第十二話
時野渉は「」で
ネルは〈〉
エリナは〔〕
モブは[]です。
〈何か分かったことはあるか?〉
「いや、なーんにも」
〔わ、私も特には...〕
各自の情報収集を終え3人は、ネルの部屋で情報交換をしていた。
「(...あの時見たアレ... 本当にエリナだったのか?エリナの方は何ともなさそうだし... それにこのカギだって...)」
渉はポケットに入れたカギを触りながらあの時見たものについて考えていた。
バンッ
と突然、扉が勢いよく開いた、
[ネル-フォン-アーテラス! 時野渉! そしてエリナ-ヴァーリン! 貴様らには国への反逆罪が問われている! 大人しく着いて来い!]
兵達が3人を取り押さえる。
「はぁ⁉︎ いきなり何だよ! おい離せ!」
〈落ち着くんだ渉。 ここで暴れればさらにまずい事になりかね無い。〉
〔.....〕
渉は強引に縛られポケットに入っていたカギを落としてしまった。
.....
[罪人を連れて参りたした。]
3人は兵に王の謁見室へと連れてこられた。
玉座には王の姿が。その横に料理長が立っていた。
玉座の前に少し階段があり王が見下ろす形になっている
王は虚な目をしながら口を開く
国王[...ネル..我が息子よ。なぜこのような事を...?]
〈父上! お待ちください! 父上はその隣にいる料理長に洗脳されているのです!〉
料理長[...証拠は?]
〈は?〉
料理長[証拠はあるのか?]
〈それは...〉
料理長[国王よ!この罪人は国に反逆しただけでは
なく、私に罪をなすり付けようとしていま
す!]
「おい、そっちが証拠は、証拠は、って言うんならそっちの方こそ証拠はあんのかよ!」
料理長[あるさ。 何せそこにいるエリナとやらが
教えてくれたからな。]
「〈はっ?〉」
二人がエリナの方を見る。エリナは立ち上がり虚な目をしながら料理長の元へと歩いてゆく。
〈エリナ嬢...?〉
ネルの顔に絶望の色がたされる。
料理長[こいつが全て話してくれた。 証拠は十分
国王よ。この罪人どもに制裁をくだせ。]
国王[...あぁ...この罪人達に国への反逆罪とし、死
刑を言いわたす‼︎]
「おい、待てよ! 離せ!」
兵[暴れるな!]
「(どうする! どうする、どうする!)」
「おい! ネル!」
〈ッ.....〉
ネルは絶望の顔で黙り込んでいる。
???[待ってください!]
扉が勢いよく開く。
そこにはバルトの姿が、
料理長[....誰だ? 貴様も捕まりに来たのか?]
バルト[コレを]
バルトは手を高く掲げた。バルトの手には録音器が
スイッチを押し録音を再生した。
ザッ ザザザッ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
料理長[くくっ。コレで王も洗脳出来た。 もう少
し、もう少しでこの国も終わりだ!くっく
くくく あっははははははは]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
バルト[コレはセバスさんからもらった物です。]
料理長[ッ! そ、それだけでは証拠になら無いだろ
う! おい早くあいつを捕まえろ!]
バルト[なら! この実は何かな?]
料理長[なぜそれを⁉︎]
料理長は思わず口を開いてしまった。すぐさま
口を手で覆い隠した。
バルト[コレは、料理長!あんたの部屋にあった隠し
部屋で大量に見つけた。 この実は人の脳
を錯乱させ操る事ができる。渉さん、あなた
がカギを落としてくれてほんと助かりまし
た。]
「え、あぁ.. お、おう!」
数分前
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
バルト[ヨシ。 昨日セバスさんから聞いたけどまさ かネル様達も調査しているなんて..味方は多 い方がいいよな。]
とバルトはセバスから貰った録音器を持ちネルの部屋へと歩く。
バルト[ん? !]
バルトは思わず身を隠した。
[..逆罪が問われている! 大人しく着いて来い!]
バルト[アレは! まずい!]
すると渉のポケットから銀色のカギが落ちた。
バルト[コレは...まさか!]
バルトはカギを拾い上げた。 このカギには心
当たりがあったらしい。
バルト[(俺が一人で調査して料理長の部屋に忍び込
んだ時にあった謎の鍵穴の形と一致してる!
まさかあの人俺がいる事に気づいて!分かり
ました待っていてください!)]
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「ネル! 次期国王の出番だぞ!」
〈.......〉
ネルはエリナのショックが大きく何も聞こえなくなっていた。
「おい!王が諦めたら、誰が国を導くんだよ!」
〈...ッ!〉
最後まで読んでくださりありがとうございました。
な




