19話 進行開始と城の前での作戦会議
*******************************
現在 夕刻 アルテマ内シュウレイ広場にて
「緊急避難警報発令 外にいる人は速やかに家のなかに入り鍵を閉めてください。
これより緊急クエストを発動します。
冒険者の皆さんは初心者からSSS のランクの人まで至急城の前まで集まってください。
なお、緊急時特別体系となり兵士の皆さんは各自行動してください。
繰り返します。
緊急避難警報発令 外にいる人は速やかに家のなかに入り鍵を閉めてください。
これより緊急クエストを発動します。
冒険者の皆さんは初心者からSSS のランクの人まで至急城の前まで集まってください。
なお、緊急時特別体形となり兵士の皆さんは各自行動してください。」
*******************************
「王女様!」
悟を含めた七人は風呂に入って上がったあと客間で食事をしながら雑談をしていた。
雑談と言っても大進行のことや過去にそれがどういうものだったのかなどだ。
そこへ鉄の鎧を着ている男性が来た。
「なんだ、騒々しい。客人の前なんだぞ。」
カレンがきた者に対して言った。
先程とはとても違う。これが王女として過ごしたことによって得た威厳というやつなのだろうか。
「申し訳ございません。
ですが今回は急用でして……」
「もうよい、客人の前だが話せ。」
「そ、それが、アルテマの城壁の監視塔の者からの伝令で魔物達が進行を開始し始めたとの連絡が……」
「なんだと!」カレンが凄い表情で兵士を睨みながら立ち上がった。
「ひっ、ひぃー」
「そちはもうよい下がれ。
伝える役目ご苦労であった。」
「は、はい。」そう言うと兵士は走って何処かへ去ってしまった。
「お主たちも聞いたな。
約束通り頼むぞ。
特に悟と美穂、アスタロトに関しては前に出ても良い許可する。
それとシューラたちと共に城の前まで行け、私は着替えてから行く。」
「言われなくても前に出るよ。」
「私も前に出てレベルアップの成果を確認しないと。」
「ふんっ、魔物など私からすれば雑魚当然だ。」
「では師匠、アスタロトさん、美穂さんこちらへ」
シューラ達はカレンの前で礼をし悟たちを連れて城の前まで行った。
三人がいなくなったなか机がドンっと叩かれる。
「くそ、なぜ今なの。
過去に突然現れるなんてことはなかったはず……
いったいどうして?……」
*******************************
現在 夕刻 アルテマ城前にて
「集まってもらってありがとう。俺はアルテマの冒険者ギルド組合でギルドマスターをしている者だ。
名前はクロス・レッド・フィールドというよろしく頼む。」
たくさんの冒険者が城の前に集まるなか城の上から一人の男が叫んでいる。
「ここに集まってもらった理由はわかるはずだ。
そう、魔物によるアルテマ進行だ。
魔物の数は推定30000、魔物の強さはピンからきりまである。
中にはランクSSの危険度250を越えるものもいる。」
冒険者が今まで威勢よくしていたのが魔物の数とランク、危険度を聞いた瞬間青ざめていく。
「危険度250だと。」
「ランクSSのやつとやりあうなんて命がいくつあってもたりねーよ」
危険度とは魔物の危険度数によって変わる数である。危険度数によって基準が決まっているが危険度1だと冒険者が初心者でも一人でいいが危険度100だと上級の冒険者でも10人は必要となる。それくらい250は大きい。
ランクは冒険者組合が決めている推定の強さで八段階あり、SSS、SS、S、A、B、C、D、Eと分かれている。
冒険者にもランクがあり、秘匿しているランクを外すと八段階ある。
SSS 、SS、S、A、B、C、D、Eで、魔物のランクと対応しており大体は自分のランク以下の魔物しか倒せない。
割合としては
人口87億5000万人
冒険者数……28億人
B以下……27億9995万人以上
A以上……5万人未満
となっている。
最上級ランクのSSSとなると20人しか現在はいない、しかもほとんどが亜人でただの人間は3人しかいない。
その中の一人がこのクロス・レッド・フィールドな訳だが、それでも数の暴力には敵わないだろう。
しかもこの場にいるのはほとんどがBランク以下の冒険者だ。
雑魚はまだしも、そのレベルの魔物となると一撫でで首が飛ぶ。
普通の人間がなにも着ず武器も持たず熊に挑むようなものだ。
だからそれを聞いた瞬間に冒険者達は諦めの言葉を言った。
「もう終わりだ。」
「ここで死ぬしかないのか……」
そこで城の上にレッド・フィールドの他に人が現れた。
一目見た瞬間にハッとなるほどの美しさを纏った純白のドレスを着たカレンが現れる。
「皆のもの聞いてくれ、今回負ければ全てを失う。
そう、全てだ。
自分の親も、愛するものも、又、友であるものもだ。」
それを聞いた冒険者達からの落胆の声がさらに増えた。
「だがしかし、我らが勝ちさえすればそれを守ることができる。
親も、愛するものも、又、友であるものもだ。
すべてを守って冒険者の威厳をもつか、全てを諦め、冒険者の威厳を捨てて絶望を見るのかどちらだ。
私は、一人になろうとも剣をとり、この国を守ろう。民を守ろう。お前たちにその覚悟はあるか?」
それを聞いた瞬間冒険者達の声が空に轟いた。
「王女様だけにまもらせるわけにはいかねぇ。」
「この国は俺らのもんだ。それを守りきらなきゃ男が廃るぜ。」
「言ってくれるぜ。」
「私たちもあのこに負けないようにしないと。」
そこでレッド・フィールドが王女へ近付いていく
「ありがとよ、王女様のお陰で事がはかどりそうだ。」
「当然の事をしたまでだ。お主らがいなければこの国はすでに魔物に呑まれているだろうからな。」
「そうは言ってもあんたほどの王族はそうはいないぜ?
ほとんどが平民だからと見下してるからな。」
「それよりもお主はやることがあるのではないのか?」
「おっと、そうだったなてっきり忘れてたぜ。」
レッド・フィールドは踵を変えして冒険者達の方へ向くと
「そうだ。この闘いは全てを皆賭けている。
もちろんここにいる王女も、俺もだ。
そしてこれは賭けるものを守ることが目標の闘いだが、その為に死んでいくやつは少ない方がいい。
もちろん死者は出るだろう。
その死者を減らすために作戦を今から伝える。
各自、自身の胸に置いていてくれ。
まず始めにだが陣形を言う。
各自弓を描く陣形をしてほしい。
最前列はランクが高いものからだ。そして後ろに幾度にランクが下がるような陣形をしてくれ。そして真ん中に幾度にランクが高くそしてそのなかでも強いものをもっていってくれ。
今回は俺が最前列のど真ん中に行く。
そして、次に言うことがこの作戦において最も重要だ。
魔物のランクに対応して攻撃をしてくれ。死者数を減らすためと迅速に数を減らす目的がある。
さらに、今回も王女の直属の部隊も参加するそうだ。
それとあと三人も参加するそうだ。
強さについては未知だが、ランクSSSにも迫る実力者がいるそうだ。
すまないな、話が長いがこれが本当に最後だ。
お前ら、絶対に死ぬな。
生きて、アルテマにいる愛するものに顔を見せるぞ。」
「「「「「「「「「「おおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」」」」」」」」」」
冒険者達の士気はレッド・フィールドによって高まったようだ。
そしてアルテマの運命を賭けた戦いが始まる。
ブックマークお待ちしてます。




