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スキル操作で現代ダンジョンを生き抜く!  作者: ももんが


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64/66

064:秘匿情報の開示

 いつもお読みいただきありがとうございます。

 一日遅れになりましたが、お楽しみいただければ幸いです。


 地下八層を攻略後、一旦帰路についた。

 その道中・・・・・・。


「ヒカル様。どのようにして、ゴブリンキングを一撃で撃退したのでしょうか」

「ああ、あれは・・・・・・」


 そういえば、散弾グレネードの説明をしたことがなかったな。

 グレネードといっても、実銃に装着したM203の弾をモデルに、複数の6mm弾を複数同時に発射する機構が、そのまま魔銃化されたものを散弾グレネードと呼んでいる。

 なので、仕組みとしては、カートには6カ所のバレルがあり、1カ所からは3発の魔弾が発射されるので、どちらかというと散弾銃に近い。

 そして、1回の射撃で、6×3=18発の魔弾が発射される。

 ゴブリンキングには、発射された魔弾の半数は間違いなく命中している。そのうち半数は、オレの運値の影響で、命中した魔弾は間違いなくクリティカル判定され、一度の攻撃で致命傷に至ったと考えられる。


 その辺の内容を、パーティーメンバーとアイさんにざっくり伝えた。


「ヒカル様は、これまでの戦闘でも、頻繁にクリティカルヒットを出していたのですか・・・・・・。わたくし、これまで数える程度しかクリティカルヒットを見たことがないなのですが」

「だねー。あーしは戦闘職だけど、あーし自身も数回しかクリティカルを出したことないし」


 クリティカルヒットって、そこまでレアな感じだったのか。パーティーメンバー以外には、この稀有な情報はバレないようにした方がよさそうだな。


「輝様。今のお話は、おそらくダンジョン省も把握してない内容と思われます。できれば、藍澤様・・・・・・、ダンジョンのアイザワ代表に共有していただければ幸いです」

「ですね。サポートについてもお話をしたいので、出来れば近いうちにお会いできるようにしてもらえますか」

「承知しました」


 そう言うと、どこかに連絡をしている様子。通常の携帯端末は電波が届かないはずなので、おそらくは何か別な方法で外へ連絡を行っていると思われる。そんな方法があるのか・・・・・・。


「輝様。この後お時間はございますか。お時間があるようなら、ダンジョンから出た後、藍澤様とお会いするセッティングは可能です」

「問題ありません」

「では、ダンジョン離脱後に、会談をよろしくお願いいたします」


 数日後に改めてって思っていたんだけど、いきなり会談になってしまった。

 うーん。話すことを纏めないと・・・・・・。


☆☆☆


 川越ダンジョンから出た後、まっすぐにダンジョンのアイザワ専用ブリーフィングルームへと向かっている。

 藍澤代表は、既に到着して部屋で待機しているらしい。


「アイさん。オレ臭くないですか?」

「はい?」

「や、ダンジョンから出てすぐだから、汗臭いかなと思いまして」

「なるほど・・・・・・」


 アイさんは考えるまでもなく、オレたち全員にクリーンの魔法をかけてくれて、一瞬のうちに身体の匂いが気にならなくなる。

 おお、助かった。


 そうこうしているうちに、ブリーフィングルームへと到着し、アイさんがノックをする。


「どうぞ」


 すぐに相澤代表から返事があったので入室する。


天真(てんま)君、朝ぶりだね。我々からのサポートに関して話があるとか」

「はい。基本的にお受けしたいと考えています。ただ、公表されていないダンジョン情報の扱いが分からなくて・・・・・・」

「ほう、それは興味深い話だが・・・・・・。ダンジョンで得た情報を開示する義務はない。ないが、情報内容次第では、それなりの価格で情報を買い取ってもらえるはずだ。もちろん、うちの社でも買取は行っている。今話せるようなら、簡易的なNDA・・・・・・機密保持契約を行い、後日正式な契約を交わすことをお勧めする」


 オレは迷わず簡易NDAを交わした後、いくつかのダンジョン情報を開示した。

 開示した内容は・・・・・・

 ・クリティカルヒットのこと

 ・ダンジョン吸収アイテムについて

  ⇒作成方法

  ⇒吸収アイテム化するまでの期間

 ・ダンジョンマスターについて

  ⇒ダンジョンの設定が可能

   出現する魔物タイプの変更

   難易度の変更

   ドロップ内容の変更

  ⇒他のダンジョンに繋げることができる

   繋がる範囲は検証中

   神条ダンジョンからは、川越ダンジョンと小手指ダンジョンに接続可能

   川越ダンジョンとの接続はテスト済み


 この情報を聞いた藍澤代表は、しばらくの間考え込んでいる様子。


「その情報はすさまじい内容だな。どの話も聞いたことがないものばかりだ」


 ほんの少し間を置いた後・・・・・・


「しかし、ダンジョンマスターか・・・・・・。これは世界がひっくり返るほどセンセーショナルな情報だ。・・・・・・天真君、近いうちに、ダンジョンマスターによるダンジョン操作の案内を頼めないか」

「承知しました」


 みんなのスケジュール次第だけど、来週は神条ダンジョンから川越ダンジョンにアクセスだな。いずれは、神条ダンジョン経由で川越ダンジョンを攻略してみたいな。




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お読みいただきありがとうございました。 初投稿作品です。お手柔らかにお願いします!
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