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スキル操作で現代ダンジョンを生き抜く!  作者: ももんが


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61/62

061:さらに深層へ

お待たせいたしました。

身内に不幸があったため、しばらくお休みさせていただきました。

 今回の目的だったヒールスパイダーの討伐は為し得ることができた。

 本来は、この時点で帰投するのが、もっとも無難な選択なはずだ。

 だけど、メンバー全員を見渡したところ、体力的にも精神的にもまだまだ余裕がありそうな状況だ。

 しかも、目的を達成したことでアドレナリンが分泌され、各自の集中力は最大限に高まっている。


 ちらっとアイさんを見ると……その表情は、まだおれたちの判断に任せるって感じか。


「今日の目標は、ここまでで達成したけど、体力と精神的な問題がなければ、更に奥へと進もうと思うので、各自状態の報告!」


 オレの言葉で、各自は自己分析を行う。


「まずはヒメ」

「体力的には問題ございません。MPも1/4程度の消費しかしていないので、当面は問題ございません」


 バックアップの要でもあるヒメは問題なしか。


「次にアネゴ」

「あー、ほぼ問題なし。MP4程度消費程度」


 なるほど。そんな感じか。であれば美玖も同等程度か?


「次にミク」

「私も問題なし。MP3程度消費?」


 思った以上にメンバーの消耗は少ないな。三人共にヤバいくらいチートキャラにしてしまった感が拭えないが、とにかくこの先へも問題なく進めそうだ。

 オレ自身、積極的に戦闘への参加を行っていたこともあるが、残数値的には最もオレがザコい結果になってしまったな。もう少し全員が均等に消耗することを意識しないと。


「自分も疲労感無し。MPは半分ほど消費。目標到達まではMP節約で行動する。アネゴ、ミクはフォロー頼む。目標は、次のハードルと考えられるB8に出現するゴブリンキング。但し、進行途中で厳しいようなら、すぐに撤退へと切り替える」

「「「了!」」」


 そうはいっても、目標の階層B8に到達するまでには、B6、B7の二階層を攻略しなければならない。

 そこで出現する魔物のほとんどは、これまでの階層で出現した魔物と同等なので、それほど高いハードルになるとは思えないけど、それでも油断は禁物だ。

 万が一数の暴力に遭遇したのなら、一気に形勢は不利になることも考えられる。

 この先も足を抄われないように、ドローンをうまく使い油断が無いよう新調に進んでいこう。


 まずはB6。

 オレは、一旦MP温存のため、攻撃パターンA……ミクとアネゴが先頭で、その後ろでオレがフォローする形で進行していく。

 フォロー側に回ったことで、先行したドローンが送信してくる魔物情報の整理が余裕になり、ミクとアネゴを中心にした魔物への攻撃指示が、容易にできるようになった。


 しばらく進んでいくと、先行したドローンから三匹の魔物情報が送られてくる。

 少し手前にホブゴブリンが一匹、その少し後方にゴブリンアーチャーが二匹生息している映像がゴーグルに映し出される。


「通路先に三匹の魔物を補足」

「「こちらでも補足済み」」


 この先に進めば、三匹の魔物とも視界に入る。


「攻撃目標アーチャー。視認次第攻撃開始」


 攻撃目標を指示した後、ハンドサインで移動の指示を出すと、ミクとアネゴが移動開始。

 その後ろにオレが付き、最後方からヒメが続く。


「「アーチャー捕捉」」


 ミクとアネゴから、ほぼ同時にアーチャー捕捉の無線が入ったと同時に魔銃の射撃音が聞こえる。

 二人共、ゴブリンアーチャーをヘッドショット一発で仕留めた。

 お見事! オレもそれに続いて、手前のホブゴブリンを仕留める。


 うん。三匹だったとはいえ、余力がある状態での討伐完了だ。この感じなら、問題なくこの先へと進めそうだ。


 結果的に、B6、B7階層とも危なげなく進み、各階層10匹強の魔物を討伐し、なかなかの量の魔石やスキルジュエルを入手し、いよいよB8へと続く階段へと到着した。

 魔物のトドメはオレじゃない場合が多いため、異常なまでのドロップ品……とまでは行かなかったが……。


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