↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
シンデレラにお願い  作者: 高遠 泉
PR
11/30

セルフィス隊長の混乱

隊長はこのところ混乱していた。

先日、自分に匹敵する程の魔力を持った魔道士が見習いとしてやってきた。

それも女性の魔道士だという。

鬱蒼と生い茂っていた森林を破壊し、一直線の更地を見て驚いたのもつかの間、その魔力を駆使したのが、なんと普通は聖力を発するはずの女性だったのだ。

驚かないわけがない。


とりあえずの事態休息の為、驚異的な魔力の持ち主を城へと動向させたものの、いまだ目の前の女性が発した力とは思えず、ついじろじろと見てしまう。


腕も細い、静かにしていれば清楚な感じの女性である。

いや、清楚は言い過ぎかもしれない。

なんたってやけに元気がある。


話してみると元気どころの騒ぎではなかった。

あのバロンに結婚はしているのか、恋人はいるのか。

挙句の果てに、実は女性なんですか!と来たものだ。

呆れてモノが言えない。


自分の知っている女性と全く違うこの人物に、どう応対していいのかさっぱりわからずにいる。


そして女性だということを忘れ、何度か拳骨をくらわせてしまった。


初の女性魔道士ということもあり、俺の隣の部屋を貸すことにしたが、これがまずかった。


そう、俺の部屋の隣は将来、俺の嫁が入るはずの部屋だったからだ。

部屋がないからという理由で、そこを使えと軽い気持ちで命令しただけだったのだが。

いつの間にか、彼女の名前が金剛になっていた。


そう。


俺の嫁に与えられる称号の。

『金剛』に。

記憶がないと言っていたから本人は気づいていないのかも知れないが。

何度か本名で呼んでも振り返らないので金剛と呼んだら、すぐに振り返る。


どうやら自らを金剛ってよんでくれと言っているらしい。


どうしたいのだ。

あの娘は。


このままいったら本当に俺の嫁になってしまう。

いいのか、あの娘は。

それよりも、問題は・・・・。


隣の部屋にいる金剛という名称を与えられてしまったあの娘に振り回される予感がいっぱいのセルフィス隊長なのであった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。