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嫁入り当日に旦那を殴り倒すのはありだろうか?  作者: 透坂雨音


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06 夫婦というものは互いにありのままをさらけ出すものらしいが、どうにも何か間違っている気がしてならない



 そういうわけで、重要な式を終え、夫婦であるという事実を再認識した私達だ。

 そろそろ跡継ぎを生まねばならないだろうから、夜の戦いに臨まなければ。

 ロンバルトも、頑張って感情をおさえ、竜化しないようにするそうだ。

 戦いでは冷静になることが大事だからな。


 夫婦というものはこういう時、互いにありのままをさらけだすそうだ。

 イレイザーに夜の営みなるものを聞いたら、そういった事を言われた。

 ぼんやりしていたので、細部はよくわからなかったが。

 今夜は旦那様の新たな一面を知る事ができそうで楽しみである。


 しかし、赤ちゃんとやらは一体どこから生まれてくるのだろう。

 女性と男性がありのままになって、寝所でともに一番過ごせば、数か月後に鳥が運んでくるらしいのだが、私はそれらしい鳥を人生で一度も目撃した事がない。

 そんな鳥がいたら図鑑に記されていそうなものだが、調べてみてもそれっぽい存在はなかった。

 赤ちゃんという大事なものを運んでいるのだ。

 万が一があってはならないから、透明になる能力でも体得しているのだろうか。


 まあ、細かい事は気にしないでおこう。

 どうせすぐにわかる事だ。

 この一年ロンバルトの事は色々しってきたが、まだまだ予想のつかない未知の部分があるとなると、わくわくするな。

 一体今夜はどんな旦那様を知る事ができるのだろう。


 と、思ったがこういう時に茶々が入るのはよくあることだ。


 この後、屋敷に物盗りが入ってきて、旦那様が竜になった時に剥がれた鱗を盗もうとした連中とすったもんだをした挙句、第二ラウンドに突入しようとしたらイレイザーが一人で追い立ててしまった。


 私の相棒は私の人生の大事な時間をおもって気を利かせてくれたらしい。

 できた相棒であるが、旦那様と過ごす時間もそれなりに大切になったが、私は相棒の命だって大事なのだ。


 ロンバルトと一緒に苦笑しながら、イレイザーを探しに行った。

 この時間だって、夜の星がキラキラしていたり、満月がぺかーっと光っていたりして、ロマンチックなのだから悪くないだろう。



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