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悪女と謳われる王女は、国を滅ぼそうとした暗殺王子の愛に気づかない  作者: 凪塩 未来


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外伝 第5話:二人の未来、そして新たな旅立ち

外伝第5話(最終話)「二人の未来、そして新たな旅立ち」をお読みいただきありがとうございます!


本編から始まったモナミとミカエルの物語も、ついにこの外伝のフィナーレを迎えます。波乱万丈だった過去を乗り越え、二つの国の平和を見つめながら、静かで温かな春の陽光の中で手を取り合う最強カップル。愛と信頼に満ちた二人の新しい未来の始まりを、ぜひ心ゆくまでお楽しみください!

すべての騒乱が過ぎ去り、ロンファ王国とラザード王国の間に真の平和が訪れてから数ヶ月が経った春の日。

王宮の最高階にある展望テラスから、二つの国の広大な領土を一望できる特等席に、モナミとミカエルの姿があった。


春の温かな陽光が二人の肩を優しく包み込み、庭園からは色鮮やかな花々の香りが漂ってくる。

モナミは純白のドレスの上に淡い青のショールを羽織り、隣に立つミカエルの腕に自分の腕をしっかりと絡ませていた。


「ねえ、ミカエル。これからの私たちの国は、きっと永遠に平和で安定していくのでしょうね」


モナミの問いかけに、ミカエルは遠くの地平線を穏やかな瞳で見つめながら、ふっと柔らかく微笑んだ。

「あぁ、間違いないさ。僕たちが力を合わせ、あの面倒な強硬派も貴族たちの悪巧みもすべて根絶やしにしたんだからね。これからは、もっともっと穏やかで退屈な日常が僕たちを待っているはずだ」


「退屈な日常、ね……。それも悪くないわね。今までがあまりにもドラマチックで、波乱万丈すぎたんだから」


モナミがクスクスと笑いながらそう言うと、ミカエルは彼女の肩を優しく引き寄せ、その髪にそっと口づけを落とした。


「退屈だとしても、君と一緒なら毎秒が新鮮で最高の時間さ。……さあ、モナミ。これからの未来、僕と一緒にどこへ行こうか?」


「どこへだって行くわよ。あなたが『闇の王』として生きるなら、私はどこまでも最強の女王として、あなたの隣を歩み続けてあげるわ」


二人の間に交わされた言葉は、かつてのような警戒や打算の入る隙間など一切ない、絶対的な愛と信頼の証だった。

悪女と謳われた王女と、国を滅ぼそうとした暗殺王子――。

恐れられた二人は、手を取り合いながら、誰よりも温かく輝かしい未来へと、新しい一歩を踏み出していくのだった。


――【外伝 完】――

外伝第5話「二人の未来、そして新たな旅立ち」――そして、全5話にわたる外伝シリーズの完結までお付き合いいただき、本当にありがとうございました!


冷酷な「悪女」と恐れられたモナミと、国を滅ぼそうとした「暗殺王子」ミカエル。利害の一致や政略的な婚姻から始まった二人が、幾多の陰謀を共に打ち砕き、今や世界で一番お互いを深く愛し合うパートナーへと成長した姿を描いてまいりました。本編の劇的な展開とはひと味違う、甘すぎる日常や裏側のエピソードを通じて、彼らの温かい絆をより身近に感じていただけたなら、作者としてこれ以上の喜びはありません。


モナミとミカエルが歩む未来は、これからもずっと明るく、そして彼ららしく刺激的で愛に満ちたものになっていくでしょう。長きにわたり温かい応援をいただき、本当にありがとうございました!

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