言わずに許してくれただろうが、わだかまりは残っただろう。
エンディスをコンバーターに押し込んで、俺は彼女の強化が何だったか思い出そうとした。ああ、ゴーストウォリアーか。
「高品質鋼100」
「よし」
「変換完了。ランクなし兵科モデル2を選択:エリートゴーストウォリアー。高品質鋼200」
まあ、これも終わったか。
「変換完了。ゴーストウォリアーの指輪を受け取れ。新たな成長ルートが開放された。エンディスの兵科モデル――レジェンダリーシューター。高品質鋼150、ウラン100」
これは予想外だな。希望するのは劣化ウランってことで、俺の可愛いエルフの娘がミュータントにされるわけじゃないよな、へへ。
変換は先送りにして、エンディスは新しい指輪を試してみることにした。まあ、格好はジェシーの工作員を思わせるものがあるが、これはもっと目立たなくなりそうだ。武器はサイレンサー付きの狙撃銃とサブマシンガン。正直、そこまで特別すぎるってわけでもない。でも、そんなことは口にせず、ただ何か変化を感じるかと尋ねることにした。
微笑んで、エンディスは俺にスナイパーアーチャーに切り替えてくれと頼んできた。少し驚いたが、言われた通りにして、矢をつがえて次の話を聞く姿勢を整えた。
銃を構えて、エンディスは撃ってくれと言った。誰もいないのを確認してから矢を放つと、次の瞬間、エンディスの銃から小さな音がして、矢が真っ二つに折れるのが見えた。
ああ、確かに前から腕は立ってたが、これはもう本物のショーだな。
フロルガが小さなパフォーマンスに嬉しそうに拍手してくれて、それから俺たちは揃って下へ向かった。
女性陣は新しい可能性について他の連中に説明するために残り、俺は外に出た。
「建設完了」
「建造物:強化壁」
利用可能な建造物リスト更新中......完了
新規基本建造物:魔法壁(魔術師ギルド必要)」
壁を見上げて、俺は満足げに頷いた。今やこいつらは明らかに堂々たる風格で、くそったれカタパルトなんかに簡単にやられることはない。分厚さに加えて、構造を強化する鉄の連結部分が見える。高さも申し分ない。蜘蛛だろうが何だろうが、登ろうと思ってもそう簡単にはいかないだろう。
さて、魔術師ギルドだが、何度も言うようだが建てないとな。加工石材800、クリスタリット200、道具100を注文して、俺は建設加速の石材を使った。
「建設完了」
「建造完了:魔術師ギルド
アップグレード可能:部隊へのパッシブエンチャント
新機能:『ロートク』システムのレベル3への拡張」
おお、これはいいじゃないか。急いでアップグレードを発注すると、完了まで丸一日かかるようだった。
パッシブエンチャントを発注する前に、俺は急いで新しい建物の中へ入った。そもそも何のために必要なのか、いまいちよく分からない。魔術師は塔で訓練を受けていたはずだからな。だが、ここには見たところ、大量の作業場があった。まさか、魔術師たちをここで働かせる必要があるのか? そもそもどこでそんなに魔術師を集めればいいんだ。シアディンに聞いてみるか。じゃないと、ただ飯食いにここでメシを食わせるだけになっちまう。
死すべき者の館に戻ると、俺は地下に降りて、クリスタリット200のアップグレードを見つけた。うーん、当然だが、フロルガを強化した後じゃ、繋がりに回す分は足りなかった。
ため息をついて、俺はテクガンの基地へ向かった。
「建設完了」
「建設完了:訓練所、歩兵兵舎、アッペライト鉱山、クリスタリット鉱山
建設可能リスト更新中......完了
新規主要施設:ウラン鉱山(ランク3へのアクセスが必要)、化学工場(ランク3へのアクセスが必要)、特殊弾薬工場(ウラン鉱山、化学工場が必要)
新規基本施設:支援兵舎(ランク3へのアクセスが必要)
新規兵科モデル(ランク2):重機関銃兵(武器商人が必要)、斥候」
「テクガン派閥とのシナジー+8%(100/100)。注意! 建設によるシナジーは最大レベルに達しました」
「テクガン派閥とのシナジー(100/100)――達成!」
「派閥への加入が可能になりました。加入用チップが追加されました」
「新規ユニーク改良テクガン:テクガン派閥への強制イニシエーション。クリスタリット100」
「死すべき者のユニーク改良が開放された:『アルヴァー・テクガン シナジー』(アルヴァー、テクガン、レベル5のロートクが必要)」
連中、俺が思ってたよりずっと本格的じゃないか。いつも略奪者や襲撃者、弱小ギルドみたいなクズばかり相手にしてるとこうなるんだな。
考えた末、俺は軽車両ガレージを発注した。石油150、レンガ300、鉄100、道具30。それから醸造所も。木材200、レンガ50、道具20。ああ、そうだ、武器商人も追加だ。レンガ200、木材200、鉄100、道具40。
イニシエーションに関しては、今のところどこで使えばいいか分からない。基本的に、イニシエーション自体に大した差はないだろう。どうせ「アルヴァー」は全員剣が使えないんだから。シナジーについては、正直よく分からない。もしかしたら、この研究が終われば全員が両方の派閥の恩恵を受けられるようになるのか? もしそうなら、街づくりゲームをプレイして、両方の拠点の発展を加速させないとな。
その後、俺はフレムテックの拠点へ向かった。
「建設完了」
「建設完了:訓練所、歩兵兵舎、パイロット訓練センター、偵察ドローン格納庫」
利用可能な建造物リストの更新中......完了
新規主要施設:人工知能研究所(計算センター必要)、ロボット工場(エネルギーセル工場必要)
新規基本施設:計算センター、エネルギーセル工場、戦闘ドローン格納庫、強化チップ工房
新規兵科モデル(ランク2):上級ドローン操縦士
新規戦闘プログラム:戦闘任務変更:テクノ歩兵(テクノコマンド/突撃テクノ歩兵)、専門訓練:エクゾスケルトン操縦(全兵科モデル)
パイロット訓練センター。基礎兵科モデル新規強化――軽量メカパイロット:
(専門化(1)――超軽量メカ/軽量メカ)
(専門化(2)――機械との親和性(連携強化、ダメージ向上)/熟練操縦訓練(生存率向上))
(特化(3)――未開放、ランク3へのアクセスが必要」
「フレムテック派閥とのシナジー+9%(88/100)」
頭がどんどん膨れ上がってくるんだが、この先どうなるんだ? まあ、これでキューたちを強化できることは分かったし、とりあえず建設を発注しておくか。
エネルギーセル工場、戦闘ドローン格納庫。モジュール17個、コンポジットとポリマーが400ずつだ。
偵察ドローン格納庫に近づいて、コンポジットとポリマーを各20ユニット支払い、何機か発注した。とりあえず5機ずつで十分だろう。四つの拠点すべてを収めた大きなマップ上で、俺はパトロールルートを描いた。すると、小さな建物から円盤状のドローンが飛び出し、静かな羽音を立てながら指定したルートへ飛んでいった。これで偵察面が少しは楽になるかもしれない。様子を見てみよう。
まあ、キルハイヴについてはマハに期待してるから、後で一日の終わりに見ることにしよう。死すべき者の館に戻ると、成人に関するメッセージを受け取った。お、アイリーンか!
「アイリーン、新しい民間職業が利用可能になりました――管理者」
なんというか、嬉しいやら悲しいやら複雑な気分だ。一方では、拠点が有能な人材の手に渡ることは喜ばしい。だが他方では、彼女はあそこで孤独になるだろう。せっかく仲間に馴染み始めたところなのに、あそこには生きている人間が誰もいない。フェリが良い話し相手になるとも思えないし。まあ、建設に時間がかかるし、すべて自動化されてるから、時間はできるかもしれないけど。
少女はセンターの近くで見つかった。彼女はもう、俺が何を頼むつもりか察していた。
微笑んで、娘は成人のお祝いの言葉を聞いた後、自分から学習端末のところへ行って横になった。
学習を起動させてから、もう一度悲しげな表情で立ち尽くすアイリーンを見て、それから財庫に入って杖を一本取り出した。
どうせ資源は向こうが用意してくれるんだ、俺の都合のいい場所に拠点を建てたっていいだろう? テスラ歩兵を起動させて、俺は飛び立ち、すぐに目的地に着いた。森の近くの小さな平地、キルハイヴとアルヴァー派閥の拠点の間だ。
着陸すると、俺は自分の目から見て良さそうな場所を選び、杖を突き刺して、もう片方の手に現れたチップを見た。
「スキャン:アンジュヘル派閥。プラットフォーム準備中」
草に覆われた地面が変化し始め、何か光を帯びたような別の草に変わっていった。あちこちで泉が湧き出し、どこかでは間欠泉まで現れて、空中に水しぶきを散らし、拠点のど真ん中で虹を作り出していた。
円形の敷地の真ん中には小さな池、巨大な葉で日陰を作る異国風の木々。空気まで変わって、まるで突然南国に来たかのように暖かくなった。ここはリゾート地として通えるじゃないか!
「基地建設を開始しますか? はい/いいえ」
はい。
「基本建造物リストが読み込まれました。
新しい基本建造物:オビテリ、死すべき者の楽園、ベアラー居住ホール、食糧貯蔵庫、倉庫、エネルギー祭壇、ディッファー・コンデンサ、インペル・シンセシス、創造の洞窟、果樹園
新しいベアラー:天使、悪魔(悪魔の妻が必要)、虚無(虚無の妻が必要)
新しいインペル:コントローラー(インペル・シンセシスが必要)、コントローラー・リストアラー(インペル・シンセシスが必要、ランク2が必要)
新しい兵科モデル:プリマ(ディッファー・コンデンサが必要)、セクンダ(ディッファー・コンデンサが必要、ランク2が必要)
アンジュヘル派閥とのシナジー+20%(35/100)
注意! 他の『ロートク』システムを検出。倉庫の統合中......完了。
テレポートのシジルを受け取ってください」
俺は長い間頭を掻きむしりながら、これを理解しようとした。たぶんだからこそ連中が一位なんだろう。誰一人として理解できやしないんだから。だが、少なくとも共通点があるってことで、俺は中心部へ向かい、オビテリを注文した。えーと、18時間? ずいぶんとノロいじゃないか。フレムテックの連中は建設に時間がかかるとは思ってたが。
端には「楽園の一角」、それから貯蔵庫と倉庫を、だいたい前と同じ配置で。無料の建物で残ってるのはエネルギーの祭壇だけだった。ただ、どこに配置すればいいのか長いこと探し回って、試しに基地の真ん中でぶっ放してる間欠泉のところへ行ってみた。すると、なんと祭壇がここに建設できるじゃないか。12時間。
首を振りながら、俺は推進装置を起動して戻った。
一方、基地では動きがあった。人の集団を見て、これが別の都市からの支援だと理解した。ファリンが全員をまとめようとしてたが、アンネリの助けがあってようやくなんとかなってる感じだった。黙って近づいた俺は尋ねてみて、これがゴーストヴィルの労働者たちだと知った。15人だ。愛想よく笑いながら、俺は全員に仕事を提案し、ついでに繋がりに追加した。全員が散って、アンネリについて訓練に向かったとき、マントを着た一人だけが残った。彼はそれまで俺のところへ来なかったやつだ。近づいてみると、スケルトンの木こりを従えたネクロマンサーだと分かった。ははっ、リクルーターは嘘をつかなかったってわけか。本当に手に入れてきやがった!
そういえば、テクガンに行く理由がもう一つできたな。新しい労働者を探さないと。兵士も欲しいところだ。今いる連中はほぼ全員配置済みだしな。
ネクロマンサーの「お仕えしたいですぞ!」という言葉に思考を遮られたので、俺は彼を伐採作業に送り出した。そろそろ木材を売らなきゃならなくなりそうだ、明らかに採れすぎている。
集まった群衆にジョニーが近づいてきた、明らかに上機嫌だった。
「よう、相棒。調子はどうだ?」
「最高だよ。お前はどうなんだ? 娘を見せにも呼んでくれなかったじゃないか」俺は笑顔で言った、朝の出来事を思い出しながら。
ジョニーは後頭部を掻いて、フンと鼻を鳴らしてから言った。
「いや、なんていうか、急に落ち着いちまったのにまだ慣れてなくてさ。悪かったな、相棒」
「で、名前は?」
謎めいた様子で目を細めて、テクガンの男は言った。
「ルナ」
俺の驚いた反応を見て、ジョニーは心から笑った。
「ああ、やっぱりお前がいなかったら、こんなこと起きなかった。だからさ、ほんの少しだけど恩返しってことで、娘の名前をお前の世界のスターにちなんで付けたんだ」
いや、確かに自分の世界のことを少し話したことはあったけど、誰かが俺の言葉を一つ一つ拾っていたなんて知らなかった。驚きと同時に、嬉しくもあった。
ジョニーと握手して、肩を叩いて礼を言った。
「そういえば、テクガンの拠点も結構いい感じになってるぞ。お前ら仲間とランク上げに行けよ、それとも俺たちの前だと遠慮しちまうのか? はは」
人差し指で俺を指して――どうやら「やられた!」って意味らしい――ジョニーは別れを告げて家に戻って行った。どうやら、俺を捕まえるためだけにここをうろついていたみたいだ。
苦笑して頭を振り、俺は死すべき者の館へと戻った。
本当は、制限があるとはいえアンジュヘルから何か持ち出せるか試してみたかったんだが、階段を登り切る前に、微笑んだクリオシタに出くわした。いつもの可愛らしい仕草で首を傾げて、指を顎に当てている。ただし今回は、全裸で翼に身を包んでいた――俺が近づくと、その翼を左右に広げた。
「おう、ニコ、面白い実験に付き合ってやるよ。断るなんて許さないからな!」
まだ時間はある、だから......俺にとってもこれは実験だ、三人のイカれた双子ちゃんたちとのな。
◇◇◇
「現在の残存寿命――51+(226)。能力発動用ボーナス年数:90(90)(係数0.4)(捕虜――34)」




