69.魔法師ラミー1
ラミー「やぁミエス、逃げずに来たようだね。」
俺は勝てる戦いしかしない主義だ。
ラミー「言ってくれるねぇ」
「死ぬまで戦う訳にはいかないからね。ルールを設ける。お互い頭に白い鉢巻を巻いて、奪われたり、斬られたり、燃やされたりしたら負けだ。あとは立てなくなったり、降参したら負け。」
「分ったかい?」
少し頷き、鉢巻を受け取る。
・・・・【案内】
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ダンテ・ラミー(ヒューマ)
脅威度--
社会性を持つ、賢く愚かな生き物
基本的な欲求がある
数が多く、集団生活を好み、
個性差が激しい。
装備
:白い靴下
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これは・・・・ラミーの情報より、
ヒューマの情報のほうが多そうだ。
そして、【案内】では、
装備品の中から、ランダムで1つ、
表示されるのだけれど、
ハズレを引いた。
杖かローブの名前が知りたかった。
ラミー「じゃ、ミエスが好きなタイミングで、どうぞ」
有無を言う前に斬りかかる。
ラミーは後ろに大きく飛び、
ニヤりと笑う。
鉢巻だけを狙った不意打ちだったのだけれど、
上手く躱されたか。
ラミー「流石にね、一瞬では終われないよ。」
「それより、距離が空いたよ?」
ラミーは、手に火の玉を造る。
・・・・やはり火の魔法師だったか。
鉢巻を燃やされたり、なんて言ってたけど、
やっぱりか。
実力がわからない内は、
近づかないほうが良いだろう。
魔法師は、詠唱に時間がかかるから、
距離をとれば、避けら
「ゴっhhh!!」
ミエスの顔の横を
火の玉がかすめる。
ラミー「外したか、次は当たるよ」
危ない、
一瞬でダウンするところだった・・・・
死にはしないだろうけど、
鉢巻は確実に燃えるだろう。
それより、
詠唱をしていない?
詠唱しなきゃ、格段に威力が落ちると
本で読んだけど、
何かそういうスキルを持ってるのか?
ラミー「戦いの中で手の内を晒すバカは居ないよ」
「それとも降参かい?」
「カバンを背負ったまま戦うなんて、避けにくいだろう?何か入ってるとしか思えないね。」
戦いの中で手の内を晒すバカは居ないぞ?
ラミー「はは、一本取られたね。さぁ!第2撃目いくよ!」
ははは・・・・
余裕そうに笑ったが、
結構やばい。
何がって、詠唱をしてない上に、
魔法陣が少ししか見えない。
高速で、一撃必殺を打ち込まれ続ける。
これだけ距離開けてギリギリなら、
近づいた瞬間黒焦げだろう。




