第5話「ネズミのぬいぐるみ」
兎「...それにしても、料理上手いですね。」
兎「見た目もいいし。味も完璧です。」
黒猫「そうか?適当に作っただけなんだが」
狐「料理の才能あるんじゃないの?」
とひょいっと食べる狐。
狐「...普通に旨くて、悔しい。」
兎「...ケーキとか、食べてみたいです。」
犬「私も手伝うので、お願いします。」
黒猫「良いだろう。最高のを作ってやる。」
狐「私達は探索にでもでましょうかね。
居ても邪魔なだけでしょ」
狸「身の程が分かってるじゃない」
狐「あなたもよ」
黒猫「よーし、完成だ。黒猫のケーキ」
兎「美味しそうですね。」
犬「どうですか...?」
兎「上品で、可愛くて素敵。」
黒猫「でも、もう一緒に寝るのはやめた
方が良いのかな...。」
兎「そんな事ないです。とは一概に言えないの
ですが、犬ちゃんとの記憶が思い出せた
のは黒猫さんのお陰だから...」
兎「こっちでは普通に恋して、普通に
死にたいと思います。」
兎「前世の私は、あの身体が嫌で捨てて
しまいましたが」
兎「...この身体は汚れていませんから。」
兎「うさ耳とかも可愛いし、此処にこれて
良かったと思います。」
犬「私は戻ってお化けとしてあいつを
ボコしたいけどね。」
兎「死んでまで生きてた頃の事考えたく
ないよ。」
黒猫「戻りたいって考える奴もそのうち
出てきそうだな。そういった場合
どうするんだ?」
蛇ちゃん人形
『我々も万能ではないので、亡くなった方をそのまま戻すのは出来ません。霊体としても難しいです。』
犬「じゃぁ私達は永遠に戻れないってこと?」
黒猫「死んでるんだから当然だろ」
狸「まぁ、そうよね...。」
狐「私は特に未練なんかないけどねー。
普段やりたいように生きてきたから」
黒猫「そういや、そっちは進展があったのか」
狐「なんかあっちの方でおっきな研究室を
見付けたわ。誰か居るかも知れないから
ピンポン押してみる?」
黒猫「此処が狐が言ってた研究室か...、確かに
薬品の匂いがするな。」
狐「じゃぁ押すわよ。」
ピン、ポーン
ネズミ「なんだい君達は、僕は」
狐「か」
狐「可愛いーーー♡♡」
と、白衣を着た眼鏡のちっこい目付きの悪いネズミの耳と尻尾をした住人が出てくる。
ネズミ「なんだ、急にっ、僕はこれでも
立派な大人だ、、」
狐「私、ちっちゃい物とかちっちゃい子が
大好きなのっ。私達きっと相性が良いわ。
付き合いましょう。」
ネズミ「会って初日の奴に発情すんなよ...。
というか何のために来たの」
黒猫「おっきな研究所があったから来た」
ネズミ「普通おっきな研究所があったから
ってくるか??というかピンポン押すか」
黒猫「此処は普通の世界とは違うので...」
狐「というか、なーにしてるのっ♡」
ネズミ「薬を作ってるんだよ。」
黒猫「人居ないのに?」
ネズミ「君達が来てくれただろ」
ネズミ「ほら、飲んでけ。...カモミールだ。
リラックス効果、安眠促進、胃腸の
不調緩和、消炎・鎮静作用などの
効果があるぞ」
ネズミ「薬にもよく使っている。」
ネズミ「...君達が居るのは知ってたよ。
なんか黒い座標が見えてたから」
ネズミ「今はハートが見えるけど、これ
僕にだけ見えるのかな?」
ネズミ「黒は一般人、ハートは好意を
抱いてる人物ってとこか、」
黒猫「精神に安定する薬は作れるか」
ネズミ「なに?君お医者さん??」
ネズミ「僕の薬は基本的に医療に携わるもの
しか渡さないよ」
ネズミ「変な風に使われても困るし、副作用の
あるものも多いからね。」
黒猫「私の能力は一緒に寝た人間の過去を
追体験する能力なのかな...。前世で
強姦されたやつとかもいたし、」
黒猫「これからそういうことも起きないとは
限らない。...本人が必要になった時に
渡しときたいんだよ」
ネズミ「じゃぁ、僕が同人する事でおk
としよう」
ネズミ「君の能力を見せて貰ってもいいかな」
黒猫「まるで、私が患者だな。」
ネズミ「一緒に寝れば良いのか?」
狐「私も一緒に寝る!!」
黒猫「お前はもう見ただろ」
狐「ただ愛するネズミちゃんと一緒に
寝たい。」
ネズミ「会って、初日だよね??めっちゃ
ぐいぐいくるじゃん...。」
黒猫「そうやってライオンにも引かれてる
だろ」
狐「好きな子には好きって言わないと
伝わらないでしょ!?!?」
黒猫「度を過ぎればストーカーだぞ。」
ネズミ「ストーカーは薬では治らない
からなぁ...。」
姉「本当に凄いわ。テスト」
姉「あんたは自慢の妹よ」
...私には尊敬する姉がいた。
ネズミ「癌は細胞が過度に増え続ける病気
だから...、、」
ネズミ「こうすれば癌が取り除けるかも!!!」
姉「これは癌を治せる薬で...」
私は薬馬鹿で姉と実験をしては変な薬を作っていた。生憎、私は人前で話すのは苦手だったからそういうのは全て姉がやっていた。
ネズミ「私と、お姉ちゃんが入ればどんな
薬でも作れちゃうね。」
...そう思っていたのは私だけだった。
父親「長生きをする薬。この薬を完成させた
者を次の跡取りにすることにする」
ネズミ「どう、して...あんなに褒めてくれて
たのに...」
姉「バイバイ、テスト。ご飯だけは持って
来てあげる。だから私の言った薬を
作るのよ」
姉「これで●●君にもっと貢いであげられる。
あんたが作ったもの全て私の功績に
して、それで貴女を飼い殺しにしてあげる」
ネズミ「それは人には使ってはいけない
薬で、、」
姉「そんなのどうでもいいの。私はただ
●●君が欲しいの。あの人を手に入れ
られる薬を頂戴」
姉「"姉より優れた妹なんていらないの"」
...前はそんなんじゃなかった。
嘘を言って、惚れ薬の材料だといって私は姉に毒を取りに行かせた。
姉「これって毒じゃない。」
ネズミ「それがないと惚れ薬は出来ないん
だよ...。」
姉「まぁいいわ。絶対完成させてね。
これ、飲んだら許さないから」
ネズミ「って、言われたけどまぁ、飲むよね♪」
ネズミ「あぁ...。これで、...ようやく死ねる。」
ネズミ「...そっか、私は"あそこ"から抜け出せた
のか。」
黒猫「テイネスといい、外人もわりといる
のかな。それともまた別の世界の人
だったりして」
狐「ネズミちゃん、テストちゃんって言うの!?」
ネズミ「テストって言われると、嫌な事
思い出すからやめて。意識を混濁させる
薬とか飲まされたから...」
ネズミ「変に薬の知識だけはあったからなー、」
黒猫「あんたも夢を見たのか。まさか一緒に
寝たやつ全員同じ夢を見る訳じゃない
だろうな」
白蛇ちゃん人形
『流石にそれはないです。私達も全ての能力について把握してる訳ではないので、何らかの条件の元共有された、と言ってもいいかもしれませんね。』
狐「でも、もう怖がらなくて良いのよ。」
とネズミを抱き締める狐。
ネズミ「なんだか、凄い姉臭がする...。」
狐「ネズミちゃんを拉致監禁なんてしない
わよ!!!私にそんな趣味ないし、私は
好きな人には自由にしてほしいタイプ
だものっ」
ネズミ「まぁ、拷問とかされなかっただけ
マシだけど。部屋にいる間は退屈
だったからね。今は最高の気分だよ」
ライオン「お姉さんも、お部屋から出ちゃ
駄目だったの...?」
ネズミ「あぁ、あれは本当に退屈だった。
スマホもネットも使えないし、
トイレも簡易なもので済ませてた
からな」
ネズミ「普通の部屋がありがたいよ。」
ライオン「...そうなんだ。」
とネズミの頭を撫でるライオン。
ネズミ「」
狐「尊いッ!!!、、、(ぐはぁっ、、」
黒猫「必要なら薬もあるからな。」
兎「...ありがとうございます。
ですけど、大丈夫です。今の私には、
犬ちゃんがいるから。」
犬「...いっぱい色んなとこに出かけましょう。
嫌な事忘れるくらい色んなとこに
いって、新しい思い出を作っていき
ましょうね。」
兎「私達、...付き合うことにしたんです。」
黒猫「そうだとは思ってたよ。」




