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インナーリロゥド  作者: 那鈴
2/4

0Auftakt

 ここがどこか分からない。


 いつからか、私はこれになっていた。


 身体の感覚はない。思考が脳という器から外れ、漂っているような感覚。

 視覚もない。でも、風景は見える。そういう不思議な感覚だった。


 今、私はとりあえずここに居た。周りには私のような人が沢山いる。その人達は、立ち話が八割。ほとんどがチームを作るために奮闘していた。


 私は一人だった。誰も、私のような人に話しかけなかった。


 久しぶりだった。かなり居なくなった。そのお陰で、私は知り合いが居なかった。


「このまま、ソロかな。」


 そう言って、受付に行こうと立ち上がった。今日が最終日だから、そろそろ行かないと出場出来ない。


「貴方ソロなの?」


 話しかけられた。その子は、眼鏡をかけた優等生そうな人だった。実際に見えた訳じゃないけど、多分そうだ。


「そうだけど、何?」

「貴方、私のチームに入りませんか?」


 まさかの誘いだった。


「なぜ一人だけ誘うのか、聴いてもいい?」


「いいですよ。私達は今年ゲームに参加します。あと一人で7人。ちょうど良かったので。」


 正直だな。


「…いいよ。入っても。」


「ありがとうございます!では早速行きましょう!」


 その女の子は私の手を掴み強引に引っ張った。そういう感じがした。手が痛かった。でもその女の子はそんなことを気にせず、とても嬉しそうだった。


 数分とせずに他の五人の所に着いた。


「一人連れてきたよー!」

「ナイスー!」


 そうして彼女達が話し出す。その話を聞くに、どうやら私に話しかけてきた眼鏡の子は、ミレイというようだ。漢字は分からない。


「それで貴方、自己紹介的な?」


 しろと言うことだろう。


「シアと言います。適当に呼んで。」


 そうして手短に終わらそうとした。すると、彼女達がもっとと言ってうるさくしたので、仕方なく続ける。


「手持ちは…ここではあまり言いたくない。弾は、かなりある方だと思う。数えたことがない。」


「そうじゃない!もっとこう…違うの。」

「まぁやってけばわかってくるよ。人のことは。」

「そうだね。」


 彼女達の中で話が進んでいく。私は適当にタイミングを見て、早く受付行かない?と声をかけそこに向かった。


 受付はすんなり終わった。久しぶりだったから色々手こずるかと思ったが、そんなことはなかった。


 そうして私は、明日始まる予選に備え、解散した。


 私だけ自己紹介して少し不平等さを感じたが、試合が始まったらどこかで集合しようと言われた。


 まぁいい。チーム戦は久しぶりらしい。


 そういえば、フィールドの形状も忘れたな…

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