63.新たな得物
今日は、新しい剣を買いに行くのと、
ギルドに音の原因を報告しに行く。
先に武器商に行って、剣を
買うのだけれど・・・・
あまり考えたくないが、
また、強敵が現れたとき、奥の手の
【変質】を使って、
倒す事も、あるかもしれない。
そう考えると、安い剣でいいのだが、
剣士は剣に命を預けるのだ。
安物は買えない。
・・・・壊れる前提の、
・・・・消耗品、
戦闘中に消耗するものなら、
壊れてもいい。
そうなると・・・・
弓矢、吹き矢、投げナイフ、あとは・・・・
爆弾とかか?
この中で現実的なのは、
弓は無理。スキルと相性が悪い
吹き矢は威力が心配。
爆弾はこの世界で見たことない。
消去法で投げナイフだ。
ここで手頃な
投げナイフを買ってみよう。
それか、そもそも変質しても
壊れない武器を使うかだけど・・・・
分厚いガラスの向こうにある、
堂々と飾られた
ほのかに赤く光る剣を見る。
値札には、金貨96枚の文字が。
この店で一番高価な武器らしい。
いつかこんな武器で戦えたらな・・・・
投げナイフは、50本で銀貨2枚。
1本あたり銭貨4枚。激安だ。
屑鉄でできているらしいが、
性能は【変質】するし、気にしない。
値段と数を重視する。
革の袋が入れ物に
おあつらえ向きだ。
剣は、前の剣と似てた、
装飾の少ない、
シンプルなやつを買った。
おまけで滑り止めの包帯を
剣に巻いて貰えたし、
投げナイフも買ったので、
値段に色を付けてもらい、
銀貨1枚と銅貨8枚だった!
良い店だ、また来よう・・・・
店名は、
ウェウスポーン カルリン支店、か、
覚えておこう。
思わぬ良店の発見に、心が躍って、
宿に戻りそうになってた・・・・
危ない、危ない。
通りが違うから、
道を間違えると戻るのが大変だ。
・・・・それにしても、
入り組んだ構造の町だけど、
住民は、昼前というのに、
せわしなく動いている。
普段あまり気にしないが、
亜人と人が混在して暮らす
というだけでも、凄い事だ。
ふと、前に、ローブを来た、
赤髪の青年が見えた、
この暖かい時期に、ローブ?
おかしい。
青年が向かった方に、
冒険者ギルドがあったこともあり、
少し後ろを付ける事にした。




