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あの日見た店長の名前を僕達はまだ知らない。

「東久留米さん、何やってるの?」


とある日、バイト先で行われていた事。


「ああ先輩。いや、別に何にも」


東久留米さんは事務室の机に向かい、何かを書いていた。


「ただ、辞表を書いているだけです」


そう、笑顔で言った。


「・・・は?」




びにこん。。


第20話「またぁ会うぅ日までぇー」




「な、なんで?」


突然のカミングアウト。


俺はその発言に驚き、固まった。


「下のほうが」


「何言ってんだ東久留米さん! ナレーションにボケを被せるな分かりにくい!!」


とにかく、東久留米さんは辞表を書いていた。


「な、なんで辞表!? ってか何、バイト辞めるの!?」


「いや、辞めませんよ?」


「・・・あ?」


「いやだから、バイトは辞めません」


なんだろう、意味が分からない。


「辞表は辞表でも、店長がコンビニ本社に出す辞表を代筆してるんです!!」


「店長ぉぉぉぉぉおおおおおおおお!!!!!!」


びにこん。。も残す所残り4話(番外編含む)


物語の最終回などで定番のパターンと言えば、別れ。


戦いの後の戦友との別れ、ラブコメ展開だったがヒロインの突然の引っ越しによる別れ、最後にかくれんぼして見つけ出してあげての成仏の別れ。


物語ごとに様々な別れの最終回がある中、まさかのびにこん。。では・・・


「店長の起こした不祥事に対しての、責任を取るという形での辞職による店長との別れ。びにこん。。最終回の展開はコレで行きます」


「最悪なお別れエンドじゃねぇか!!」


何という、このしっくりこないお別れエンド!!


「もっとこう、感動できるお別れエンドとか無いのかよ!」


「そもそも店長とのお別れに感動なんか求めてどうするんですか?」


「一理ある!!」


悲しい事に、びにこん。。始まって以来、店長本人の出演は第2話の1回のみ。


しかも東久留米さんに鞭でぶたれるシーンだけ。


「そんな店長ですが、第1部のびにこん。では1話から登場、ヒロインである私が2話からの登場なので、なんと私よりも早く本編に登場しているんです」


「で?」


「なので、そんな店長に2部での活躍の念を込めての、最終回に最大の見せ場を作ってあげるという私の寛大な優しさからなるびにこん。。最終回プロジェクト!!」


「なんと・・・」


そもそも、それ今言っていいのか? アレだ、それネタバレってヤツじゃ?


「最終回に店長のお別れぱーちーをして、感動の涙を読者の方に!!」


「ぱーちー・・・うーん、なんかあんまりいい展開にはならなさそうな・・・」


まさかのびにこん。。シメが店長の辞職回ななる予定。


多分だが・・・泣けないと思う。






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