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時ノ天-ときのあま-  作者: WoW
第1章
6/15

第六話 虎穴に入らずんば虎子を得ず

時野渉は「」で

 ネルは〈〉

  エリナは〔〕にします。

モブは変わらず[]です。


「うっわ、びっくりした!」何だよ急に。と、音が聞こえた方を覗いてみる。

      ドンッ    ドンッ

と、出刃包丁でばぼうちょうで鳥の頭を切っている巨体な男がいた。


「あれは...」

〔あ、あの人が料理長さんです!〕

「あれが.....よし、」渉はゆっくり料理長の元へ近づいた。

     ドンッ   ドンッ


「あの〜ちょっと聞きたい事があるんですけど〜」

    ドンッ

[何のようだ]と少し圧のある低い声で言う料理長。

   空気が重い。 ドンッという音だけが響く


「この匂い...カレーか?」と場を和ますために言うが

[....よく、知ってるな]と一言。 ドンッ

  (全然、場がなごまネぇ)と冷や汗をかく渉。



「そ、そいえばさ、三日前の深夜にエリナ以外で誰か見なかったか?」勇気を出して聞く。

[そんなこと知って何になる。]と料理長が言う。

「いや〜、ちょっと気になって〜」


少しの沈黙のあと 料理長が[三日前の深夜か、そういえば国王の使用人の見習いがいたな。]


「その見習いの顔とか、見なかったか?」

[顔は見てないが、一人は刺繍の入った手袋をしてたな。]と料理長が言う。

「刺繍。 何の刺繍か分かるか?」

[..砂時計、だったな。]



〈エリナ嬢、砂時計の刺繍が入った手袋をした使用人見習い見たことあるか?〉

〔ひゃい! え、えっと、な、ないです。見習いなら

担当の方じゃないと、ほぼ会うことはありませんから。〕


「...一旦、戻って整理しよう。料理長ありがとう」

[ぼうず、メシでも食っていけ]と言う料理長。

「わりぃ、また今度」





「とりあえず分かったのは、国王の使用人の見習いで砂時計の刺繍が入った手袋をしてる。ことだけか〜」

どうしたモノかと頭を抱える渉とネル


すると、〔あ、あの わ、わたしが使用人見習いとして潜入しましょうか?〕とエリナが意外なことを言う。

渉とネルは固まった。



しばらくして、

〈ダメだ!危険すぎる。 君が行くなら私が行こう。〉

〔だ、ダメです!ネル様は王子様ですからそもそも無理です!〕

「じゃ、じゃあ俺が行くよ。」


〔それもダメです。渉さんはあの時、顔が知られてます。私なら、コミュ障であまり人と関わってこなかったので大丈夫です!〕と自信満々に悲しいことを言うエリナ。 



〔それに見てみたいんです。わたしも、ネル様が作る国を。 だから、行かせてください!お願いします!〕とエリナは本気のようだ。


〈.....分かった。だが!危なくなったらすぐ逃げる! いいな!〉

〔はい! 早速、潜入のために準備してきます!〕

と言いエリナはどこかへ行ってしまった。



すると、渉がニヤニヤと笑い、

  「ネル。お前、顔赤いぞ。」

 〈ッ! う、うるさい ちょっと暑いだけだ!〉


「はいはい、そうですか〜」

〈ッ。 ニヤニヤするな!〉

最後まで読んでくださりありがとうございました。

エリナ...よく頑張った!同じコミュ障として誇らしいよ


エピソードタイトルの『虎穴に入らずんば虎子を得ず』

『危険やリスクを冒さなければ、大きな成果や成功は手に入らない』という意味らしいです。(ネット情報)

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