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嫁入り当日に旦那を殴り倒すのはありだろうか?  作者: 透坂雨音


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05 結婚して一年目にやっと式を挙げるのだが、さすがに式場は真っ赤にはしないつもりである



 そうこうしているうちに、私達が結婚してから一年が経過した。


 その日、私達はかねてより考えていた結婚式を行う事なった。

 本当はもっと早くやる予定だったのだが、旦那様は意外と働き者なので予定がのびにのびてしまったのだ。


 その分、十分な準備期間があったので、互いに納得できる結婚式を計画できたと思っている。

 式場の規模や様式、ドレスや飾り付け。おまけに豪華な料理に。その後のパーティーなども。

 ぜんぶこだわりぬいたものだ。


 おかしな結婚式にしていないか、一部の人間から心配されたが大丈夫だ。

 イレイザーと一緒に頑張って結婚式の本を読んで勉強したからな。


 私が好きな色は赤だが、さすがに真っ赤で統一しようとは思っていない。

 ばかばかしい噂や中身のない、繰り返されるだけの伝統に興味はないが、無意味に自分の好みで世間一般の普通を変えようとも思わない。

 べつに白さで統一された結婚式も悪くないので、色は真っ赤にならなかった。

 それに私が結婚式場を真っ赤にしたと噂になったら、別の意味で変な話にねじまがってしまいそうだしな。

 イレイザーもそれは真っ赤はよした方がいいと式のプランを考える前に、さんざん言ってきたし。


 そういうわけで始まった結婚式。

 どこかにいるらしい、結婚をつかさどる神とやらに誓いをたてて、互いにちゅーをして、指輪を交換して重要な式は終了だ。

 イレイザーの変身魔法でちょっとしたショーをして、奴が今まで見てきた大きな宝石とか彫刻とかを披露したのは評判が良かった。


 あとは招待客をもてなしたり、巨大なケーキをカットしたり、ごちそうを腹に収める時間だな。

 私の両親や、義理の両親からもそれなりに祝福してもらえたので、賑やかで楽しい時間になった。



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