第38話
すいません!少し遅れました!
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「与、昨日はどうしたのだ?」
「…………あ」
放課後、部室に行くと、先輩が仁王立ちで待ち構えていた。表情こそ普通だが、背が高いせいで威圧感ハンパない。昨日、一体どうした…………あ。
やばい。
先輩を駅に放置したまま、帰ってしまった。
いや、義姉さんの女子高生コスプレを見た衝撃で、すっかり頭の中から存在が消え失せていただけだけど。
「だから言ったじゃねえか。何か忘れてねえかって」
嘘つけ。
「いや、駅前で女子高生のコスプレしてる義姉さんと会って……」
「……さすがにそれは嘘だろう」
俺もそう思います。
しかし、事実だから仕方ない。
つまり、これは義姉さんが悪いということなのだろう。はあ……帰ったら、少し多めにコスプレしてもらうとしよう。CAだけで済ませるつもりだったが、やはりコスプレの王道中の王道・メイドをやってもらおう。
「「気持ち悪いな……」」
オッサンと先輩がハモった。どちらもドン引きの表情をしている。そういや先輩には見えてるんだった。
「お前のニヤニヤした顔……」
「底知れない狂気を感じるのだが……」
「いや、そんなはずは……」
あんな清らかな妄想から狂気だなんて……。
苦笑いで誤魔化していると、先輩が手に持っている物に気づく。
「先輩……それって……」
「ああ」
先輩はどこか得意気にそれを掲げた……よし、話を逸らせた。
「ドラムのスティックだ」
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