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『戦国姫の脳内戦略会議』  作者: れんれん


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207話 木津川口の戦い ― 毛利水軍 vs 織田水軍

織田信長が

石山本願寺を完全包囲したことで問題が生まれた。

本願寺は陸では孤立している。

だが――

海がある。

そこに現れたのが西国最強の水軍。

毛利氏

そして瀬戸内海の覇者

村上水軍

毛利は決断する。

「本願寺を見殺しにはできぬ」

総大将

毛利輝元

命令が出される。

「兵糧船を出せ」

瀬戸内海から巨大な船団が動き出した。

海の戦場

場所は

木津川口

大阪湾の入口。

ここを突破すれば

本願寺へ兵糧が届く。

しかしそこに立ちはだかるのは織田水軍。

指揮するのは

九鬼嘉隆

織田の船団は海を封鎖していた。

法螺が鳴る。

毛利水軍の大船団が現れる。

数百隻。

海が黒く染まるほどの軍船。

そして――

村上水軍が叫ぶ。

「突撃!」

海戦が始まる。

毛利水軍の強さ

村上水軍は海戦の天才だった。

船を操る技術。

潮の流れ。

風。

すべてを読む。

織田水軍は押し込まれていく。

火矢が飛ぶ。

鉤縄で船を引き寄せる。

接舷戦。

刀が交わる。

織田軍は崩れた。

毛利の兵糧船は突破する。

そして――

本願寺に兵糧が届いた。

織田軍の包囲は破られた。

これが

第一次木津川口の戦い

織田の敗北だった。

信長の反応

敗報が届く。

家臣が言う。

「毛利水軍は強大」

「海では勝てませぬ」

すると信長は笑う。

「ならば」

「海の戦い方を変える」

信長は命じた。

「鉄の船を作れ」

家臣が驚く。

それが後に伝説になる

鉄甲船。

第二幕

秀吉の中国攻め

一方その頃。

西では別の戦が始まっていた。

指揮官は

豊臣秀吉

信長の命令は単純だった。

「毛利を削れ」

秀吉は答えた。

「任されました」

中国地方戦線

秀吉軍は西へ進む。

しかし毛利は巨大勢力。

正面戦争は危険。

そこで秀吉は別の戦い方をした。

外交。

まず動いたのは

宇喜多直家

備前の大名。

秀吉は密かに接触する。

「織田につけば」

「所領は保証する」

直家は考える。

そして――

寝返る。

毛利の防衛線に穴が開いた。

秀吉の戦い方

秀吉は城を攻めない。

まず

周囲の城を落とす。

兵糧を止める。

味方を増やす。

毛利の勢力を削っていく。

家臣が言う。

「殿」

「時間がかかります」

秀吉は笑う。

「戦は」

「勝てばよい」

毛利本陣

その報告は

毛利輝元

のもとにも届く。

「宇喜多が裏切りました」

家臣が怒る。

「織田め!」

しかし毛利はまだ強い。

中国地方最大勢力。

だが問題がある。

東では

上杉謙信が関東をまとめ始めている。

西では

信長が拡大。

日本は今――

二つの巨大勢力に収束し始めていた。

その頃 ― 桜

報せを聞いた桜は静かに考えていた。

(毛利)

(織田)

(本願寺)

三つの勢力。

桜は思う。

(この戦いは)

(長くなる)

しかし――

(長くなるほど)

(民は苦しむ)

桜の脳内戦略会議が動く。

(止める方法はある)

(ただ一つ)

それは

兵糧。

戦を終わらせる力は

剣ではなく米。

桜は次の策を考え始めていた。

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