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さらば変人!  作者: 差等キダイ
13/63

第12話

七月がそろそろ終わります。

「よっ!」

「チッ!」



 最悪な目覚め、2回目。

 どうやら悪夢はまだ続いているようだ。



「おい!いきなり舌打ちかよ。可愛くねーガキだなぁ」

「やかましい。お前とそんな和気あいあいとしたコミュニケーションは望んでない」

「……確かに」

「てか、昨日の夜いなくなってたから、消えたと思ったんだが」

「いや、風呂で俺とお前が会話するとか、誰得だよ」

「……確かに。お互いに損するだけだな」



 朝一の不毛な会話を交わしながら、体をベッドから起こし、大きく伸びをする。この悪霊が憑いている割には、体には何の変化もない。いいことだ。それ以外はよくないけど。

 昨夜の姉さんの説教の後、このオッサンは出てこなかった。よっしゃ!なんか知らんけど消えた!なんて考えていたが、現実はそう甘くはないらしい。

 ……なんて達観できるほど、俺は物分かりはよくない。



「シケたツラすんなよ。美少女幽霊に取り憑いて欲しけりゃゆらぎ荘にでも行けよ」

「ああ、確かに……って、そもそも幽霊に取り憑かれたくないんだよ!」

「またまた~」

「え、何?そのクソみたいなテンション」



 とりあえず、昨日話の途中で帰った……何とかさんに声をかけよう。このオッサンが見えてるみたいだし。てか、何でいきなり帰ったんだよ。

 まあ、過ぎたことはもういい。

 今日中に何としてでも、俺はこのオッサンから解放されたい!

 そう意気込んで、学校へ行く仕度を始めた。

 

読んでいただき、ありがとうございます!

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