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さらば変人!  作者: 差等キダイ
42/63

第41話

 今後は短めで頻繁な更新を目指します!

「よし、では始めるか」

「いやいや、ちょっと待ってください。どんな無理ゲーですか」



 こちとら軽音部に入部して、一週間も経たない内に楽器を諦めたなんちゃって軽音部だ。いきなりセッションなどできるはずもない。



「てか先輩、楽器弾けるんですか?」

「うむ」



 先輩は俺の言葉に眼鏡をキラリと光らせ、鞄の中から、シールドと小型のアンプを取りだした。恐らく勉強道具なんか一切入ってないんだろう。

 アンプは電池式なのか、コンセントに繋がなくても、ざらついた音を発した。



「…………」

「「おお……」」



 先輩がピックで弦をはね、指を滑らせると、聞き覚えのある軽快なメロディーがアンプから流れてくる。

 これは……某音楽番組のテーマソング……!

 素人目にも先輩のテクニックがわかるくらいだ。



「先輩、すごいじゃないですか!」

「ただの変人オタクじゃねーんだな」

「当たり前だ。俺は軽音部の部長だと言っただろう」

「いつから練習してたんですか?」

「今月初めぐらいだな」

「…………」

「安心しろ。お前も……」

「できんわっ!……ま、まあ、とりあえず曲の難易度は低めの奴で……」

「おい、お前ら。それより……」

「「?」」

「二人だけでやんのか?」

「「あ……」」

 読んでいただき、ありがとうございます!

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